※2021年3月期決算データ反映

主要な日本企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarおよび有価証券報告書です。

今回は東京エレクトロンをご紹介します。

基本情報

会社名東京エレクトロン株式会社
ADRティッカーTOELY
創業1963年
上場1980年
決算3月
本社所在地東京都港区赤坂
従業員数14,479
セクター半導体
S&P格付
監査法人有限責任 あずさ監査法人

地域別情報

地域別売上構成比

地域別売上高推移

割愛

セグメント情報

セグメント別売上構成比

セグメント別売上高推移

割愛

セグメント利益推移

割愛

セグメント利益率推移

割愛

業績

株主利益

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

自社株買い情報はFY16以降

連続増配年数

1年

過去10年の配当成長

年率+29%

この10年で配当は9.7倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2011年~2020年):+25.4%

バリュエーション指標(2021/6/22時点)

予想PER:22.8倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.2% 最新情報はこちら

コメント

東京エレクトロンはアジア最大の半導体製造装置メーカーです。世界で見ても売上高3位につけます。ここ1年で株価は大きく上昇し、2021年6月現在の時価総額は7.6兆円と国内13位です。

TSMC、インテルなどが巨額の設備投資を続けており、東京エレクトロンのビジネスには追い風が吹いています。

半導体製造の工程はフォトリソグラフィ、エッチング、成膜、洗浄の4つに大きく分かれますが、東京エレクトロンはこれらいずれの工程においても1位ないし2位のシェアを誇っています。とりわけ、コータ・デベロッパー装置は90%と寡占状態です。

あなたのスマホやPCの半導体製造にも東京エレクトロンの装置が使われているはずです。

財務データを見てみましょう。

FY20(21年3月期)の売上高は1.4兆円で前年比+24%。コロナ禍で社会のデジタル化が急速に進む中半導体製造装置の需要も増加しています。TSMCは今後3年で1000億ドルを投資する計画だと明らかにしています。

営業利益3,207億円、営業利益率は23%。半導体製造装置部門だけを見れば利益率は28%もあります。

21年3月期の売上、営業利益ともに過去最高を記録しました。

キャッシュリッチで自己資本も厚いです。自己資本比率72%。

配当性向は50%ほど。2021年度はおよそ+35%の増配予定。自社株買いは機動的に実施しており、直近ではFY19に1500億円を超える買い戻しを実施しています。