まだマーケットに夜明けは訪れないようです。
この3か月間のビックイベントは英国EU離脱(ブレグジット)でした。
予想外の離脱決定の国民投票結果を受けて、ポンドは急落、ドル上昇、円はさらに上昇し、世界の株価が急落して一夜で世界の時価総額約200兆円が失われました。
しかし、その後アメリカを中心に市場は落ち着きを取り戻してきています。
この記事を書いている7月1日深夜時点で、NYダウは18,000ドルに到達しようとしています。
まさかアメリカはブレグジット直後に市場最高値更新が目前です。
為替も一時は99円台まで円高が進みましたが、現在は102円~103円まで戻しています。
それでも、半年前と比べたら凄まじい円高ですが…
新聞等で色々言われていますが、個人的にブレグジットはリーマンショックとは程遠い出来事だと思っています。
それほど株価が調整するとは思えません。
せっかく円高ですし、万が一株価が大きく調整する局面が来たら買いですね!
ウォールストリートジャーナルによると、イングランド銀行カーニー総裁は、今後英国の経済成長鈍化が危惧されるので、「この夏にかけて」利下げする準備があるとのこと。
アメリカFRBも当面は利上げしない方針のようで、もしかしたら2016年中の利上げはないかもしれません。多くて1回でしょう。
このように、ブレグジットによって株式市場にはプラス要因が働いている状況です。
長期投資家としては割安でも割高でもないと感じられる今の相場環境においては、強気にもならず弱気にもならずコツコツ優良株を買い増しておけばよいでしょう。
特に円高が進んでいるので、米国株は積極的に買うチャンスではと思っています。
投資銘柄
さてさて、先日公開した6月末の私のバランスシートを再掲します。
株式等が13,143,120円ありますね。
この内訳(ポートフォリオ)を公開します。
私はリスク資産はすべて株式に投資しており、債券はゼロです。
時価評価額合計の13,143,120円がBSの株式等と一致していますよね。
取得原価:13,101,287円
時価評価:13,143,120円
評価損益:+41,831円
ほとんど利益が出ていない状態です。
円高による為替差損の影響が大きいです。
新興国株の下落も痛いです。
構成銘柄をグラフにしてみました。
まだまだ時価総額基準の所謂インデックス投資が大半を占めています。
「1550」,「1680」はMSCIコクサイという先進国株式指数連動のETFで主にカブドットコム証券のフリーETFで購入しています。
「1306」はTOPIX連動型のETFで、「1681」は新興国株式連動型のETF。
ただ、最近はまっているジェレミーシーゲル教授流のETFも結構な割合に成長してきました。
例えば、HDVはブラックロックの高配当ETFですし、VDCはバンガードの生活必需品セクター特化型ETFです。
正直まだまだ試行錯誤しているポートフォリオで全く美しくはないですね。
美しいポートフォリオって何やねん!?っていう突っ込みはありますが。。
もう少しインデックス投資比率を抑えて、シーゲル教授流の高配当銘柄や生活必需品銘柄の比率を上げていきたいと考えています。
まだ検討中ですが、アメリカの個別銘柄も視野に入れています。
地域別比率
投資対象の国、地域別の比率を計算してグラフにしました。
最近米国株ばかり買い増していたので、米国株の割合がてっきり8割くらいの気持ちでいましたが、まだ6割強でした。
理想の比率は別に考えていませんが、やはりアメリカの株主資本主義の底力は強いと最近切に感じており、アメリカ株の比率を中期的に8割ほどまで上昇させていく方針です。