イギリスのファイナンシャル・タイムズが”Prospering in the Pandemic: The top 100 companies”(コロナ禍でも繁栄する企業100社)なるランキングを公表していることを知りました。

権威あるメディアのランキングです。

気になりますよね?

ってことで100社のうち上位30社と、後は個人的に興味のある企業を独断でピックします。

順位 会社名 国籍
1位 アマゾン・ドットコム 米国
2位 マイクロソフト 米国
3位 アップル 米国
4位 テスラ 米国
5位 テンセント 中国
6位 フェイスブック 米国
7位 エヌヴィディア 米国
8位 アルファベット 米国
9位 ペイパル 米国
10位 Tモバイル ドイツ
11位 ピンドュオドュオ 中国
12位 ネットフリックス 米国
13位 美団点評 中国
14位 ショッピファイ 米国
15位 ズーム 米国
16位 JDドットコム 中国
17位 アドビ・システムズ 米国
18位 アウディ ドイツ
19位 アッヴィ 米国
20位 貴州茅台(Kweichow Moutai) 中国
21位 中外製薬 日本
22位 アリババ 中国
23位 Sea Group シンガポール
24位 ホームデポ 米国
25位 ASML オランダ
26位 ロシュ スイス
27位 プロサス オランダ
28位 サービスナウ 米国
29位 リジェネロン 米国
30位 アリババ・ヘルス 中国
31位 サムスン 韓国
32位 ノボノルディスク デンマーク
33位 セールスフォース・ドットコム 米国
34位 Adyen オランダ
35位 イーライリリー 米国
36位 モデルナ 米国
41位 ドキュサイン 米国
44位 スクエア 米国
45位 CATL 中国
46位 アメリカンタワー 米国
48位 キーエンス 日本
51位 ネスレ スイス
52位 ダナハー 米国
57位 アクティビジョン・ブリザード 米国
59位 S&Pグローバル 米国
60位 アドバンスド・マイクロ・デバイシズ 米国
61位 オート・デスク 米国
75位 エルメス・インターナショナル 米国
76位 ロウズ・カンパニーズ 米国
77位 スポティファイ スウェーデン
79位 ギリアド・サイエンシズ 米国
80位 オクタ 米国
93位 ユニリーバ イギリス
94位 アストラゼネカ イギリス

Financial Timesより抜粋)

上位の顔ぶれは想像通りアメリカのITプラットフォーマー達です。

4位にテスラ(TSLA)、9位にペイパル(PYPL)がいます。イーロン・マスク凄すぎでしょ。

ペイパル伸びてますよね~。最近バロンズが「商業銀行よりもフィンテック銘柄が狙い目」という記事を上げていました。フィンテック銘柄の最有力がペイパルです。私はペイパル使ったことなくて、何がそんなに便利なのかよくわかってませんが。

上位はほとんど米国か中国企業です。日本企業のトップは中外製薬で21位。ちょっと意外。コロナ禍におけるランキングなだけあって製薬企業が多いですね。

36位にいるモデルナ(MRNA)は、メッセンジャーRNAを投与して抗体を生成するという革新的な技術でワクチン開発のトップを走っている企業の一つです。この辺はNewsPicksの有料コンテンツで勉強すると楽しいですよ。投資する予定はないですが。

ところで、製薬会社としてランキングトップにいるのが我がアッヴィ(ABBV)です。19位です。なぜでしょう。コロナ治療薬、ワクチン開発ではあまり名前を見かけませんが。理由はよくわからんけど、なんか嬉しかったです。

あと注目したのは24位のホームデポ(HD)。個別株としても投資を検討している企業の一つです。自宅での環境がより重要になり、ホームセンターの需要が高まっています。76位に同業ロウズもランクインしてますね。

45位のCATLというのは中国の電池メーカーで、ここ数年で急激に世界的なプレゼンスが高まっています。トヨタ自動車も提携しています。この辺のEV関連の話題もNewsPicksの有料コンテンツがわかりやすくてオススメです。

消費財メーカーとして最上位はスイスのネスレ。国内ネット証券では買えないのが残念なところ。

このランキングにいるような優良企業が長期投資向き

コロナ禍でも繁栄すると言われているだけあって、上記企業は大抵PERは高いです。しかし、一見割高に見えるものの、これでも遠い将来の大きな利益は織り込まれていない可能性が高いです。

長期投資、とりわけ個別株では、明確な根拠なく逆張りでバリュー株に手を出すよりも、多少PERが高めでも業績が伸びている企業に投資した方がいいと思っています。この4年間で高い授業料を払って学んだことです。