久しぶりにハイテク株が下がりましたね。先週木曜にアップルは8%も下げました。金曜は横ばいでしたが。

ソフトバンクのオプション取引の影響がどうこうともいわれていますが、バリュエーションはかなり上がっていたので、結果としては良い調整になったと思います。といっても2週間前の水準に戻っただけですが。

レイバーデイを挟んで始まる今週の相場はどうなるでしょうか。8日現在ナスダック先物は下落しているみたいです。ここまで破竹の勢いでしたから、9月は反動があるかもしれません。もともと荒れやすい月ですし。大統領選も近づいてます。

日々のマーケットを見るのは一種の娯楽であって、さほど気にしてはいません。気にしているのは投資先企業のビジネスの実態、つまりEPSと配当です。特にEPS。もっと言うと調整後EPS。

先日、今のポートフォリオの年間予想利益を計算しました。

もうこれがすべて。資産時価よりもこのフローを意識すると、株式投資をやってて良かったと心から思えます。

あくまで予想EPSですが、なんだかんだ保守的なブルーチップで揃えているので、そんなに大きく予想から外れることはないと思います。私の現在の株式不労収入は年間約160万円ということ。

今後EPSが成長していけば、年200万円到達はそう遠くないでしょう。年200万円となると1日あたりの利益は5,500円ほどになります。

今の私は毎日5千円くらいの株式利益があるんだと意識しています。これって凄いことです。労働で1日5千円稼ぐのがどれだけ大変なことか。

この1日5千円の利益は基本的にすべてマーケットに再投資されています。配当としてドル口座に貯まった資金は全額再投資しています。

また、私の保有銘柄は還元ステージにある企業ばかりで、総還元性向は概ね100%近いです。つまり、200の利益のうち90だけが配当だったとしても残りの110は自社株買いに使われているということです。配当か自社株買いかという違いはあるものの、利益の全額が再投資されていることに変わりはありません。

年間100万円の投資資金を給料から捻出するのはすごく大変なことです。普通の家庭では無理でしょう。そこそこ給料を貰っていてかつ、生活費を平均より安く抑えていないと、特に若い内は年100万円もの投資資金を確保するのは無理です。

私は今給料から投資資金を捻出しなくとも、既存のポートフォリオが生み出す利益だけで100万円どころか160~200万円もの金額を再投資に回せる状態です。ここまで来たら、もう給料を無理に投資に回さなくてもいいかなとさえ思います。と言っても、余剰資金はやっぱり株式市場に投入しちゃいますけどね。

金額基準は人それぞれですが、個人的には「株式時価×益回り」が100万円を超えた辺りから富の上昇スパイラルに入ることができるかなと感じます。もちろん、調子に乗って生活水準を上げ過ぎるとダメですが。

金の卵を産むガチョウたる株式資産の取り崩しを防ぎさえすれば、後は勝手に富が増えていくのを実感できるのが「株式時価×益回り=100万円」というポイントなのかなと勝手に思っています。

9月、10月はマーケットが荒れがちです。こういう時こそ、株式投資の本質を思い出して、ぎゅっと優良株を握り締めておきたいです。

株価が上がろうと下がろうと、私たち長期投資家のリターンは企業のEPS次第です。再投資しながらEPS、そして配当の成長をゆっくり見守るのみ。

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