※2019年12月期決算データ反映、コメント刷新

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はテスラ(TSLA)をご紹介します。

基本情報

会社名テスラ
ティッカーTSLA
創業2003年
上場2010年
決算12月
本社所在地カリフォルニア州
従業員数48,016
セクター一般消費財
S&P格付B-
監査法人PwC
ダウ30×
S&P100×
S&P500×
ナスダック100
ラッセル1000

地域別情報

地域別売上構成比

地域別売上高推移

セグメント情報

セグメント別売上構成比

セグメント別売上高推移

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

なし

連続増配年数

無配

過去10年の配当成長

無配

過去の株主リターン(年率、配当込み)

上場以来(2011~2019):+35.8%

バリュエーション指標(2020/2/16時点)

予想PER:52.2倍 最新情報はこちら

配当利回り:無配 最新情報はこちら

コメント

テスラはイーロン・マスク氏が2003年に設立した、シリコンバレーを拠点とする電気自動車(EV)メーカーです。ガソリン車は1台も販売しておらず、自動車販売はEVのみです。なので、 EV事業で黒字を確保しないと資金が回らなくなり借金や増資で資金を確保する必要があります。 この点、GMやフォードなど他のメーカーと大きく異なる点です。

現在販売している車種は主に3つあります。2012年発売の5ドアセダンのモデルS、SUVタイプのモデルX、2016年発売のセダンタイプのモデル3です。

カリフォルニア州、ネバダ州、ニューヨーク、そして上海に工場を持っています。現在ドイツのベルリン近郊にも新工場を建設する計画が進んでいます。

売上高の半分強は北米ですが、中国も重要な市場の一つです。上海に工場を建設して現地生産を行っています。中国政府は国策としてEVを普及させようとしています。ガソリン車では日米欧との競争に勝てる見込みがなく、また自国の環境問題に対処したいという思惑もあるようです。

未来の自動車市場を席巻するとマーケットに期待されているテスラ、時価総額は1,400億ドルを超えており、自動車業界でトヨタに次ぐ2位に付けています。テスラ株はもはや自動車メーカーとしてではなく、ハイテク企業として評価されているとさえ言われます。

財務データを見てみましょう。

売上高は倍々ゲームで増えています。一方で、利益は出ていません。営業利益、税引き後利益ともに通期で黒字になった年はこと一度もありません。

FY19の売上高は245億ドルで前年比+15%。米国内は減収だったものの、中国等の米国外が大きく伸びました。モデル3の納車は予想以上。通期の納車台数は36万7千台。2020年には50万台を超える計画です。

FY19の純利益は▲8.6億ドルと赤字でしたが、営業利益ベースでは若干の黒字でした。営業キャッシュフローもこの2年間はプラス確保。まだまだ先行投資期間には違いありませんが、少しずつ利益を確保できるように変わっています。

バランスシートを見てみましょう。約3割を占める流動資産は現預金と在庫です。固定資産は工場、生産設備、太陽光エネルギーシステム等の有形固定資産です。自己資本比率は20%で資本の大半を負債で賄っている状態です。60億ドル超の累積損失が純資産を食い潰しています。最近の株高に乗じて新株を発行するようで、自己資本比率は改善する見込みです。

まだ無配。自社株買いもありません。