【LOW銘柄分析】ロウズカンパニーズは連続増配50年超の隠れ優良企業だ!
S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。
データソースはMorningstarです。
今回はロウズ・カンパニーズ(LOW)をご紹介します。
ロウズ財務情報
基本情報
地域別売上高
アメリカ、カナダ、メキシコに1855店舗を展開
事業構成
ホームセンター(業界トップはホームデポ)
業績
(単位:百万USD)
財政状態
キャッシュフロー
(単位:百万USD)
株主還元
連続増配年数
53年!
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ロウズ・カンパニーズ(LOW)
感想
バロンズの推奨高配当銘柄に挙がっていたので調べてみた。
参考記事
割安な高配当銘柄を探す方法 その必要性はあるのか?
恥ずかしながらロウズ・カンパニーズ(LOW)は名前は聞いたことはあったが、よく知らない会社であった。恐らく米国株の経験豊富な投資家の中では当然把握している銘柄なのであろう。
先ず驚いたのが連続増配年数が53年ということ。これは数ある米国企業の中でもトップクラスであろう。コカ・コーラやジョンソンエンドジョンソンと同水準である。
ホームデポ(HD)と同じホームセンターで、近年は小型店から大型店に業態を変えたようである。
業績は安定しながらも、徐々に成長している。利益率は低いがこれはホームセンターという業種柄仕方ないと思われる。ROEは最近は30%ほどある。
2016年2月にカナダの同業ロナを23億米ドルで買収することを発表しており、これにより今後売上高も増加するであろう。
営業CFは毎年安定して43億ドルほど稼いでいる。フリーCFも安定しているが07年~09年に落ち込んでいる、詳細は不明だがリーマンショックの影響か?
営業CFマージンは8%ほどで高くない。これはホームデポと同じ傾向である。ホームデポの同比率は10%ほどである。
参考記事
【HD銘柄分析】ホームデポ 米国最大のホームセンターは超優良企業だった!
DPSは連続増配53年だから当然上昇しており、配当性向も40%ほどでまだ増配余地はある。自社株買いもしっかり行っており、過去5年平均の総還元性向はなんと150%!
S&P100構成銘柄だし、有名な企業なのであろうが私はあまり知らなかった。
調べてみてよかった。こんな優良企業がまだあったのか。さすが米国。
ロウズはITバブル崩壊もリーマンショックをも超えて増配を続けてきた優良企業である。