石油サービス大手シュルンベルジェ(SLB)株を保有しています。ここ最近、株価はず~っと落ち続けています。12月14日終値で株価はついに40ドルを割りました。配当利回りはなんと5%超え。

「シュルンベルジェの利回りが3%を超えた!これは買い時かもしれない!!」なんて思って資金を投じたのはそんな昔のことではありません。ほんの1年半前です。投資した当時の株価は69ドルでした。

毎日、米国主要銘柄の株価をチェックしているのですが、SLBだけは怖くて目をそむける日が続いていました。が、昨日、恐る恐る蓋を開けたら40ドルを割っていて、、そのままそっとスマホアプリを閉じました。

以下は過去5年のSLBの株価チャートと私の買付履歴です。最初に投資した52万円分については、元本の4割以上が消失してます。辛いです。

 

石油開発は以下の3つに分かれています。
上流(鉱区取得、探鉱、開発生産)
中流(輸送)
下流(精製・販売)

どれかに特定するのではなく、幅広く投資していた方が安心です。上流、下流のバランスが良く、かつ財務的にも強いエクソンモービル(XOM)に投資しました。

さらに分散効果を高めるため、上記3つのどれにも属さないエネルギー業界の分野に目を付けました。それが石油開発支援です。

具体的な企業としては、シュルンベルジェ、ハリバートン、ベーカー・ヒューズがあります。ベーカーヒューズはGEと統合しました(GEはもう売却するみたいですが)。

シュルンベルジェを選んだのは単に業界トップだったから。あとキャッシュフローが一番安定しているように感じました。

そんな感じで自分なりに考えて投資したのですが、今のところ結果は裏目に。買い値から半値近くに下がるというのは、もはやマーケットの一時的な気まぐれとは言えないと感じます。業界トップだし大丈夫大丈夫!って楽観視はできません。

配当利回り5%超えともなると、マーケットはシュルンベルジェの減配も見越しているのかなと推測したくなります。少なくとも、私よりもマーケット(アナリストや機関投資家)の方が、シュルンベルジェの将来性に詳しいはずです。

まあETFから個別株投資に切り替えたわけだから、こういう特定銘柄の暴落リスクは常にあります。それでも自信を持って投資できる銘柄を選ぶことが大事だなって痛感しています(過信はダメだけど)。

どういう基準で銘柄を選ぶべきか、自分の中で確固たる基準がありません。唯一ある定量的な基準は配当利回りがS&P500平均以上という点。ですが、これは経済合理的な基準というより、インカムが欲しいという自分のこだわりに過ぎません。

とにかく財務諸表を見て利益、キャッシュをしっかり稼いでいる企業を選別するようには心掛けています。

ただ、エネルギー企業のPLはそんなに美しくないです。今まで見てきた中では、マイクロソフト(MSFT)、ジョンソン&ジョンソン(JNJ)、ビザ(V)あたりのPL、キャッシュフローがもっとも綺麗だと感じました。

エクソンモービルやシェブロンなどエネルギー企業のPLは荒々しい感じ。

でもシーゲル氏の『株式投資の未来』でスタンダードオイルが思いの外、高リターンだったと紹介されていたし、原油価格が下がっている今こそ買い時かもと思ってエネルギー株に結構な金を突っ込んできました。

エネルギー株に限らず、1~2年で投資リターンを測ってもしゃーないとは思ってます。でも1~2年で投資リターンを測れないからこそ、長期じゃないと成果を測れないからこそ、自分なりの銘柄選定基準をもうちょっと確立した方がいいのかな~って思う時があって悩みます。

結論は出ないです。1銘柄5%程度に分散しながら優良銘柄でポートフォリオを組む、という以外に具体的な投資戦略がないのが今の自分の状況。

本読んだり、実際に投資で痛い目に遭ったりしながら、投資方針を考えていこうと思います。もうすぐ2018年も終わり。米国株投資を始めてもう3年も経つのか。これからもずっと迷い続けるんだろうな。ま、それも投資の楽しいところかな。