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【BTI銘柄分析】ブリティッシュ・アメリカン・タバコは超高収益な世界最大のタバコ会社

   

※過去10年分データに更新、記事内容更新(2017/11/4)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。(今回は5年分データしかありません、ご了承下さい。)

データソースはMorningstarです。

今回はブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)をご紹介します。英国ロンドンに本社を置く企業でADRとしてNYに上場。


  BTI財務情報

基本情報

会社名 ブリティッシュ・アメリカン・タバコ
ティッカー BTI
創業 1902年
上場
決算 12月
本社所在地 ロンドン
従業員数 61,053
セクター 生活必需品

 

地域別売上高

 

業績

 

キャッシュフロー

 

株主還元

※株主還元のみ単位はポンドではなくドルです。ご承知おきください。

 

バリュエーション指標(2017/11/4時点)

PER:21.9倍 最新情報はこちら

配当利回り:3.4% 最新情報はこちら

配当性向:63% 最新情報はこちら

 

感想

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)は、ラッキーストライク、ケント、クールなどのブランドを有するタバコ会社です。世界180か国でビジネスを展開しています。

2016年10月に米同業レイノルズ・アメリカンを買収し、フィリップモリスを抜いて世界最大のタバコ会社となりました。BTIはかねてよりレイノルズの株式42%を保有していましたが、残りの未保有株58%相当を取得するに至りました。

BTIはレイノルズ買収で米国でのタバコ事業を手に入れました。米国のタバコ事業は他国に比べて利益率が高いです。レイノルズの買収は統合によるコスト削減効果は少ないと言われていますが、米国事業の高い利益率が買収判断を後押ししました。

たばこを燃やさない加熱式たばこが主流になりつつあります。私の同僚はフィリップモリスの「アイコス」とJTの「プルームテック」を愛用しています。「プルームテック」の方が味は薄いけど健康的らしいです。

ブリティッシュ・アメリカン・タバコは来年2018年に、加熱式たばこ端末「グロー」を米国FDAに申請する予定です。

BTIの過去10年分の財務データを確認しました。

売上高は130億~150億ポンド程度で安定しています。FY16はポンド安の追い風もあったと思われます。レイノルズ買収が寄与するのは主にFY17からです。

グロスマージン(粗利率)は何と約77%もあります。一体どんな商売したらこんな粗利になるんだ、、と思わされる利益率です。製造業の粗利率ではありません。粗利益とは「売上高-売上原価」で、「粗利益/売上高」がグロスマージン(粗利率)です。粗利率が77%ってことは23円で作った商品を100円で販売しているということです。暴利ですね・・。

儲かった分しっかり税金を納めていますが、その税金コストを差し引いてもめちゃくちゃ高収益なことがわかります。税引後の純利益率は30%を超えています。

キャッシュフローも当然安定しています。営業CFもフリーCFも高水準です。たばこ会社は設備投資が不要で、フリーCFが潤沢なのが特徴です。フリーCFが潤沢なので株主還元額も莫大になります。営業CFマージンは30%もあります。フィリップモリスと同水準です。

株主還元もしっかりです。DPS(一株当たり配当)は、直近ドルベースでは減少していますが現地ポンドベースでは増配が続いていると思われます。莫大な営業CFを原資として今後も引き続きの増配が期待できます。

ここ2年ほど自社株買いの金額は少ないですが、これはレイノルズ買収にキャッシュを回しているためだと推測します。この2年間の総還元性向は65%ほどですが、今後はまた100%まで引き上げると思われます。

為替の問題もあるので単純に比較はできませんが、PLを比較する限りフィリップモリスの収益性を超えているように感じます。

英国ADRということで、現地源泉税がないのでNISAと相性が良いです。

購入候補に挙げたい超優良ADRであるが楽天証券では買えないようだ、、残念。

2017年11月現在、楽天証券でも取り扱っています。

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