一般的に依存症と聞くと、ギャンブルや薬物などを思い浮かべるでしょうか。
とあるサイトによると依存症とは「お酒や薬物など、それにのめり込み、それがやめられず、自分の力だけではどうにもならない状態」を指すそうです。
私はアルコール、ギャンブルなど一般的に悪い印象をイメージされる依存症は持っていません。しかし、広い意味で捉えると、私も色々と依存症を患っているなあと感じます。
ネット依存、コーヒー依存
先ず思い付くのはネット、スマホ依存症。
ネット環境の外に放り出されるとすごく不安になります。都内を散歩する時は、グーグルマップがないと不安。寝る時はスマホを枕元に置いています(おやすみモードにして通知はOFFにしているけど)。
趣味はインドアが多いです。ブログ、YouTube、ゲーム、たまにプライムビデオ。あ、そう言えば最近ネットフリックスを契約しました。妻がどうしても『愛の不時着』を観たいとのことで。どれもインターネット環境がないと楽しめません。
2000年前後のITバブルは崩壊したけど、その過熱っぷりはある意味で正しかったと思います。インターネットが世の中を変える、というのは事実だった。ただ時間軸がもう10年後だっただけ。
あと依存症と言えるのがコーヒー。
コーヒーを飲まない日は365日で1日もありません。ホントにたったの1日すら飲まない日はない。
よほど熱でも出て倒れない限り。私全然病気にならないので、少なくともここ3年は毎日コーヒーを飲んでる気がします。
朝自宅で自分でコーヒー淹れて1杯。お昼に会社でブラックの缶コーヒーないしセブンカフェ。残業が見込まれる時は夕方にもう1杯。1日2~3杯が平均かな。セブンのコーヒーが断トツで美味いと思います。
朝はパンよりご飯の方が好きなのですが、コーヒーを飲みたいがために仕方なくパンを食べてます。ご飯と一緒にコーヒーはさすがに合わないので。
給料依存、配当依存
インターネット、コーヒーよりもさらに強く依存しているものがあると感じています。勤め先からもらう給料、それから保有米国株からもらう配当です。インカム依存症と総称できるか。
2009年4月に社会人になってから一月たりとも給料が途絶えたことはありません。転職した時ですら、前職を退職した数日後には今の職場に出勤していました。
転職した時くらい数カ月のブランクを作ってゆっくり過ごすのもありかもしれませんが、私は嫌でした。なぜなら、その間給料がもらえなくなるからです。
1ヵ月であろうと給料がない月があるのは耐えられなかったです。当時は投資に興味を持ち始めた頃で種銭を作りたかったという理由もあります。
社会人になって12年。12カ月×12年=144。
144ヵ月ずっと給料が振り込まれ続けています。半年に一度の賞与も含めるともっと多い。
もう給料がない状態は考えられません。毎月25日は口座に一定額が振り込まれるのが当たり前。
もしリタイヤしたら給料はなくなります。起業したら自分で稼ぐしかない。成果を出さないと収入はゼロどころかマイナスもあり得る。そんな生活怖くてできません。
給料なくして生活設計なんて立てられない。あと30年くらいは社畜として組織にしがみつく所存です。
そして、給料と同じくらい依存しているのが株の配当。
株式投資はトータルリターンを追求すべきです。目先のインカム(配当)を過度に追い求めない方がいいです。
ここ1、2年でかなりグロース株の割合を増やしてきました。今の高配当よりも将来の配当成長に重きを置くようにマインド改革を行ってきました。
が、配当の呪縛を完全に解けたわけではありません。最近、高配当のベライゾン、シスコシステムズを手放しましたが、これ以上高配当株を減らすのは抵抗あるなあという心境です。
以下は、3月末のポートフォリオ。
この中で、特に高配当なのがたばこ会社のアルトリアグループ(MO)とフィリップモリス(PM)です。配当利回りはMOが7.3%、PMが5.1%(4月21日現在)
個別株を始めた2016年頃は1銘柄10%を目標にしていました。それではリスクを取り過ぎと思い2018年頃から1銘柄5%に方針を変更。
そして、最近はそれすら耐えきれず、1銘柄3%くらいでもいいかなと思っています。リスクに耐えれないというか、単純に欲しい銘柄がたくさんあるからって理由もありますが。
分散投資を以前より徹底するようにしています。
そんな中、MOとPMというタバコ株だけでポートフォリオの11%を占めるというのは、ちょっとマズイのではと思っていました。
含み損のMOは一旦損出しして、半分くらいを別の銘柄に変更するかな~とか色々考えていました。でも、高配当が魅力でなかなか実行できず。
そうこうしているうちに、先日FDA砲弾が飛んできて、MOは一夜で6%も暴落しました。そういうリスクがある銘柄ということは重々承知しています。だからこそ分散が大切なわけですね。
タバコ株の配当は潤沢なフリーキャッシュフローを原資に支払われています。決してタコ足配当ではありません。
その配当は、一度もらいだすとなかなか抜け出せないんですよね。MO、PMそれぞれ3ヵ月おきに、手取りで2万円以上を私の証券口座に送金してくれています。
タバコ株から完全に撤退するつもりはないです。が、少し減らした方がいいかなー。うーん、悩ましい。決算は決して悪くない。特にPMは好調。
追加投資は一切せずに、ポートフォリオ拡大に伴って徐々に構成比が減るのを待つのが一案ではある。がMOは税金対策兼ねて少し売るのもありかもとは思ってます。でも今じゃないですね、さすがに。
タバコはニコチン依存をもたらす商品ですが、タバコ株もまた配当依存を引き起こす商品やな。止められんわ。