2018年2月末のポートフォリオです。
2月は2件取引がありました。
①エクソンモービルに20万円追加投資
②ペプシコに20万円追加投資
今年は毎月30万円の投資を努力目標として置いていますが、2月はちょっと多めの40万円の追加投資となりました。が、、そんな積極果敢な追加入金もむなしく株式時価は、前月2008万円から1871万円と大幅減少(▲137万円)となりました。現預金を含む総金融資産は前月比で約190万円減でした。この1カ月で10%くらい資産が減った計算になります。
資産減の原因は言うまでもなく株安と円高です。
散々記事に書いてきましたが、1月の雇用統計が2月初めに公表されたのをきっかけに相場が崩れました。長期金利(米10年債利回り)は3%に迫る勢いで急上昇し、高配当株を中心に株はかなり売られました。アップルなどハイテク株の株価は戻っていますが、コカ・コーラなど景気安定銘柄の株価は低迷したままです。エネルギー株も低迷しています。よって僕のポートフォリオも低迷しています。
パウエル議長は初の議会証言で、「米国経済は引き続き好調を維持しており継続的な金利上昇が望ましい」という主旨の発言をしています。年初時点では今年2018年は3回の利上げが予想されましたが、今マーケットは利上げが4回に増える可能性の方が高いと見ています。
企業の利益成長が期待できる中での金利上昇です。今後もアマゾンなどの成長企業が相場を引っ張って、高配当株は軟調な展開が続く可能性が高いでしょう。ディフェンシブ株を中心に投資をしている人は、しばらく我慢の相場が続くと心得ておいた方がいいと思います。
景気循環を考えてディフェンシブ株を売って景気循環銘柄に乗り換えるというのも一つの戦略ではあります。が、私は自分がそんなうまいことタイミングを計れるとは思えないので、今のポートフォリオを維持します。あと何より配当をガッチリ貰いたいですし。
現預金は63万円で現金比率は3%しかありません。かなりフルインベストに近い状態です。現預金を持ち過ぎるのが嫌いな性分でこんな低い現金比率になっていますが、真似しない方がいいです。安心できるだけの現預金をしっかり持っていたほうが良いです。リスク許容度は人それぞれ。あのバフェット(バークシャー)も今は現金比率高めで、1000億ドル超のキャッシュを保有しています。
「調整局面だ!買い場だ!」と思って慌てて一気に投資する必要はないです。将来のインフレ率がどうなるかマーケットは神経質になっています。また、FRBがどれくらいのペースで利上げを進めるのか訝っています。不確実な要素が色々出てきていますから、これからも相場が崩れるタイミングはあると思います。
安心して眠れるだけでの現金を持って、コツコツ投資を続けるのが得策です。
Hiroさん、こんにちは。
確かに2月の急落で買いやすくはなりましたが、数百万円も目減りするとさすがに
ちょっとがっくり来ますよね。
今でこんなだと、リーマンショック級の暴落ってどんなだったろう?と想像を絶する
ものがあります。
しかも今は確かに安くはなったけど、まだ個別株を買おうといえる気分になったかと
いうとそうでもないような、で個人的にはモヤモヤしています。
いろんな商品を試そうと思えるのも若いうち、のような気がしてきましたが何だかんだ
考えているうちに年を取っていきそうです(笑)。
うなさん、こんばんは。
>リーマンショック級の暴落ってどんなだったろう?と想像を絶する
同感です。
株価が半減しても耐えられるシミュレーションは個人的にやっているつもりですが、いざあれほどの暴落が起こったら恐怖を感じていると思います。
リーマン経験者の方が何度かコメント下さったのですが、当時は大型株が成り行きでも売れなかったそうです。
値が付かないって怖いです。
「まだ下がるかも」って考えてしまって暴落中に買うのは難しい気もします。ましてや底値を掴むなんて芸当は無理です。
少し現金に余裕を持たして基本はドルコスト平均法で投資していくのが最適解ですかね。
>考えているうちに年を取っていきそうです(笑)。
これはホントにあり得る話かもしれません。
リーマンショック並みの暴落を待ち構えて、気が付いたらおじいちゃんって可能性もゼロじゃないと思います。
ある程度の資金はタイミングを考えずにマーケットに放り込んだほうがいいのでしょうね。
Hiroさん、こんばんは。お久しぶりです。と言ってもブログは毎日ストー●ング(笑)させていただいております。
2月のパフォーマンスは私も同じくマイナス200万円でした\(^o^)/ディフェンシヴと言われる銘柄がディフェンスできていない状態ですね。買い増しチャンスとばかりに少しずつ買っていっていますが、株価下落を素直には喜べない自分がおります、まだまだ修行が足りないですね。
今夜は先日HiroさんがスルーしたGISを買おうか迷っております。先日のPEP買い増しの記事も大変参考になりました!
今後もお互い、しばらくは株価低迷を期待して(笑)、買い増ししていきましょう。
ブログも今後も応援させていただきます!いつも楽しく、かつ勉強になる記事を本当にありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。
Nekoさん、大変お久しぶりですね!
今でも読んで頂けていて嬉しく思います。
これからもストー●ングして下さいw。
金利上昇による株価調整ではどうしてもディフェンシブ株は弱いですね。
教科書通りのマーケットの動きですし仕方ありません。個人的にはこの展開は想定内です。
ただとは言え、たった1カ月で200万円も資産が溶けるのはしんどいところです。
配当が減らないなら別に構わないという思いはありますがね。
追加資金がないと株価下落は喜べないです・・。
私は現金比率が低いので、こういう調整局面ではもどかしい思いをします。
GISはいい感じに株価下がってます。
予想PERは17倍程度でしょうか。GISの利益成長を考えればまあ妥当なところです。
しかし、「遠い将来の利益に対する割引率は高い」という言葉はまさにGISのような企業にこそ当てはまると思っています。
長期的には”買い”だと思います。利回り4%はインカム重視の投資家には嬉しいです。
応援ありがとうございます!
これからもよろしくお願いしますね。
Hiro さん、ご返信ありがとうございます。
>「まだ下がるかも」って考えてしまって暴落中に買うのは難しい気もします。
ましてや底値を掴むなんて芸当は無理です。
やはりそうですよね…タイミング投資は困難だと散々聞いてはいるのに、それでも
頃合いを見計ろうとしてしまうのが素人の浅薄なところでしょうか。
考えすぎず思い切りも必要なところです。
2月は我が家の家計も最大百数十万円もの減少があり、「まさか盗難?銀行口座が
ハッキングでもされたのか?」と思わず疑うほどでしたが、それでも慣れてくる
もののようで。
今のうちに耐性を身につけつつ、平常心でコツコツ買おう…と思います。
うなさん、こんにちは。
タイミング投資は難しいですよね~。
円高進んだな~と思って106円台半ばでドル買いましたが、今では105円まで円高進んでます。
為替は動くときは10%くらい一気に動きます。
為替も加味して米国株を底値で買うのはかなり難儀なことです。
なので基本は毎月定額を投資していきます。記事に書いた通り今年は毎年30万円目標です。
運用額が大きくなると今回の様なちょっとした調整局面で車1台くらいの資産が吹っ飛びます。
投資を始めたばかりの頃は資産が30万円減っただけで「1か月分の給料が消えたー!!」って動揺してましたが、段々と慣れてくるものですね。
今では一日30万円変動しても何も思いません、上がっても下がっても。
投資を続けていく内にリスク許容度は上がっていくのかもしれません。
持っている資産が大きいと含み損も凄いんですね…
私は先週からシーゲルの本を読んで
株を買い初めたばかりなので含み損は微々たるものですが、いきなりマイナスでドキドキしてます。
パウエルさんになったばかりで市場も不安感があるのかまだ底では無さそうですね。
値ごろ感で買ってしまいそうな気持ちを抑える毎日です(>_<)
>株を買い初めたばかりなので含み損は微々たるものですが、いきなりマイナスで。
これはむしろ好ましいことだと思います!
これからマネーを少しづつマーケットに投入することになろうかと思いますが、今のような調整局面は絶好の投資開始時期だと思います。
私は逆で、投資を始めた時がちょうど黒田緩和時代が始まった時で円安株高(日米ともに)が始まった時でした。
「いいタイミングで投資始めれたぜ~よっしゃ!」って喜んでましたが、追加投資する度に平均投資単価が上がっていきました。
今はまだバリュエーション的には米国株は割安とは言えませんが、コツコツ投資を始める時期としては悪くないと思います。
パウエルさんもそうですし、黒田さんの判断も気になりますね。
世界で金融緩和相場が終わろうとしています。
リーマンショックから10年かけてようやく平時に戻ります。
Hiroさん
こんにちは。公認会計士との事、尊敬します!私は米国大学でAccountingで卒業しましたが、CPAも取らず、経理に向いていなかった(笑)事を1年で悟り、会計学は基礎として念頭に置き、海外営業職で落ち着いていますw
米国株をコアにしていこうと勉強の為調べていたところ、Hiroさんのブログを見つけました。
今後ストー●カーになりますので宜しくです
ここ最近はなんか難しい相場ですね。。
勉強不足で恐縮ですが、、エネルギー関連ですが、オイルは長期的に見ると需要現象が予想されていますよね??HiroさんはXOMへ追加投資していますが、買い続けられる理由を教えてもらえると嬉しいです!
分散したいですが、エネルギーがどうも市場的に分からず、、宜しくお願いしますm(_ _)m
ピアノマンさん、こんばんは。
米国で大学でAccouting取っている方が凄いですw。
さぞかし英語もペラペラなのでしょう、羨ましいです。。
最近、国際会計基準(IFRS)の導入業務で海外拠点とコミュニケーション取る機会が多いのですが、もうタジタジです。
英文メールならまだなんとかいけますが、フェイストゥフェイスの会話だとギブアップです。
特にアイリッシュ英語はほとんど理解できてません。
早く通訳ロボが普及して欲しいです。
営業やるにしてもマーケやるにしても、会計財務の基礎があるとアドバンテージですよね!
>オイルは長期的に見ると需要現象が予想されていますよね??
そうですね、需要は大幅には減らないと思いますが少なくとも成長産業でないことは確かです。
新興国の需要は強く、原油価格は底堅いとは思っておりますが。
私はXOMやSLBに投資しておりますが、特にエネルギー業界に関してインサイダーな情報を持っているわけではありません。
各オイルメジャーのレポートやWSJなどのニュースを読んでいるだけです。
なので、強い確信があって石油会社に投資しているわけでもないです。
エネルギー企業に投資を続けているのは、「株主リターンは企業の成長が投資家期待をどれだけ上回ったかで決まる。企業の成長それ自体はリターンとは無関係」という点を重視しているからです。
衰退産業であっても株価がそれを織り込んでいれば、株主リターンに悪影響はありません。
結果は将来にならないと分かりませんが、マーケットはエネルギー企業に過度に悲観的になっている気がします。
あとは、長期的に見て石油など伝統的なエネルギー源はまだまだ社会に必要とされるはずだという自分なりの憶測もあります。
そういう理由もあってエネルギー企業への投資を続けています。
とは言え所詮、素人意見に過ぎませんので、過度にエネルギーセクターの比率を上げることは考えておりません。
最大で20%程度です。分散投資を心がけています。
Hiroさん
はじめまして。
38歳シングルマザーのbasilと申します。
ある方のブログ(NY在住の女性で日々の出来事を綴っている)でアメリカのETF(代表としてDIAなど)を騙されたと思って買ってみて!と書かれており興味を持ち、自分なりに調べて定期預金にするくらいなら中・長期てNYダウやS&P500で運用しようと思いました。
私は経済にも疎いですし、市場を読む目もありません。
何より素人ですし、資金も残念ながらそれ程ありません。けれど一歩踏み出し、SBI証券口座を開きました!
買付手数料がかかるので、積立にはせず、一括でDIAかS&P500(VOOかIVV)をまずは50万円ほど買おうと思ってます。
そこで質問ですが、DIAとS&P500どちらが良いと思われますか??
どちらでも良いというような答えが多く、迷っています。
バフェット先生はS&P500っておっしゃってますよね。
お忙しい中、このような子供のようなコメントに目を通していただくのは気が引けるのですが、もしよろしければご教示お願いします。
シーゲルの株式投資第4版を買ったので、少しずつ勉強していきたいと思います。
basilさん、はじめまして。
こんばんは。
>定期預金にするくらいなら中・長期てNYダウやS&P500で運用しようと思いました。
そこまでご自分で辿り着くは素直に凄いと思います!
数年後に使い道が決まっている資金なら定期預金ないし普通預金がいいと思いますが、使い道の決まっていない余裕資金であればS&P500やNYダウに投資した方がよいと思います。
最近調整したとは言え、まだまだ割高感が残る米国株ですが長期で見れば十分元が取れると思います。
資金が少なくても、慌てずコツコツ投資を続ければ何ら問題ありません。
>DIAとS&P500どちらが良いと思われますか??
NYダウかS&P500か、迷うところですよね。
私はS&P500を推奨します。
S&P500を推奨する理由はS&P500の方がシンプルに米株市場全体に連動して動くことです。
インデックス投資を選択するということは市場平均のパフォーマンスで満足するということですが、NYダウは米株市場全体をカバーしているとはいい難くやや投機的な要素があります。
NYダウはもともと30銘柄とやや分散力に劣るインデックスですが、値がさ株の影響が大きく一部の銘柄の株価に指数が左右されがちです。
ボーイングやゴールドマンサックス、スリーエムの影響が大きく、GEやファイザーの影響は小さいです。
この偏りがポジティブに効くときもあれば、ネガティブに作用する時もあります。
たとえば2017年はGEの株価が大きく下がりましたが、NYダウは幸い大きな痛手を受けずに済みました。
これはラッキーなケースで、逆にGE株が暴騰してもNYダウはそれほど恩恵を受けません。
結果的にNYダウがS&P500に勝つ可能性はあると思います。
S&P500の方がリターンが高い確信があってS&P500を推奨するわけではございません。
S&P500の方がより安心して投資できるというくらいの意味に捉えて下さい。
ただ不思議なことにS&P500とNYダウの長期パフォーマンスはかなり近似する傾向にあるので、NYダウを選んでも特に問題はありません。
両者とも優良インデックスです。
S&P500やNYダウに連動する低コスト商品を選択できた時点で、長期投資はほぼ「勝ち」だと思います。
あとは暴落に慌てて投げ売りすることがないよう、無理なく投資を続けることが大切ですかね。
S&P500かNYダウかという件は、今度記事にしますね。
投資ぜひ頑張ってみて下さい!
また何か分からないことがあれば、遠慮なく聞いてください。
ではこれからもよろしくお願いします。
Hiroさん
決算期のお忙しい中に丁寧なご返信ありがとうございます。
Hiroさんの具体例を挙げてのアドバイスが大変分かりやすかったです。
NISA口座が開設しましたらS&P500やってみたいと思います!
私の両親含め近しい親戚で株や投信をやっている人間はおらず(投資はギャンブルの一種という考えが根強い)貯金が大切という考えの人間ばかりですので私自身お金がある程度貯まれば定期預金しか頭になかったのですが、ここで気付けて良かったなと。
米国株ETFを長期保有するのは決してギャンブルでは無いと思えました。
子供はまだ3歳ですが小さい時から理にかなった投資を身近に感じられるように少しでも伝えられたらと思います。
Hiroさんのように初心者にも分かりやすいブログはとても心強く、良い勉強ツールだと思っております。
今後もよろしくお願いします。
ご丁寧に返信ありがとうございます。
NISAでS&P500、いいですね!
タイミングはどうせ誰にも分かりません。
コツコツ低コストのS&P500に投資すれば、ゆっくりですが着実に資産形成することができます。
それと余計なお世話だったら申し訳ありませんが、NISAの他に積立NISAという制度もあります。
NISAは年120万円で5年間、積立NISAが年40万円で20年間です。
それぞれ一長一短ありますが、もし年間120万円も投資するご予定なければ積立NISAも検討の価値あります。
すでにNISA口座開設済みでしたら、来年変更することもできるはずです。
(ググると色々情報出てきますので、もし興味あればご検討ください。)
Hiroさん
積立NISAとNISA、正直すごく迷っています。
年間投資額120万円はとても無理ですが、私が買おうと思っているVOO(Hiroさんも記事でおススメされていたので^_^)はSBI証券では積立NISAの取扱いが無いようなのです。
同じS&P500で運用会社が違う?(っていう表現で合ってるのでしょうか?)ものなら積立NISAでも取扱があるんですが、信託報酬0.243%なので、NISAで買えるVOOの方が良いのかなと思いました。
本来なら私のような投資初心者、投資金額も少ない人は積立NISAが良いのでしょうけどね…
Hiroさんのおっしゃる通り来年は積立NISAに切り替えてコツコツもありですね!
重ね重ねありがとうございます!
basilさん、
積立NISAについてもご検討済みだったんですね!
良かったです、安心しました。
おっしゃる通りVOOならNISAでないと買えないですよね。
細かい計算をすれば積立NISAがいいという判断もあるかもしれませんが、そんなこと気にする必要ありませんよ。
きちんと非課税制度を利用しているだけで十分です。
basilさんご自身が納得されてNISAを選択されているのであればそれで全く問題なしです!
これからもNISAでVOOを買い続ける、でいいと思います。ETFに抵抗がないなら敢えて投信に切り替える必要はないですよ。
NISAなら確か買付手数料も無料ですよね。
分配金が非課税で入金されるのは嬉しいものですよ!
ぜひぜひ株式投資を続けて欲しいです。
このようなコメントを頂くのは、投資ブロガーとしてとても嬉しいです。
低コストなインデックス商品で長期投資を続ければ必ず経済的に豊かになれます。
長期投資とは言えリターンは確実とは言えませんが、S&P500に長期投資して儲からない可能性はかなり低いです。
世の中金だけじゃないですが、何だかんだ言ってしっかりお金を持っていたほうが心にゆとりある生活を送れますよね。
ではこの辺で失礼します。
分からないことが出てきたら、またいつでも聞いてください。
ちなみに問い合わせフォームから非公開でメールも受け付けていますので、お気軽にご利用ください。
(大体一週間以内には回答しております。)
Hiroさん
長々とお付き合いありがとうございました。
また分からないことがあれば質問させていただきます!
これからもブログ更新楽しみにしています。
今後ともよろしくお願いします。
basilさん、
ご丁寧に返信ありがとうございます。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。
いつでもお気軽にご質問ください!
お疲れ様です。
Hiroさんのブログを毎回楽しく拝読させていただいています。最近はそのブログへのコメントとHiroさんの返信を含めて再読させていただいており、いずれも大変参考になる事柄ばかりで読み切るのに楽しく苦労させていただいています。
さて、米国株に長期投資をする方々は、対象とする企業が限られているように思います。
みな似たような企業に似たような割合で投資しているように思うのです。
Hiroさんが公開されているポートフォリオでは、同業種内での分散投資(KOとPEP、MOとPM、VZとT)をされているようですが、業種を分散すれば、その中でさらに投資企業を分散する必要はないように考えるのですが、Hitoさんはどのような意図で投資業種や企業を選択していらっしゃるのでしょうか?
私は、会計の知識もなく、銘柄選択も結局は勢いでエイヤッと決めてしまっていますので、何か理論的な銘柄選択術がございましたらご教授いただきたいと思います。
お疲れ様です。
コメント欄まで読んで下さりありがとうございます!
>みな似たような企業に似たような割合で投資しているように思う
ですねw。
どうしても一部のブルーチップに人気が集まってしまうところがありますね。
厳密にセクター分散の比率を考えてはおりません。
私の場合は先ず収益性が高くてキャッシュフローが潤沢かつ業績が安定している銘柄を選びます。
さらに配当利回り2%台後半、できれば3%以上を求めています。
この条件で銘柄を絞ると、どうしても生活必需品セクターの割合が多くなってしまいます。
実際に私のポートフォリオの半分以上が生活必需品セクターのはずです。
ただ銘柄分散だけでなく、セクター分散も大切だという認識は持っているので、ハイテクやヘルスケア、エネルギー、通信にも適度に分散しています。
資本財セクターや素材セクター、金融セクターなど一切保有していないセクターもあります。
これらも含めてセクター分散を徹底したほうがポートフォリオのリスクは低くなりそうなものですが、どうしても景気安定銘柄に食指が動いてしまう性分です。
なので、結論としては明確なセクター分散方針は持っていないということです。
先ずは業績の安定度、キャッシュフロー、過去の配当実績、配当利回りなどのレコードで銘柄をスクリーニングしています。
それと「認知バイアス」もかなりあると個人的には思っています。
やはり日本人でもよく知っている有名大企業に投資してしまいがちです。
個人投資家は小回りが効くのが一つのメリットですから、中小型株に投資するという戦略もあるとは思うのですが、なかなか目に入りませんね。
まあ有名大企業ほど財務数値も優秀な傾向にありますから、今のままで特に問題ない気もしております。
こんばんは、Hiroさん。
毎回の即日回答ありがとうございます。
大変参考になりました。
優良大企業であれば、過去の実績から、長期保有することに躊躇する必要はないと思います。
そこで、さらに質問なのですが、Amazonをどのように見ていますか?
大企業であり、人々の生活に深く入り込んでいる有名企業でありますが、商品を製造・販売するというより、市場を囲い込み、市場をコントロールできる企業のように思うのですが、Hitoさんの購入対象にはなりそうにはありませんか?
また、超優良企業であっても、過去から現在にかけて優良であったという実績があっても、今後悪化衰退する可能性が各企業にはあると思うのですが、ポートフォリオに組み込んでいる企業の業績が悪化した時に、その企業への投資から撤退する基準はお持ちでしょうか?
私は、長期投資を念頭に優良大手企業への投資を心掛け、株価が下がれば買増す意向でいます。
しかし、現在の優良企業が今後も優良であり続ける保障はないという考えが迷いを生むこともしばしばあります。
そこで、Hiroさんには、投資企業に見切りをつける基準の設定があるのかどうか?あるのであれば、それはどのようなものか教えていただけますか?
お疲れとは思いますがご教授いただけると幸いです。(即日回答でなくて大丈夫です。今日も一日お疲れさまでした)
ニケさん
こんばんは。
アマゾンはメチャクチャ強い企業だと思っていますよ。
アマゾンに限らず近年の高収益な企業にはいくつか特徴があると思っています。
3つ挙げます。
・プラットフォームを持っている
・課金ビジネスに積極的
・個人情報を集めるのに熱心
近年は、プラットフォームを作ってそこに人を集めることがもっとも付加価値の高いビジネスになっています。
一つ一つのアプリケーションとそのための技術の重要性(経済的価値)は相対的に低下しています。
アマゾンはAWSでクラウドトップです。
課金ビジネスも強い企業の特徴です。
デバイスを売り切るだけをマネタイズ対象とするのはやや時代遅れで、いかにLTVを最大化するか各社競っています。
アマゾンはプライム会員収入で儲けていますし、最近米国でこの会費を値上げまでしました。
こういった継続収入がある企業は強いですね。
アップルも最近はかなりサービス収入の比率が高まってきて、デバイス販売だけに頼る経営スタイルを転換しようとしています。
あと、課金ビジネスのモデルケースだと思っているのがコストコホールセールですかね。
アマゾンはこういう課金ビジネスに強いという特徴も持っています。
最後に情報。
情報は売れます。間違いなく売れます。
たとえば、特定情報を売ることで製薬会社の臨床試験のスピードが数年レベルで早まることがあります。
時間は価値ですから。数年節約できると分かれば、製薬会社はその情報をうん十億単位で買います。
情報はとにかく集めまくっておけば、あとで色んな付加価値に化ける可能性があります。
今の段階でビジネス価値がはっきりしていなくとも、とにかく情報を収集しておけば後々マネタイズできるチャンスが広がります。
アマゾンはそこを理解しているんだと思います。
特にアマゾンは消費者のショッピング情報を掴んでいるので強いと思います。
他社が喉から手が出るほど欲しい情報ばかりのはずです。
集めた情報を自社のマーケティングで使うこともあるでしょうし、うまく付加価値を付けて外部に売却することも可能です。
プラットフォーム型のビジネスは後発者が参入しづらいです。
情報収集も時間を掛けてボリュームを生むことが勝負の決めてなので、先行者がかなり有利です。
というわけで、私はアマゾンはもうすでにワイドモートを作り終わっていると思っています。
私はどうしても有配株じゃないと嫌なので投資してませんが、アマゾンは超優良銘柄だと認識しています。
>Hiroさんには、投資企業に見切りをつける基準の設定があるのかどうか?
事前にルールを設定しているわけではないですが、たとえば営業キャッシュフローが2期連続でマイナスになるようなことがあれば不味い・・と思いますかね。
減配も嫌です。