日本は品質の割に値段が安いと言われます。
都内の居酒屋でちょっと飲んでおつまみ数品注文しても、店によりますが一人3千円あれば足ります。「せんべろ(千円でべろべろに酔える)」という言葉まであるくらいです。吉野家や松屋に行けば数百円で美味い牛丼にありつけます。東京ではあまり見ないけど、福岡ではワンコイン・ランチは珍しくなかったです。
欧米では日本みたいに安いお店はあまりないらしいです。私は海外経験がほとんどないので、伝聞やネットに基づく情報ですが。ラーメンは10ドルくらいするらしいです。3年ほど前旅行でベルギーに行った時は、確かにレストランでの食事の値段は日本より高かったです。観光地に行ったせいもあるでしょうが、10ユーロじゃまず食べれないです。最低20ユーロは掛かった記憶があります。
まあ、海外との比較という相対的な視点ではなく、単純に絶対的に見て日本の物価は安いと感じます。お昼は外食することが多いんですが、「こんな美味いステーキ定食を1,100円で食べていいのか!?」ってたまに思います。
なんで日本の物価は他国より安いのか?
・・を議論する前提として為替レートがあります。
アメリカ人にとって日本の物価が安いか高いかはドル円のレート次第です。今の為替レートで見て日本の物価は安いと言われています。1100円のステーキ定食をドルに換算(1ドル110円)すればちょうど10ドル。アメリカに行って10ドルで同じステーキ定食は出てこないと思います。やはり日本クオリティーです。
ん、でもおかしくないか??
外国為替市場が合理的なら、二国間の物価が概ね等しい水準まで為替は調整されるはずです。俗に言う購買力平価です。ビッグマック指数なるものもありますよね。
仮に日本の定食屋で出てくるステーキ定食が、アメリカでは20ドルで提供されるとしましょう。そうすると、1ドル55円まで円高が進む必要があります。
さすがに1ドル55円は極論でしょうか。ただ、為替レートが長期的には二国間の物価に連動するならば、今の円は安過ぎるかもしれません。異常な円安なのかも。
なぜ、日本と米国の物価が均等になるまで円高が進まないのか?
色んな理由がありそうですが、一つ言えるのは金融市場ではないという点です。金融取引では割安な資産を求めてマネーが国境を超えて飛び回ります。PCの前で大勢の投資家がポチっとやるだけでマネーは動きます。金融市場はアービトラージ(裁定取引)が簡単で非合理な価格のミスはすぐに修正されます。ブラジル株が安いと見れば、世界のマネーがぶわぁーっとブラジル株式市場に集まり、ドル高レアル安でブラジル経済不安が高まると見れば即座に資金は逃避します。
でも、実体経済はそうはなりません。アメリカより日本のステーキ定食の方が安くて美味いからと言って、わざわざ飛行機に乗って日本まで来て飯食って帰る、んなアホな人はいませんよねw。飛行機チケットだけで数十万円掛かりますし。実際の世の中にある商品やサービスの2国間の価格差は、そう簡単には埋まりません。
とは言え、安くて高品質な商品・サービスがたくさんある日本に魅力を感じて、中国人をはじめ多くの外国人が実際に日本を訪れています。たまに都内のホテルに泊まるんですが、ロビーやレストランから日本語は聞こえてきません。聞こえてくるのは中国語です。
以下は1964年~2017年までの訪日外国人数の推移です。
(参考外部リンクはこちら)
これだけの多くの外国人が日本を訪れ、お金を落としています。つまり円を買っています。これは円高要因です。こうやってコスパの良い商品を求めて多くのマネーが集まるのが市場経済です。
日本の品質の割に安価なサービスを求める円買い需要は確かにあるのですが、こういった観光客の円買い程度では為替市場に大きなインパクトを与えられないのでしょう。ドル円の為替レートが二国間の物価から推測されるレートよりも円安ドル高に見えるのは、実体経済に流通する商品・サービスのアービトラージが困難という事情があるように思います。
そんなわけで、訪日観光客の円買い需要程度は補正されないくらい円は安くなっているように見えます。だから、海外から日本の物価は安いと言われます。
てか、(個人的感覚ですが)絶対的に見ても日本の物価は安いと思います。特にランチ等の食費は安過ぎる。時間給で考えれば、20分の労働で美味い定食が食える感じです。
だから、ドル円の為替レート云々という問題でもない気もします。やっぱり、日本の物価は実際に安い。為替の問題じゃない。過剰な円安なんじゃなくって、今のレートはむしろ正当なのかもしれない。
じゃあ、何が日本の低い物価をもたらしているのか?
日本の労働者の真面目で勤勉な仕事っぷりがもたらしているんじゃないかと、私は思います。
本当は僕がお昼に頂いたステーキ定食は1500円はするんじゃないか?
でも、僕はそれを1100円で食べれた。
差額の400円は誰が負担しているのか?
従業員が負担してるんじゃないかなって思います。
日本では時給1000円のアルバイトも文句を言わず真面目に働いてくれます。私はよく成城石井に行くのですが、そこのレジのお姉さんの愛想の良さには感動します。いつも素敵な笑顔で癒されます。接客もすっごく丁寧。
そういう目に見えるレジから、普段は表に出てこない裏方の仕事まで日本人はもらっている給料以上に勤勉に働いている気がします。それが値段の割に高品質なサービスを生んでいるように思うんです。
これは悪く言えば搾取、ブラック企業です。労働者をこき使うってこと。確かに、そういう倫理観が欠如した企業もあるとは思います。しかし、私は日本人の勤勉な態度は国民性、文化かなって思います。日本人って正社員もパートもみんな仕事に真面目だと思いませんか。普段仕事をしていてホントそれを感じます。
これは日本の大きな強みだと思います。
AIが人の仕事を奪う時代、ロボットにはできないよりクリエイティブな仕事をやらねばという風潮が世の中にはあるようです。ですが、クリエイティブな仕事ってなんやねん?っていう思いも同時にあります。
コツコツ真面目に勤勉に仕事を行うこともクリエイティブさと同じくらい大切だと思うんです。一人一人の地味でひたむきな努力が重なって、今の豊かな日本経済ができ上がっているんじゃないでしょうか。それが、世界から驚愕されるほど高品質低価格な商品・サービスを生み出している気がしてならないです。
表面的にお金の面だけ見れば、本来労働者に配分されるべき資源が消費者に移転しているように思います。でもまあ、労働者はみな消費者でもあるわけですから、損得トントンかな。消費者でしかない訪日外国人観光客にとっては日本は天国かもしれません。
僕は日本が好きです。海外と比較できるほど経験がなく客観的な視点で見れているわけではないですが、普通に日本は便利で安全で良い国です。その魅力の主な源泉は日本人の勤勉性だと思います。為替(円安)のせいだけじゃない。
Hiroさん こんにちは。
いつも大変勉強になる記事を書いて頂いてありがとうございます。ぼくが米国株への投資に踏み込んだのもHiroさんのブログに出会ったのがきっかけです。
日本は確かにコストパフォーマンスが高いものが多いですね。生活必需品は特にそうです。
ぼくは台湾人であり、日本の商社でお肉を扱っている部署に配属され、今年中国に派遣されました。
いつも同僚の間で良く話しに出るのは、日本の「フードコスト」が異常に安い事です。年収1000万円超えの人と年収500万円の人で消費できる食べ物の差はほとんどありません。これは他の国ではほぼありえない事です。
一方、日本の交通費、通信料、水道光熱費はふざけるなと言いたいほどに高いです。ぼくが何を言いたいかと言うと、日本のフードコストの低さは他のコストに移転しているのでは無いかと思います。その為、食べ物だけでなく他の消費財や生活必需の支出も比較して見ては如何でしょうか。面白い発見があるかもしれません。
あくまでも私見ですのでご参考迄。
追伸:日本のお肉は本当にコスパが高いです。世界一だと思いますよ。日本のお肉業界がドロドロに競争してるのが悪いですけどね。
ししさん、はじめまして。
専門の方からも同じ意見を頂けると、自分の感覚が正しいんだって思えます。
やっぱり日本の食費は安いですよね。
>年収1000万円超えの人と年収500万円の人で消費できる食べ物の差はほとんどありません
確かに年収500万円(企業の中堅くらい?)と1000万円(大手企業の管理職)とで普段食べているものに差はないように思います。
それくらい、日本では安くても美味しいものがたくさんあるということだと思います。
そもそも所得水準によって生活地域が分かれるという考えもあまりないです。
一部の高級住宅街と呼ばれるところは確かにありますが、そこにあるお店が特別というわけでもありません(住んだことありませんが)。
日本は貧富の差が小さく均質的に豊かな国だと思います。社会主義的資本主義と揶揄されるのも納得です。
>日本の交通費、通信料、水道光熱費はふざけるなと言いたいほどに高い
へ~、そうなんですね!
これはすっごく意外なご意見です。特に日本の交通費は激安だと個人的に思っていました。
都内にいれば数百円の運賃で電車でどこでも行けます。
日本がおかしいのは自動車の保有コストが高過ぎることだと思っています。都内で車を持とうと思う人(特に若者)はほとんどいません。
水道光熱費も高いと感じたことはありませんでした。
通信費は確かにちょっと高いのかもしれませんが、米国ではもっと高いと聞いたことがあります。
台湾は日本よりももっと交通費や水道光熱費が安いんですね。生活しやすそうです。
私は都内の電車網の恩恵を享受しており、日本の交通費が高いと思ったことは一度もなく、とても意外で面白いご意見でした。
コメントありがとうございます。
やはり自分と全く異なる業界にいらっしゃる方の視点はとても新鮮で勉強になります。
これからもよろしくお願いします。コメントもいつでも大歓迎です。
内外価格差の是正がある程度進んだことも、物価安の要因だと思いますね。
規制緩和による価格競争、ITによる在庫管理と流通管理の改善、それに伴う中間マージンのカットなど、企業努力が背景にあります。
為替は基本的に、内外金利差によって決まるので、日銀のマイナス金利政策が続く限りは円安傾向が継続すると思われます。
ITの進歩は確実に生活コストを落としましたよね。
今の若者がガツガツ出世を求めないのは、結局のところ社会の生活コストが下がってお金をたくさん稼ぐ必要がなくなったからだと思っています。
社会保障など問題は山積みですが、世の中は確実に改善していると思います。環境問題など解決の方向性が定まっていない問題(外部不経済)もありますが。
最近市場が荒れてもあまり円が買われないな~と思っています。当面は円安圧力でしょうか。まあ米国がこれだけ利上げしていれば当然か。
だとしたら、何故海外の製造業とかは日本で製造しないのですか?
日本の家電メーカーは、海外で価格競争力がないのですか?
日本だけがやはりずっとデフレだからなんだろうと思います。
日本のデフレ経済が根本原因というのは私も同意見です。
「アメリカ人はたくさん稼いでたくさん使います。」最近、米国在住の読者さんから頂いたメッセージの一部です。
どうも、いつもお世話になります。
日本の食費が安いのは実感します。ただ私はそれは駄目なことだと思っています。すいません。
先日激安スーパーに行くと、豆腐1丁28円で売ってました。正直、これはいかんやろうと。こんな値段で売っていては従業員も生産者も儲かるはずがない。
これは一例ですが、この豆腐の安さが日本の問題点じゃないかとwww。
欧米並に価格をあげてやれば、従業員や生産者の給料ももっと上がる。
小売りや卸売業は他の業界に比べて、給料は安いです。かつ日本における労働者の割合は、小売り業は高い。なので激安食費によって、けっこうな数の労働者が割を食ってると思います。
おそらく農家や漁師などの生産者に跡継ぎがいないのも、儲からないのが主因でしょう。儲からないから、違う仕事を探すんじゃないでしょうかね。
最近、政府は外国人労働者を増やそうとしているみたいですが、外国人労働者は韓国や台湾との奪い合いみたいですね。
日本の給料は特に高くないようです。確かに1人当たりGDPをみると、韓国とはそんなに差はないです。
日本がもっとインフレが進んで給料が高ければ、日本一択でしょうけど。
介護や小売りなどは人手不足感が強いらしいですが、給料が安いから外国人もこないんじゃないでしょうか。他の儲かる業界には行っても。
ちゃんと利益とって給料をやらないと、やる人がいなくなっちゃうのではないか、そして段々と食品産業が成り立たなくなると危惧しています。
値段を上げて利益をしっかり取っていかないと、巡り巡って色々な問題を生むのではないかと思います。
長くなり申しわけないです。
こんばんは。
お世話様です。
普段食材の買い物をしないので、豆腐1丁28円が安いか高いかわかりません(笑)
でも何となく安いのはわかります。
セブンイレブンで冷奴とか買うと200円近くしますから。(こういう総菜しか買わない)
食費が安いと消費者は嬉しいけど、事業者は辛いですね。
市場経済でビジネスをやっているわけですが、美味しい食品がこんな安くなる理由は何なのだろうか?ってたまに思います。
商品に自信があるなら値上げすればいいけど、競争が激しいからそれができないわけですね。
つまるところ、経済全体が豊かになっているから食費に掛かるコストが相対的に低下しているのかもしれません。
そういうビジネスの付加価値が相対的に落ちているというか・・。
給料が安くても従業員が辞めないなら、経営者は給料を大きくは上げない。
それは労働者に還元すべきと経営者が批難されるべき点もあるかもしれませんが、経済合理的な行動とも言えます。
>日本がもっとインフレが進んで給料が高ければ
結局、そこが問題というご意見が多いですね。
なんとかインフレ経済軌道に乗って欲しいところ。その兆しはあります。
はじめまして。いつも楽しく拝見してます。
「日本の物価が安いのは」単純にデフレだからです。デフレで所得が減って消費・投資が減ったからです。きかっけはバブル崩壊後の97年の消費税増税と緊縮財政です。97年の500兆円をピークにチャートはなべ底状態が続きました。97年の水準に戻ったのはほんの2、3年前です。
OECD加盟国の中で20年前からGDPがほとんど伸びていなかったのは日本だけで先進7か国(G7)で見ても20年前と比較すると1.5~1.8倍、米国は2.3倍伸びています。GDPの増加は労働者所得の増加と相関します。当時の日本の労働者平均年収は500万台半ばだったと記憶してますが今は400万台半ばくらい。これは非正規雇用者がバブル期800万人だったのが2015年に2000万人を超えたということにも反映されています。日本が他の先進国並みの成長を果たしていれば今頃平均年収は800万前後にはなっていたはずですし吉野家の牛丼がワンコインで食べられるなんてことはあり得なかったです。
フランスの歴史人口学者のエマニュエル・トッドの著作の中に「経済成長を止めた国は観光産業に目を向ける」という記述がありました。経済成長しない国は物価上昇しないので経済成長している(所得がふえている)国の人々からするとコスパが高い商品が多くなるのは当然です。だから中国人の爆買い現象が起きたんです。観光立国推進なんてほどほどにして将来世代のための技術開発やインフラ整備にしっかり投資してほしいものです。
はじめまして、こんばんは。
詳しいご説明ありがとうございます。とても勉強になりました。
デフレで日本の物価が上昇していないのは理解しているつもりなのですが、の割に商品・サービスのクオリティが高いのはなぜだろう?って思うことが多いです。
>経済成長しない国は物価上昇しないので経済成長している(所得がふえている)国の人々からするとコスパが高い商品が多くなるのは当然
そこについて、経済成長していないのに日本のクオリティが他国より高いものが多いのはなぜだろう??
って疑問が昔からあり、それを無理やり言語化してみた次第です。
皆さん、結局のところデフレが問題というご意見で共通してますね。
やはり、そこが一番ネックでしょうか。
私も社会人になって投資を始めてお金の勉強をしてから、なぜデフレが悪いのか芯から理解できました。
学生の頃は物価が安くなってええやんって思ってましたけど、放置するだけで貨幣の価値が増加するのは経済に悪影響です。
デフレになるくらいなら、ちょっと激しいインフレの方がマシです。
20年で年収が増えないというのは寂しいもんです。
実質が変わらなくてもいいから、名目だけでもいいから賃金って上がると嬉しいもんですが。
そりゃ日本に節約マインドが蔓延するわけです。
>経済成長を止めた国は観光産業に目を向ける
なるほど、面白い発想だと思いました。
観光産業に頼る国と言えばトルコやギリシャを思い出します。その記述は正しいようです。
ギリシャなどは魅力的な観光名所があるからかと思ってましたが、物価安も人気の一因ですね。
それでも実体経済のアービトラージはたかが知れているわけか。
>中国人の爆買い現象が起きた
これはホントに感じます。
鈍感な私でも感じるくらい、この10年で中国人増えました。
観光施設に行くと中国語ばかり聞こえています。
先日、大分の温泉旅館に両親を連れていったのですが、そこも中国人ばかりでした。
都内でホテルに泊まっても同じです。
そうやって日本にお金を落としてくれることは有り難いことですが、トッドさんの記述を読むと複雑な気持ちになります。
ちなみに観光経済学では、来訪外国人が来訪して金を落としていくことを輸出と同義として捉えるらしいですね。以前読んだ観光経済学の本に書いてありました。
良く考えたらそうかと思いますが、それを読んだ時はなるほどと思いました。
へ~、それは雑学ですね。知りませんでした。
たまに思うのですが、「観光収入」って何を以ってそう定義するのか難しいですよね。
浅草で外国人がお好み焼き食べたら観光、現地の日本人が食べたら観光じゃない・・。
宿泊費とかはまだわかりやすいですが。
観光が輸出、、確かに言われてみればその通りですね。
輸出が増えれば円高になるはずですが、物価を見るにやはり円は安い。
訪日外国人にとって日本は天国だろうな。
こんばんは。スミマセン、長文になってしまいました。
商品やサービスの質の高さについて確かな情報は持ち合わせてはいませんがあえて推測するのであれば、50年代半ばから73年にかけた高度経済成長期、GNP(この時期はGDPは用いられていなかったようですが数値はほぼ同じだそうです。)は毎年実質で10%前後の成長を遂げていました(名目では20%を超えた年もあります)。これは労働力不足を官民あげた多額の設備投資・公共投資で生産性を格段に向上させたからです。
またこの間に発生した公害問題で環境改善が社会の要請となり、この後の石油ショックで省エネがキーワードとなって更なる技術開発を求められました。更に80年代以降バブル終焉までも潤沢な資金でしっかり投資を行ってましたからこの数十年もの長きにわたる投資のアドバンテージがまだ残っているのではないかと思います。
ただ「安くてうまい食べ物」については不安があります。それは日本が「食品添加物天国」といわれていることや欧州で認可されていない農薬が日本では認められているという記述を読んだことがあります。その本には「ファミレスやコンビニでは食品添加物で作られた偽装された〇〇もどきの食材が提供されているともありました。これも原因はデフレです。本物を使うと高くて売れないからコストを抑えるためにニセモノを作って誤魔化すのです。
ここ10~15年多発しているメーカーのリコールや不正検査、データ改ざんなどもデフレの影響だと思ってます。そしてこのような問題はまだまだ出てくるでしょう。何せデフレはまだ現在進行形なんですから。
こんばんは。
いえいえ、貴重なお時間割いて解説下さりありがとうございます。
実質で10%成長というのはホントに希望に満ちた時代だったでしょうね。
絶対的な豊かさでみれば現代より豊かな時代は過去にはありませんでしたが、幸福度という点では何とも言えません。
貧しかった昭和の時代を羨ましいと言うのは傲慢だとは思いますが、右肩上がりで勢いのあった時代を見たかったなという思いはあります。
食品添加物の話は耳が痛いです。
今日もセブンイレブンで夕食を買いました。ねぎ鍋を。美味かったです。
添加物満載とよく言われますが、やはり美味しいし便利なので買ってしまいます。
今のところ健康は大丈夫ですが油断はできませんね。
でも料理できない一人暮らしの僕はコンビニのおかげで生活できているのが本音です。
セブンイレブン、ファミリーマートには感謝の気持ちしかありません。
これで健康を害しても自己責任だと思っています。
デフレだからまともな食材を使えない事情があるのですね。
コンビニの総菜は比較的高単価とは言え、クオリティの割には安いと感じます。
コンプライアンス違反も根底にある原因はデフレ経済というのはその通りかもしれませんね。
人がお金を使わないから、企業は無理してでも稼がないといけなくなるということか。
ちなみに、アメックスは世界初の旅行会社です。トラベラーズチェックがありますしね。
最近、アメックスが積極的に広告打ってて気になります。そんな日本市場って有望なのかな。。
プラチナカードのCMとか流したら、プレミアム性が無くなりそうですが・・。
こんばんは
デフレが続くと消費者の健全な神経まで蝕まれる気がします。
購入する品物の品質や価値を理解せずに……高すぎる、と…安易に値下げを強要する習慣は定着して欲しくないですねぇ。
良い物には正当な代価を支払うこと、この意識が廃れると良い物を供給する生産者が逃げてしまいます。
良い品物を妥当な価格で買う、そして便利なサービスには代価を相応に支払うこと…こんな当たり前からデフレと戦うべきなんでしょう、たぶん。
エネルギーも食料もハイテク機材や医療分野まで、輸入に頼る日本。
輸入商品の値上げに応じない日本の風習……いつか、日本には商品が輸入できなくなる未来が怖いです。
うーん、値上げしない日本……我々の生活防衛を真剣に考えてしまいます
こんばんは。
ほんとに日本経済が弱くなって円が減価しまくれば、海外から輸入できなくなる可能性もありますよね。今のイランのように。
PCソフトウェアで欧米(特に米国)に負け、スマホソフトウェアでも欧米(特に米国)に負けました。
デフレの問題もありますが、今の世界経済を牽引するITで中心核を担うソフトを抑えることができなかったことが、国富が伸びていない理由と言えるかもしれません。
それでも、なぜか都内の居酒屋にふらふら入ると、サラリーマン達が笑顔でお酒飲んでいる姿を見て「日本は平和だな~」とも思います。
日本は人口減少を迎える課題先進国。移民もないしテクノロジーで高齢者を支える以外に方法にはない。我々の世代がやるしかない!
と、落合陽一さんがおっしゃっていました。講演会に行ってきました。
同い年です。いい刺激をもらいました。