※2018年12月期決算データ反映、コメント刷新(2019/3/24)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はJPモルガン・チェース(JPM)をご紹介します。

基本情報

会社名JPモルガン・チェース
ティッカーJPM
創業1799年
上場1969年
決算12月
本社所在地ニューヨーク州
従業員数250,000
セクター金融
S&P格付A-
監査法人PwC
ダウ30
S&P100
S&P500
ナスダック100×
ラッセル1000

地域別売上構成比

セグメント別営業収益構成比

業績

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

8年

過去10年の配当成長

年率+12.9%

この10年で配当は3.4倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2009~2018):+14.5%
過去20年(1999~2018):+6.7%
過去30年(1989~2018):+11.5%

バリュエーション指標(2019/3/24時点)

予想PER:9.5倍 最新情報はこちら

PBR:1.4倍 最新情報はこちら

配当利回り:3.2% 最新情報はこち

コメント

JPモルガン・チェース(JPM)は2000年にJPモルガンとチェースが合併してできた世界最大の金融機関です。NYダウ30銘柄です。

総資産は2.6兆ドルもあります。時価総額でもウェルズファーゴを抜き世界トップの金融機関になりました。今、米国銀行の時価総額は1位JPモルガン、2位バンカメ、3位ウェルズ・ファーゴとなっています。

売上高の76%が米国内です。

開示セグメントは以下の4つ。
・消費者向け銀行業務(CCB)
・投資銀行業務(CIB)
・ウェルスマネジメント(AWM)
・商業銀行業務(CB)

JPモルガンは、M&Aアドバイスや証券発行サポートなどの投資銀行業務を担っています。チェースは米国内の個人や中小企業向けの金融サービスを提供しています。売上規模としては、チェースの商業銀行業務の方がJPモルガンの投資銀行業務よりも大きいです。売上全体の45%が個人及び中小企業向けの銀行業務(CCB)です。

財務データを確認しましょう。

グラフにはありませんがFY08はリーマンショックの影響で営業収益(売上高)は大きく落ち込みました。FY09以降は持ち直し、950億~1000億ドル強で安定推移しています。この10年で純利益率が改善してきたことが見て取れます。

FY18の営業収益(売上高)は1,090億ドルで前年比+8%と好調。ローン残高の伸び、金利マージンの拡大が追い風となり消費者向け銀行部門が+12%。純受取利息は551億ドルでした(前年FY17は501億ドル)。投資銀行部門も約5%の伸びを記録。M&Aのアドバイザリー手数料が増えました。

FY18の純利益は325億ドルで前年比+33%。前年FY17は税制改革関連の特別損失を24億ドル計上していました。この影響を除いても増益を確保。ROEは13%に改善しています。PBRは1.4倍でやや高め。

バランスシートを見てみましょう。貸出金が総資産の38%とやや少ない印象。貸出金以外の主な資産項目としては、有価証券(トレーディング資産など)と現預金が多いです。調達側(BSの右側)は、預金が6割弱で借入金が1割、自己資本が1割、その他負債2割といったところです。

FY11以降、増配を続けています。FY18には200億ドルもの自社株買いも実施しています。総還元性向はほぼ100%。