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【CVS銘柄分析】CVSヘルスは米国最大のドラッグストア

   

※2016年度データ更新済み
※記事更新(2017/11/20)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はCVSヘルス(CVS)をご紹介します。


   CVS財務情報

基本情報

会社名 CVSヘルス
ティッカー CVS
創業 1892年
上場 1952年
決算 12月
本社所在地 ロードアイランド州
従業員数 204,000
セクター 生活必需品
S&P格付 BBB+
監査法人 EY
ダウ30 ×
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別売上高

米国のみ。

 

事業構成

CVS事業構成

 

業績

 

キャッシュフロー

 

株主還元

 

連続増配年数

9年

 

バリュエーション指標等(2017/11/19時点)

PER:14.1倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.8% 最新情報はこちら

配当性向:34% 最新情報はこちら

 

感想

CVSヘルスは2007年に薬局のCVSと薬剤給付管理(PMB)大手のケアマークが経営統合してできた、米国最大のドラッグストアです。

ケアマークとの統合時点の会社名はCVSケアマークでたばこ製品の販売も手掛けていました。しかし、国民の健康を増進するという理念を優先させ20億ドル規模のたばこ販売を止め、企業名もCVSヘルスと変更した経緯があります。

ドラッグストアと言うと日本の「マツモトキヨシ」みたいな小売りをイメージするかもしれませんが、CVSの事業内容はより医療専門的です。医薬品の販売店に簡易的なクリニックを併設していますし、近年は医薬品小売りよりも薬剤給付・医療事業が伸びています。

PBM(薬剤給付管理)事業が売上高の6割以上を占めます。PBM事業では、患者さんと製薬会社の間に立って、低コストかつ高パフォーマンスな医薬品を推奨医薬品リストとして作成します。製薬会社は推奨医薬品リストに選出されないと売上が立たないので、PBM側の交渉力はかなり強いと推測します。

2015年8月に長期介護給付専門(介護施設向け薬剤給付サービスなど)のオムニケアを買収しました。PBMは成長優先で利益率が低いので、オムニケアとの統合で収益改善を図りました。米国でも高齢化が進む中、高齢者に対するプレゼンスが拡大できることは長期的にCVSの収益に貢献することが期待できるでしょう。

今年2017年10月には医療保険大手エトナを買収するとの報道がありました。買収規模は600億ドル超になると思われ、実現すれば今年最大のディールになる可能性が高いです。アマゾンが調剤業界への進出を検討していることを受けての対応策だと言われています。

CVSヘルスの過去10年分の財務データを見てみました。

売上高は大きく成長しています。10年間のCAGR(年平均成長率)は15%にもなります。オーガニックな成長だけでなく、M&Aも積極的に行っています。グラフには載せていませんが、営業利益率は6%ほどが続いています。収益性を損なうことなく成長しています。

キャッシュフローも売上高に連動する形で毎年安定して増加しています。営業CFマージンは小売り事業ということで6%とやや低めです。PBM事業も利益率は高くないです。なお、競合のウォルグリーンズ(WBA)の営業CFマージンも同程度です。

配当も毎年成長しています。配当よりも自社株買いの金額が莫大で、直近5年間で総配当金額の3倍以上の自社株買いを実施しました。総還元性向は100%を超えています。積極的にM&Aを実施している中ではありますが、株主への還元もしっかり行っています。

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