ルールに不満を言うのではなく、所与のものとして考え合理的に行動する

米政府はコロナ禍で国民、とりわけ貯蓄を多く持たない経済的弱者を救済するために失業給付の上乗せや現金給付を行っています。しかし、皮肉なことにその政策がますます資本家を豊かにすることになります。

政府が国民全員に20万円を支給する。喜んでみんな家電買ったり、美味しいレストランでご飯食べたり、旅行したりしますね。そして、そのお金はそれら商品、サービスを提供する企業の売上高、利益になります。

企業は増えた利益を配当や自社株買いといった形で資本家(出資者、株主)に還元します。利益還元を受けた資本家はそのお金を消費して豊かな生活を送ります。その消費されたお金はまた別の企業の売上高、利益となり、それは資本家に還元されて・・・(以下、繰り返し)。

弱者を救うために給付金を出したのに、それで豊かになるのは資本家なのです。だって給付金もらった人は商品やサービスを購入するために資本家に金を渡すわけですから。持てる者と持たざる者の格差は広がる一方です。

もうそれは仕方ないこと。経済格差を是正するのは本当に難しいことなのです。

庶民の生活は改善していないのに株式市場だけ上がって資本家だけが豊かになっている。けしからん。そんな世の中でいいのか!

と不平不満をいう人、愚痴をこぼす人もいます。

しかし、そういう社会の仕組み、法律などのルールに不満を言っても何も解決しません。デモ活動をやっても世の中のルールが自分に有利になることはありません。

よほど政治資本のある人でない限り、社会のルールを変えようと奔走してもそれは徒労に終わります。そうではなく、この社会のルールを所与のものとして考え、客観的に理解し、そのルールのもとでいかに上手く立ち振る舞うべきか考えた方が有益です。

サッカーで「オフサイドわからんから無くせ!」なんて言っても無駄。ルールはルールなんです。最終ラインを意識してうまく飛び出す練習を頑張った方がいい。

低金利時代に株を買わないのは、落ちている紙幣を拾わないも同然

すでに始まった低金利をレバレッジとした財政金融相場。目の前にFRBが刷った100ドル札が落ちているようなもんです。

素直に拾った方がいいです。拾って喜んでる人を見て「け!、俺はそんな金要らねえぜ」と高いプライドを持っている人もいるかもしれませんが、私はそんなプライドありませんね。

人を騙したり悪いことをしてまでお金を稼ぎたいとは思わないけど、正当にもらえるお金はもらいたい。お金たくさん欲しいです。たくさんあっても嵩張るわけでもないし、洋服みたいに。

中央銀行が刷ったお金を正当に受け取る方法、それは株主になることです。ネット証券でポチっとS&P500指数やナスダックを買えばいいだけ。実に簡単。

いま米国株は割高と言われることも多いです。S&P500指数の予想PERは22倍。

しかし、私はさほど割高ではないと思っています。すでに創出された新規マネー、まだ低位維持された金利が持続的に創出するであろう新規マネーを考慮すれば、今の高いPERをペイできるだけのEPS成長が望めると思います。

確かに口座残高が増えるだけでみんな貯金に走ってしまうリスクもあるけど、それは人間の欲望を軽視していると思います。私のような投資オタクは別としてw、普通はお金が増えればガンガン消費を楽しむでしょう。

FRBは多少のインフレは無視すると言っています。「ブルーウェーブ」が実現しよりマネーが創出されやすい体制が整いました。増税リスクがあるとしても、企業の実質利益には追い風です。

好き嫌いは置いておいて、この社会は資本家優位なんです。低金利紙幣大増刷時代において、その優位性はますます高まります。ゲームのルールを理解して、合理的に振る舞えば経済的な勝ち組でいれます。