明確なルールは決めていませんが、基本的に毎月投資しています。昨年後半の急落から、今年これまでの大反発を見るにつけて、改めてマーケットのタイミングは読めないなと痛感しています。相場も景気も金融政策も先読みは不可能。S&P500のPERが30倍になるなど、明らかに割高なサインが出ない限りはコツコツ投資を続けていきたいです。
平均して月々30万円投資しています。20万円投資する月もあれば、40万円の月もありますが平均すれば30万円くらいです。投資する銘柄の平均PERは14倍~15倍。アッヴィやアップル、ベライゾンのようにPER10倍台前半の銘柄もあれば、コカ・コーラやコルゲート・パルモリーブのように20倍近い銘柄もありますが、平均すればだいたいPERは15倍前後だと思います。
PER15倍ってことは、益回りは6.7%。まあ7%ってことにします。投資額30万円に7%掛けると2.1万円になります。毎月30万円投資する度に、私のポートフォリオの年間利益(理論値)は2万円ずつ増えていくということです。
毎月2万円ずつ年収が上がっていく。
1年で24万円。
10年で240万円。
さらに既存銘柄の増益も踏まえれば、10年でどれくらい年収は増えるだろうか。300万円、うまく行けば400万円もあるか。
と、こんな皮算用をすると株式投資を続けるモチベーションが上がります。
1年間で24万円の昇給(株式利益の増加)、これは価値あることなのか。毎月30万円投資するって楽じゃないです。年間360万円の投資。独身で生活費が低いからやれているようなもんです。これだけたくさん投資しても、増える年収は24万円。爆益とは言い難い。
たったの24万円か・・。
いやいやでも、私にとってこれは価値ある金額です。
先ず、不労収入という点が大きい。24万円稼ぐには単価3,000円としても80時間も労働する必要があります。最近、かなり残業減りました。先月は10時間くらいでした。80時間という残業は途方もない数字に思えます。そんな80時間分の残業代に相当する24万円というお金を、体を動かすことなくネット証券の口座にいる株が勝手に稼いでくれる。不労所得としての24万円にはとても大きな価値を感じます。
あと、そもそも24万円って普通に大金です。僕は家賃6万円の1Rに住んでいますが、その4ヶ月分に相当します。1年間コツコツ株式マーケットへの入金を続ければ、翌年は4ヶ月分の家賃がタダになる。そう思えば投資も頑張れます。サラリーマン給与は毎年24万円も昇給してないと思います。計算したことないですが。そういう意味でも24万円とは大きな数字です。
さらにもう一つ付け加えると、この24万円は今後勝手に成長していくと期待できます。投資企業が資本主義の荒波に揉まれながら成長することで、当初の24万円の株式利益は27万円→30万円→33万円→37万円→41万円と成長してくれます。確証はないけど期待できます。期待できる銘柄を選んでいるつもりです。
株式収入は、
・不労収入
・勝手に成長する
という特権的特徴を備えた収入です。労働収入とはわけが違います。
株を買った後に株価が下がったら残念だし、上がったら嬉しいです。ただ、株価は本質じゃない、どちらか言うと娯楽。大事なのは投資した企業がきちんと利益を出し続けるか、その1点です。営業利益、営業CFが衰えていないなら、短期的に株価が下落しても大した問題じゃないです。逆に収益性が衰えてきたなら、いくら株価が上がっていても不安です。
30万円(毎月の投資額)×7%(平均益回り)で計算される2万円という投資利益(年24万円)は、あくまで理論値です。実際に口座に入金されるお金ではありません。でも、投資期間が長期になればなるほど、株主利益はその理論値に近似していきます。企業が稼いだ利益=株主利益となっていきます。
企業の利益は株主にとって未実現です。株主の財布に入ってこない限り、その利益は確定されません。しかし、たとえ帳簿上の利益であっても、厳しい監査に耐えた上場企業の利益は、決して架空のものではありません。確かに存在する利益です。その利益の累積が最終的には株主の利益になります。利益、利益、利益。株価よりも利益を見る。