2017年9月末のポートフォリオです。
先月からかなりポートフォリオの内容が変わりました。今月は新規投資は行わなかったですが、銘柄入替を実施しました。
生活必需品ETFのVDC約300万円を解約して、
・ペプシコ(PEP)
・ゼネラルミルズ(GIS)
・アルトリアグループ(MO)
にそれぞれ約100万円ずつ投資しました。
(参考:先月8月末のポートフォリオ)
8月まで全体の18%ものポーションを占めていたVDCが消えて個別銘柄が増えました。なお、僅かに残っているVDCはNISA口座で保有している分です。
ETFはブラックロックの高配当ETFであるHDVだけとなりました。HDVは依然として全体の2割以上を占めています。今のところ、HDVを解約するつもりはありません。HDVの銘柄入替は非常に面白いし期待できる面もあると思うので、当面はホールドする予定です。
MOの構成比率は四捨五入すると10%ですが、実は僅かに10%を超えています。自分の銘柄選択眼や購入タイミングについて全く自信を持っていませんので、銘柄分散は徹底したいと考えています。1銘柄の最大構成比率は10%を限度にしています。MOの追加買い増しはこれで一旦ストップです。
現在の個別株銘柄数は11。具体的な目標はありませんが、もう少し銘柄数を増やしたいです。目安は15前後です。
生活必需品、ヘルスケア、エネルギーの3セクターの割合が高いです。特に生活必需品の割合は高く全体の50%以上を占めます。やはり収益が安定しており長期投資向きだな~と感じる銘柄が多く、どうしても多くなりがちです。
エネルギーセクターについては、近年原油価格が下落しており、長期的に見れば今は買い場だと踏んでいるので、意識的に買い増してきました。XOMは10%に達しているので買いませんが、SLBの追加買い増しは選択肢にあります。
今年も残すところあと3か月です。個人的な投資の課題は2017年のNISA枠が120万円のうち70万円ほど残っているので、それをどう埋めるのかということです。ちなみに、NISA利用済みの50万円は年初に買ったKOです。
そのKOに投資した際に、読者さんに「NISA口座では、PMとかRDSB、BPなどが有利ですよ~」と教えて頂きました。それからNISA口座の利用方法を迷っており、結局今になってもNISA口座での追加投資をしていない状況です。
とにかくNISA口座を使わないのは損なので、どうしても決まらなかったらHDVで残りの70万円を埋めようと思っています。
これから3か月間の追加投資はNISA口座での取引となりそうです。せっかくなので、英国ADRについてもう少し勉強しようと思っています。英国ADRですと現地源泉課税がないので、NISA口座での投資が税務的に有利です。
Hiroさん、ご無沙汰しております。
株価が下がるのをじっと待っていますが、
世の中そんなに単純ではないようですねw
しかしながら、チラホラ米国株は割高だのバブルだとかいう意見が出てきています。どうお考えでしょうか?
単純に米国企業が好調、債券よりかは高配当、などの理由でまだまだ少しずつ上昇していくような、、と個人的には考えていますが、やはり○○ショックなどで下落することも考えながら行動してます。
Hiroさんは現金比率を上げる事はせず、買い向かう方針かと思いますが、仮に、今の1.5倍の株価、など、明らかにバブル?のような状況になった際には、どうされますか?または、何かを基準に、そういった判断をされますか?
素人な視点で大変恐縮ですが、ご指導頂けましたら有難いです。
ちなみに私は、全体の2割くらいを現金にして、下落相場で買い増そうかと思っています。もちろん、2割分、優良銘柄からの配当金などの享受は無い事は理解したうえでの判断です。
宜しくお願いします!
のりのりっちさん、大変ご無沙汰しております。
米国株価は割高割高と言われ続けて、ここまで来ました。
景気回復の速度はゆっくりなので、リセッションまでまだ意外に時間があるかもしれませんね。
私は明確な投資の方針はないのですが、そこまで積極的に買いに向かうことはしないと思います。
あまりに現金が多いのは嫌なので、コツコツ投資を続けていくつもりではおります。
例え株価が高騰しても、一時的に株を売却してマーケットから資金を引き揚げることはしないつもりです。
あまりに割高でミスプライシングだと確信がある時は、緊急的に市場から避難することも必要かもしれませんがそれほどのバリュエーションとは思っていません。
S&P500の予想PERは19倍ほどです。
私が今一番心配しているのは、リセッション入りのタイミングよりも期待インフレ率の変化です。
米国の物価は徐々に上がってきていますが、4.4%という失業率の低さを考えれば異例の低インフレです。
イエレン議長も、この低インフレが一時的なものなのか、それとも構造的なものなのか判断できないと言っています。
今後急に期待インフレ率が高まって、債券利回りが上昇するリスクはあると思います。
もし期待インフレ率が高まれば、株価は調整を余儀なくされます。
イエレンさんが分からないくらいなので、マーケットは将来のインフレ率について現状維持くらいしか織り込めていないと思います。
何でもそうですが、マーケットが織り込んでいないことが急に起こると資産価格は大きく変動します。
今最もマーケットが織り込んでいない要素は、期待インフレ率だと思っています。
誰もわからないからです。
でも悩んでも仕方ないとは思っています。
マーケットが想定するインフレ率が急伸すれば、間違いなく株価は下がります。
その時は諦めて、追加で買い増していくしかありません。
2割ほど現金があると安心できますよね。
私も現金比率はいつもより多めにしておこうかなと考えています。
でもNISAの70万円を埋めるには結構頑張る必要もあるな~と思っています。
投資は難しいですね。
Hiroさん、早速のご返信恐れ入ります。
なるほど、期待インフレ率、、、奥深いですね、自分には全く予想できません。
しかしながら、優良銘柄をコツコツ、、バブルでもない限り購入し、配当金で暴落の際に買い増しする勇気を持ち続けようと思います。
今後とも宜しくお願いします。
有難うございました!
のりのりっちさん、いえいえこちらこそご返信ありがとうございます。
期待インフレ率なんて普段は気にしないのですがね・・。
信用バブルがはじけて金融機能が麻痺するというリスク要因は、今はそれほどないかなと感じています。
中国はやや危険かもしれませんが、共産党大会がありますし政府の警戒度が高いです。
期待インフレ率が万が一急伸すれば、ドカッと株価が急落するリスクはあるだろうな~と最近ビビっております。
でも未来は予測できませんので、節度あるペースで投資を続けるしかないと考えています。
この辺については、どこかで記事にもしようと思います。
おっしゃる通り、バブルでもない限り優良企業を買い続ければリターンは付いてくると思います。
あまり欲を出し過ぎず、ビビり過ぎることもなく投資を継続することが大事なのでしょうね。
優良銘柄を買って市場に居続けるだけで十分だと思います。
簡単なようで、それができる人は極わずかです。
途中暴落などもある中で、市場に居続けるってとても価値あることです。
コメントありがとうございました!
こんにちはhiroさん
この前はありがとうございました。
個人的に最近は米国の小売セクターがかなり売り込まれていると思われるのですが、食品セクターもしかりですけど。。。案外仕込みどきかなと思っています。
特にNYSE:KRなんかは売り上げ、EPS共に成長しているにも関わらず、大きく売り込まれて悲しいですよ。あとはNYSE:HD、LOWなんかは今後も成長する気がします。HDは半端いないです。IBMより自分はこっちはでした。昔ホームセンターで働いたことがあるので個人的に自分がやってきた経験の方が投資する上で重要なのかもしれないです。
カイトさん、こんにちは。
先日はありがとうございました。
一部の小売りセクターと、食品銘柄は売られていますね。
仕込み時かな~と思って、先日GISを買いましたがわかりませんね。
まだ下がる可能性もあると思います。
PEPなどのブランド力が強い銘柄はそこまで売られずに株価を保っています。
モーニングスター評価ではPEPはwideで、GISはnarrowだったと記憶しています。
割安感はないけど安心して投資できる強い銘柄にも投資していきたいと思っています。
小売りで言えば、WMTやHDは株価も落ちていませんね。
LOWは確か買いだと数カ月前にバロンズで報道されていた気がします。
特にHDはアマゾンへの耐性があると思います。
KRは暴落と言っていい下落幅ですよね。
長期的に見れば仕込み時かもしれません。
マーケットは将来のEPS減を見込んでいるのでしょうが、実際はどうなるのでしょうかね。
米国のKRの位置づけを知りませんので、想像もできません。
日本人投資家の辛いところだなと思います。
小売りセクターなんて本当は身近な銘柄のはずなのに、全く身近ではなく事業の強み弱みがわかりかねます。。
PS
ご紹介下さった上念さんの明治維新の書籍、kindleで昨夜買いました。
今日、スタバでゆっくり読んでみます。
楽しみです。
お返事ありがとうございます。
KRは暴落ですね。Mもしかりですが。。。
KRはシーゲル銘柄ですし、現状かなり割安ですね。KRのPBの売上高も順調なんですけどね。。。
ちょっと様子見で買おうか検討中です。
KRの下落は激しいですね。
仕込み時という思いを持ちつつも、投資判断は難しいです。
Fornさんのコメントを読む限り、投資対象として悪くはない様に思います。
米国のスーパーマーケットは完全に競合しているわけではなく、顧客層によってうまく住み分けているようです。
KRはこれからも中間層からのニーズがあるスーパーなのかなという印象を受けました。
KRってシーゲル銘柄でしたっけ??
認識なかったです。
帰宅したら「株式投資の未来」を見ておきます。
私の感覚ですが、
KR:食品、生活雑貨スーパー。安いし品質もそこそこ(オーガニック食品などがそれなりにある)なので普段の食品はここで調達することが多い。但しWMT/TGTと違い電化製品や衣類は無いに等しい。
WMT:何でもそろう。安いがいかんせん品質が…生鮮食品はちょっと買いたくない。
TGT:WMTより気持ち品質がマシ、その代わり高い。
(WFM:ここの商品棚はTGT/WMTと違ってグチャグチャになっていることは滅多にない。品質は高いけど値段も高い。AMZNに買収されて一部値下げしていますが。)
店舗数で言うと
WMT>KR>TGT
HD/LOW:店舗のバカでかさに圧倒されます。普通にバスタブやら扉などが陳列されてます。
ガーデニングのエリアもあるのでアマゾン耐性は高いはず。
KRは利用者の立場としては悪くないと思うんですが、投資対象とするかというとまた難しいところですね。
Fornさん、とてもイメージし易いです。
コメントありがとうございます。
普段はクローガーで買い物をされることが多いのですね。
日本でいう西友みたいなスーパーマーケットという感じでしょうか。
ウォルマートの生鮮食品を買いたくないという言葉が印象的です。
私の感覚が鈍いだけかもしれませんが、日本のスーパーで「ここでは食品を買いたくない」と思うようなスーパーはないです。
ウォルマートに相当するスーパーは日本にはないのかもしれないな、と読んでいて思いました。
ウォルマートはフードスタンプで買い物される方が結構多いとWSJで知りました。
日本は貧富の差が拡大していると言われますが、まだまだ中間層が厚いと思います。
所得が低い層をターゲッティングして事業展開するスーパーは日本にはないように思います。
品質的には、
KR>TGT>WMTという感じでしょうか。
日本から駐在で赴任している所得が高い人はわざわざWMTでは買い物はしないのでしょうね。
WMTはもっと気軽に行くスーパーという印象を持っていたので意外でした。
ホームデポやロウズは専門知識のある従業員がDIYのアドバイスをする点が付加価値になっていると聞いたことがあります。
商品が物理的に大きいことは、むしろネット通販にシェアを奪われる要因になりそうかなと思っていました。
やはり大きいものを持って帰るのは面倒ですので。
でもそこよりかは、大工のアドバイスなどのサービスが付加価値となってアマゾンに耐性があるのかなと思いました。
ガーデニングは確かにアマゾン耐性ありそうですね。
小売りは投資判断に迷います。
株価の反応から判断する限り、WMTやHDはアマゾンに負けない企業なのだと思っています。