今年も残すところあと一か月ですね。
東京では11月にも関わらず初雪を記録しましたよ。
私の職場では早速部内の忘年会招待のメールが回っています。
2015年の忘年会をしたのがつい最近のことのように思い出されます。
年をとると1年経つのが早く感じるようになると言いますが、まさにその通り。
思えば、ちょうど1年前の今くらいでしょうか、寒くなってきて秋から冬に変わろうとしている季節に、家の近くのカフェでシーゲル教授の『株式投資の未来』を読んで、寒さとは別の意味でブルブル震えていたのは。その日の夜はあまりに今後の投資戦略を考え込んでしまい、興奮状態でほとんど眠れなかったのを覚えています。
『株式投資の未来』を読んだのが年末でよかったと思っています。2016年から心機一転投資戦略を変えるぞ!という気持ちになりやすかったです。
あれからもう1年か。
そもそもあの時『株式投資の未来』を読んでいなければ、このブログも間違いなく存在していなかったことでしょう。このブログを始めた当初のきっかけは『株式投資の未来』に記されていた配当再投資戦略の備忘録を残したいということでしたから。
結局備忘録以上にいろいろと書いてしまっていますが。。
その当時私の運用資産のほぼすべては、MSCIコクサイ連動等のETFやインデックスファンドでした。
今はS&P500ETFなどが一部残るのみで、ポートフォリオの大半は高配当な米国株ないし米国ETFに様変わりしています。
11月の取引
この11月はビッグイベントがありましたね。トランプ大統領当選です。
トランプさんは私に思いがけない投資機会を与えて下さりました。
トランプ大統領当選が決まって以降、債券は売られ債券利回りは急上昇しました。トランプ大統領は積極的なインフラ投資を公約しており、債券利回り上昇はマーケットも想定内だったと思います。(トランプ大統領当選は想定外だったでしょうけどね。)
この債券利回りの上昇が私に銘柄入替の好機をもたらしました。
金利上昇は全般的に株式に悪影響ですが、金利上昇初期は景気敏感株に好影響でディフェンシブ株に悪影響というのが相場のセオリーです。
ヘルスケアの上昇など特殊要因はありましたが、今回の相場も基本は教科書通りの動きを見せていると思います。
金利が上昇して、銀行株や工業株が買われて生活必需品株が売られました。
NYダウは最高値を更新するなか、フィリップモリスを始めとする高配当ディフェンシブ銘柄の株価は大きく下げました。
シーゲル教授が説く長期株式投資法は、フィリップモリスのような景気に左右されないディフェンシブな高配当銘柄を長期で保有し続け、配当を再投資し続けるというものです。
今回の金利上昇局面は、売れずにホールドしていたインデックスファンドを売却して、高配当米国株に入れ替えるチャンスだと判断しました。
2つの取引を実行しました。
1つ目が、バンガードVT120万円の全額売却です。この売却資金120万円でフィリップモリス(PM)とベライゾンコミュニケーションズ(VZ)をそれぞれ60万円ずつ購入しました。
PMもVZも今回のトランプ相場の底値で仕入れることができました。
別に長期投資目的なのでタイミングなんてどうでもいいのですが、結果としては良かったです。
2つ目が海外先進国株式ETF(1550)80万円の全額売却です。この売却資金でコカ・コーラ(KO)に60万円追加投資しました。KOは個別銘柄としては私のポートフォリオの最大勢力となりました。
短期的な投資成果は読めませんが、30年超の長期投資を前提とすれば今回の銘柄入替は必ず成功するだろうと確信しています。
VTも1550もNISA口座で保有していた点がネックで、最後まで売却を躊躇していましたが後悔はありません。スッキリしました!
11月末のポートフォリオ
11月末のポートフォリオは以下の通りです。
なお、今月から現預金等の無リスク資産も含めました。
総資産は1600万円と前月から大きく増加しましたが、これは円安の影響が主です。11月30日深夜現在、ドル円の為替相場は113円台半ばです。
為替は長期実質リターンには中立だと私は考えているので、今回のように円安で一時的資産が膨れても別に嬉しいとは思いません。むしろ潜在的キャピタルゲイン税が増加するので嫌なくらいです。
グラフです。
ポートフォリオのトップは高配当ETFのHDV。
このHDVは回転率が高く長期保有に懸念を抱いていましたが、銘柄入替に伴う税務負担がないことがわかり、このまま保有し続けようと考えています。
相変わらずETFが多いですが、個別銘柄も段々と勢力を増してきましたよ!
KO、PM、VZ、XOMです。4銘柄合計で3百万円です。まだ少額ですが、これからどんどん買い増していくつもりです。
最近はフルインベストな状態が続いていましたが、少しキャッシュに余裕が出てきました。100万円以上の無リスク資産があります。
冬のボーナスも加味すれば、さらに現預金が積み増されます。
慌てて多額を株式に投じることはしませんが、引き続き高配当な優良米国株への投資を続けていきます。