※2020年12月期決算データ反映、コメント刷新
S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。
データソースはMorningstarです。
今回はS&Pグローバル(SPGI)をご紹介します。
基本情報
会社名 | S&Pグローバル |
ティッカー | SPGI |
創業 | 1860年 |
上場 | 1929年 |
決算 | 12月 |
本社所在地 | ニューヨーク州 |
従業員数 | 23,000 |
セクター | 各種金融 |
S&P格付 | |
監査法人 | EY |
ダウ30 | × |
S&P100 | × |
S&P500 | 〇 |
ナスダック100 | × |
ラッセル1000 | 〇 |
地域別情報
地域別売上構成比

地域別売上高推移

セグメント情報
セグメント別売上構成比

セグメント別売上高推移

セグメント利益推移
開示見当たらず。
セグメント利益率推移
開示見当たらず。
業績


キャッシュフロー

バランスシート
資産

負債純資産

株主還元

FY11~FY14の自社株買い情報取れず。恐らく実績はあると思います。
連続増配年数
15年
過去10年の配当成長
年率+11.0%
この10年で配当は2.9倍になりました。
過去の株主リターン(年率、配当込み)
過去10年(2011~2020):+27.0%
過去20年(2001~2020):+15.1%
過去30年(1991~2020):+16.5%
バリュエーション指標(2021/5/2時点)
予想PER:28.3倍 最新情報はこちら
配当利回り:0.7% 最新情報はこちら
コメント
S&Pグローバルは米国株投資家おなじみのS&P500指数、ダウ平均といった指数を提供している金融サービス大手です。
業績について簡単にコメントします。
FY20の売上高は74.4億ドルで前年比+11%。社債格付け需要の増加、信用リスク等のデータ管理ソリューション契約の増加、ETFの運用資産増加に伴うインデックス収益の増加が寄与しました。
営業利益率48%、営業CFマージン48%、純利益率31%。利益率は非常に高いです。
株主還元の特徴として、配当よりも自社株買いの規模が大きいことがあげられます。発行済み株式数はこの10年で23%減少。ビザやマスターカードを彷彿とさせます。
トップラインの成長、自社株買いによる株数減少により株価は大きく上昇。2011年~2020年の10年間の株主リターンは年27%と驚異的です。
金融セクターはJPモルガンやバンカメ等の大手商業銀行がまず思いつくかと思いますが、SPGIのような金融サービス企業の方が投資妙味があると感じます。隠れ?優良株だと思います。