人は複利を頭で理解できてもイメージできてないとよく言われます。
新聞紙を42回折るとその高さは月まで届きます。実際に折るのは不可能ですが。あくまで計算上。紙を42回折るだけで月まで届くなんて、なかなかイメージできないと思いませんか。私はイメージはできません。でもエクセルで計算したら、確かにそうなります。
複利と同じく、確率も人は理解しているようで実はできてないと言われます。将来、起こり得る事象の確率分布を正確に把握できている人は少ないそうで。
「確率って確かにイメージできてないんだな~」って思わされたのが、モンティ・ホール問題(Monty Hall problem)です。「モンティ・ホール」という名前は知らなくても、問題の内容自体はどこかで聞いたことあるかもしれません。
ウィキペディアから抜粋します。
「プレイヤー(回答者)の前に閉じられた3つのドアが用意され、そのうちの1つの後ろには景品が置かれ、2つの後ろには、外れを意味するヤギがいる。プレイヤーは景品のドアを当てると景品をもらえる。最初に、プレイヤーは1つのドアを選択するがドアは開けない。次に、当たり外れを事前に知っているモンティ(司会者)が残りのドアのうち1つの外れのドアをプレイヤーに教える(ドアを開け、外れを見せる)。ここでプレイヤーは、ドアの選択を、残っている開けられていないドアに変更しても良いとモンティから告げられる。プレイヤーはドアの選択を変更すべきだろうか?」
ウィキペディアより
ドアが3つあります。
3つのドアのうち、1つのドアの後ろに景品があります(アタリ)。
残りの二つのドアの後ろにはヤギがいます(ハズレ)。
あなたはドア1を選んだとします。
ここで、司会者がドア3は不正解(ヤギがいる)と教えてくれたとします。
つまり、こういう状況。
さて、ドア1を選んでいるあなたは、選択肢をドア1のままにしてもいいし、ドア2に変更してもいいです。
あなたならどうしますか?
ドア1のままにします?
それとも、ドア2に変更しますか?
・・・
・・・
ドア1のままでもドア2でも、当たる確率はフィフティ・フィフティだと思いませんか?
実は違うらしいんですよ、これが。
ドア1からドア2に変更した方が、景品が当たる確率は高くなるそうです。ドアを変えると当選確率は2/3になるそうです。
これイメージできます!?
私は無理です。今もまだ理解不能。ドア2に変更した方が景品が当たる確率が高いなんて、全く以って理解できません。
数学をしっかり勉強している人にとっては普通にわかるもんなのでしょうか。分野としては「条件付き確率」になるそうです。ああ、高校生の時にちょっと勉強した記憶があるな・・。
確率は難しい。モンティ・ホール問題以外でも分かってるつもりで、勘違いしていることがきっとたくさんあるんだろうな~って思います。いつか、モンティ・ホール問題が腑に落ちて理解できる日が来るといいな。
確率の勉強って投資家としても大切だと思います。すごく大切。確率が理解できたからって、決して未来予知ができるわけじゃない。でも、将来起こり得る事象の確率分布を把握することで、長期的にどう平均へ回帰するのかがわかります。
これは1000個の袋の1個にあたりを入れて、1個と999個のグループに分けて、どちらのグループを選んだほうが当たるかと考えると分かりやすいと思います。
手順としては結局、自分の選んだ1個の袋と残りの999個の袋のどちらにあたりがあるかを選んでいるのと同じなので
ありがとうございます。
極端な例を考えると確かにわかりやすいです。
1個と999個、そりゃ999個に賭けた方が当たりますよね。
ただ、、それでも完全に腑に落ちていない自分がいます・・。
998個がハズレとわかって、残り2つが余る。
その時点で、その2つのどちらが当たりなのか、これはやはりフィフティフィフティだろって思っちゃいます。
もう自分の脳みそでは理解できないのかもしれません。
初めまして。いつも楽しく購読しています。米国株投資1年生の若者です。
私もモンティホールは頭を悩ませていましたが、「100個のドアのうち99個外れという状況で1個選び、その後98個外れドアを開けてくれたら?」と考えると1/100と99/100だなと感覚的に理解できるようになりました。確率は一度極端な状況を思い浮かべると良いかもしれませんね。
hhさんからも同じアドバイス頂きました。
98個のドアを開けた時点で残った二つのドア。
これだけを見るとフィフティフィフティに思えてなりません。
でも何となく、理解できてきました。
極端な例を考えるのは大切ですね。ありがとうございます。
最初に1を選んだ時は、当選確率は33%。ハズレが一つわかった時の、1と2の当選確率は66%。プレーンな時の33%の1より、結果論としての66%の2を選ぶべきってことなんでしょうかね。直感的な考えなので正確な理解か分からないですがw
ただ、確率で勝負するのは投機なので、ドアの透明度を上げる努力をするか、3つともアタリなるよう工夫するか、ハズレたときに備えて保険をかけて、ハズレても儲かる準備をしておくのが投資家の勝負だと思いますねw
皆さんの解説コメントを読むと、のぼるさんのご理解は正しいようです。
直感でそれを考えれるのが羨ましいです。
私は直感ではどうしても50%50%です。
ただコメントで頂いたように極端な例(ドアが1000個あるなど)を考えると、確かに変更した方がいいなと思えます。
動物的直感に頼ると確率論的には間違った行動になるというのは、投資だけでなく実生活でも怖いところです。
あんまロジカル思考ばかりの生活もつまらないかもしれませんが。
でも投資はロジカルに考えたいので、このモンティ・ホール問題は理解したいところです。
少し理解が深まりましたが、正直言ってまだ100%腑に落ちてません。
NHKで何年か前やっていましたね。
たしかはじめに選んだドアが3分の1の確率だから、ハズレを知らされたあとだと、ドアを変えた方が確率は上がりますね。
ドアの数を1000枚ぐらい増やして想像すると腑に落ちやすいです。
私もその放送を5回ぐらい繰り返しみてやっとわかりました。
常識的な観念を外して見ないと分かりにくいです。
>放送を5回ぐらい繰り返しみてやっとわかりました。
それを聞いて安心しました。
直感的には理解し難いですよね。
この問題が提起された時も、数学の専門家の間でたくさん議論が巻き起こったそうです。
そりゃ、感覚的に理解できなくて当然か・・。
皆さん、異口同音に極端な例を考えるといいとおっしゃっていて興味深いです。
モンティ・ホール問題に限らず、確率のことを考える時は極端な例を考えた方がいいということですね。勉強になります。
なるべく具体的に考えて、抽象論を理解しようという発想には賛成です。
ドアを変更した場合、ハズレのドアと変更したドアの2つを選んでることになるんですよね。ドア3つというのが絶妙で、ドアを10個くらいに増やせば分かりやすいと思います。
その「ドアを2つ選んでることになる」という点がまだピンと来ないです。
ハズレが一つ宣告された後では、独立した2つの扉の選択があると思ってしまい。。
あ、、でも何となくわかってきましたよ。何となくですが・・。
ありがとうございます。
はじめまして、です。
いつも大変貴重な記事をありがとうございます。
突然ですが、「光秀の定理」 (角川文庫)っていう本をオススメさせてください。
この「モンティ・ホール」と「明智光秀」が融合した小説です。
はじめまして。
まさかモンティ・ホール問題が題材の歴史小説があるとは驚きです。
明智光秀ということは本能寺の変がテーマでしょうか。
年末に時間あればぜひ読んでみます。
ご紹介ありがとうございます。
初コメ失礼します。
条件付き確率の教科書的な解き方は私も遠い彼方ですが、この問題は期待値を場合分けすれば簡単です。
(ⅰ)最初に正解してる場合
この確率は1/3
①変えないとき→100%正解
②変えるとき→0%(絶対不正解)
(ⅱ)最初に正解していない場合
この確率は2/3
③変えないとき→0%(絶対不正解)
④変えるとき→本来50%で正解ですが、外れの部屋を分かっているので、もう一方を選ぶことで100%正解できます。
(ⅰ)(ⅱ)より期待値を計算すると、
変えないときの期待値は①③より、
1/3×1+2/3×0=1/3
当たり前ですが変えないときは1/3の期待値のまま
一方、変えるときの期待値は②④より、
1×0+2/3×1=2/3
となります。
だから変えた方が良いのです。
ミソは、最初に正解していない、かつ、変えるときに50%ではなく100%になるところです。
長文失礼しました。
わかりやすいです。
場合分けして樹形図を描くと変更した方が当たる確率が高いことが一目瞭然になりそうだなって思いました。
色んな考え方がありますね。
こういうことを直感的に理解できるようになると、投資での判断でも確率を見誤ることはなさそうです。
が、やはり直感的に理解するのは難しいなと感じています。
こうやって立ち止まって、色んな方の意見を聞いてようやく理解できる程度です。
現代は経済環境が複雑すぎて、人間の本能的な能力では対応できないような気がします。
遺伝子が経済環境に追い付いていないというか・・。
だから勉強しようとなるのでしょうが、勉強でカバーするのも限界があるような気もします。
自分は正しい確率思考ができないんだって理解した上で、安全で保守的な判断をしていくしかないかな。
ありがとうございました。
モンティホール問題を直感的に理解する場合には、ドアの数を100にして考えてみるとわかりやすいと思います。アタリは1個で残りの99個はハズレです。
まず100個のドアから1つ選んだ後に、司会者が残りの98個のドアを開けて後ろにヤギがいることを教えてくれるとします。この場合、自分が選んだドアと残りのドアのどちらがアタリの可能性が高いかを考えます。
最初に自分が100個のドアから選んだドアは、ハズレの可能性が高いです。残りの98個のドアがハズレとわかれば、ドアの向こうがわからない2個のドアの内で最初に自分が選んだドアでない方がアタリの可能性が高いと感じます。
誕生日問題もそうですが、直感ってあまり信頼できないですね。
皆さん、この問題に詳しいですね。
おっしゃってことが同じで驚きます。
極端な例を考えましょう、ということです。
ただ私は極端な例を考えても直感的には未だに理解できません・・。
でもよくよく考えたら、確かにそうだなとは思えてきました。
確率のセンスがないようです・・。
誕生日問題って、クラスに同じ誕生日の人がいる確率は意外に高いって話ですよね。
どこかで読んだ記憶があります。
〇月〇〇日で誕生日が同じと日を指定すると、確率は急激に下がります。
でもどの日でもいいから、とにかく同じ誕生日の日がクラス内に複数いる確率は思ったより高いそうです。
これも感覚的な理解はやっぱり難しいです。
ちなみに、私は誕生日が同じ人に出会ったことは未だかつてありません。
誕生日問題はクラスに30人いたら、自分と同じ誕生日の人が約50%の確率でいるという問題です。直感ではそんなにいないように感じますね。
30人いたら50%にもなるのですか。
そーか、、やはり確率を直感で正確に理解するのは難しそうです。
50%というのは直感とはかけ離れています。
クラスに誕生日が同じ人なんていたっけな~。気が付かなかっただけかもしれません。
なんかたとえ確率の勉強をしたとしても、直感的に理解できるようにはならない気がしてきました・・。
Converge, diverge。discreate, continus。maximum likelihood, minimize…
これらの概念が理解できると、こういう問題簡単に分かりますよ。ちなみに、この話のお題はConditional probabilityという確率論での基礎の基礎です。Uの反対みたいな表記するやつだったはず。
これって、コイン投げて裏か表かの確率を勉強するくらいの次に出てくる話です。
ありがとうございます。
時間あれば入門的な本探してみます。
難しい本を取るとすぐに放り投げるので、過去の経験上。
いつもブログ楽しく読んでいます。最初聞くとえっと思いますよね。直観的な理解という意味では、以下のように考えるとなんとなくわかるような気がします。
ドア2とドア3は挑戦者が選んだ時点では平等でした。ドア1があたりだった場合、司会者はドア2でもドア3でも選べるのですが、ドア3を空けました。ドア2があたりだった場合、司会者はドア3を選ぶしかありませんでした。
司会者が3つのドアのうちランダムに開けたとき、結果としてドア3をあけて外れだったというのなら、ドア1もドア2も当たる確率は平等なはずです。しかし、実際には司会者は外れのドアを選んで空けています。ドア2があたりだった場合にはドア3を選ばざるを得なくなるので、その分ドア2が当たりの確率が上がるのだと思います。
さらっと言うなら、ドア2は外れを知っている司会者に選ばれる可能性があったのに選ばれなかったドアです。ドア1は挑戦者にランダムに選ばれただけです。
分かりやすい説明で助かります。
司会者がハズレのドアを一つ開けたという行為と、残った2つの扉のうちどちらか一つを選ぶという行為を独立して考えるとダメということか。
私は後者をどうしても独立して考えてしまうため、この問題がいつまで経っても腑に落ちないのだと思います。
司会者は意図的にハズレの扉を選んでいるという点がミソなんですね。
理解が深まった気がします。
「さらっと言うなら」のくだり、分かりやすかったです。ありがとうございます。
直感的に2/3ということなら、選んだあとに変えるとすると1回目ハズレを選ぶと2回目必ず当たりになる。だから1回目にハズレを選ぶ確率と同じ2/3
選んだあとに変えないと一回目にあたりを引かなきゃいけないから1/3
1回目ハズレを選んでいるかどうかは本人にはわからないと思うから、私は混乱してしまうのかな。
すべてのパターンを書き出すと、変えた方が良い理由がもっと理解できる気がしてきました。
最初は扉3つだから1/3
最初に外れの扉選んだら、残りの外れは自動的に司会者が開けてくれるので扉変えたら2/3
と少し順序だてて考えればわかりますが、直感的には違和感ありますよね
仕事柄確率・統計はバリバリですが、いざ株で役に立つかというと…
ボラティリティなんかは計算出来るかも知れませんし、人より確率的にものを判断できるとは思いますがリーマンショックが起きても買えるかと言われると無理ですね。
資本主義が終わってルールそのものが変わる。
過去のデータなんぞ意味がないと狼狽売りする姿が目に見えます笑
あー、なんかここまでの皆さんのコメント総合してわかった気がします!
ハズレの扉を選んでいれば、変更すれば必ず正解。
当たりの扉を選んでいれば、変更すれば必ず不正解。
で、ハズレの扉は2/3だから、この挑戦は常に変えるを選んでいれば2/3の確率で勝てるゲームというわけか。
この理解でよいのかな。
1カ月後にはもう忘れてそうです(笑)。
でも今わかったからいいや。ちょっとスッキリしました。ありがとうございます。
自分が確率を正しく捉えられているか、という自己分析がまず難しいなと思います。
今までの日常生活でも確率を誤って解釈して意思決定してる場面はたくさんありそうです。
この問題の肝は、初回で当たる確率が高くなく……正解を知っている司会者がハズレのドアをワザと開ける点なんです。
極端な極端な例として
100個のドアが有り
プレイヤーが一個選んだ後に、司会者が残り99個から1個ハズレを開く
この場合、残り98個に当たりが雰囲気的に確率が高いですよね。
二回目のチャレンジ!
一ヶ所はハズレが確定しているので、実質99個のドアから一個選び、司会者がハズレドアを開く
こんな事が続く限り、プレイヤーは自分の選んだドアと別を選ぶ方が得をしそうな雰囲気になれたら凡そ感覚的に良い方向に向かっているかも。
数学の奇問で、バナッハ タルスキーの定理 てご存知ですか?
証明は理解できないけど定理は単純です……三次元の球体を適当に分割した小片を適切に組み合すと元の球体が二つできる……なんじゃ、これ? でも正しいらしいです数学的に
でも、投資の世界だと元本を適当に分割すれば時間が経過すれば二倍の元本になる確率はありそうな…バナッハ タルスキーの定理を見かけると投資の世界に思いを寄せてしまいます
司会者が正解を知っている状態で扉を開けるという点が重要ですね。
司会者が扉を開けていく毎に、確かに確率は上がっていきますね。母数が減りますもんね。
バナッハタルスキーの定理というのは初耳です。
一つのサッカーボールから、2つのミニサッカーボールが出来上がると思ってよいのでしょうか。
変なこと言ってたらすみません。
なんか複雑すぎて、その定理の凄さがピンと来てませんが数学界の奇問なんですね。
基礎的なことしか勉強してないので(数ⅡBまで)、ちと私には手の届かない領域みたいです。
数字だと2で割って足せば、元の数字になります(当然ですが)。
それが球体でも成立するということか。
色んな視点で投資を考えれますね。
こういう話を聞いて改めて思うことは、自分だけの経験で物事を語るのは損だなということです。
自分は自分の人生しか生きられませんから(1日24時間)、他の人の経験から学ぶことは大切ですね。
金融のレバレッジは慎重さが必要ですが、人生では積極的にレバレッジかけて色んな人を頼りにした方が楽しそうです。
ありがとうございます。
ベイズの定理の利用例としてよく引用される問題ですね。
H…ドア2が当たりという事象
D…ドア1を選択後に司会者がドア3を開けるという事象
と定義すると、司会者がドア3を開けた後のドア2が当たりという事象はH|Dと定義できて
その確率P(H|D)はベイズの定理からP(H)P(D|H)/P(D)で求められます。
P(H)=1/3、P(D|H)=1、P(D)=1/2なのでP(H|D)は2/3になります。
モンティ・ホール問題とベイズの定理でググると詳しい解説が出てきます。
ベイズの定理、、、名前だけは聞いたことはありますが内容はさっぱり覚えてません。
すみません、数式拝見してもチンプンカンプンです。
ググる元気も出ません(笑)。
でも、ありがとうございます。
皆さん詳しくて驚きます(汗)。
Hiro さん、
こんにちは。
この問題は初めて知りました。
こう考えてはどうでしょうか。
三人がいたとします。
それぞれが違うドアの前に立ちます。
皆が動かなければ正解するのはそのうちの一人だけ、
動けば正解するのはそのうちの2人。
だから、動いた方が確率は高い。
マークスの本の事を別の記事で書かれていましたよね。
私もこの本はいい本だと思います。
リスクについて書かれているところも良かったです。
それでは。
こんばんは。
ありがとうございます。
動いた方が確率が高いという点、ようやく理解できた気がします。
何となく昔から疑問だったことをブログで上げてみましたが、こんなにたくさん反応頂けて驚いています。
おかげさまで理解できました(仮に忘れたらこの記事のコメント欄を読み返します)。
マークス氏の本は抽象的過ぎて眠くなる時もありますが、とても勉強になります。
特に個別株投資を始めてからは必読の書になりました。
最近マークス氏の新著が発売されました。少しずつ読み進めています。
昔、私も最初は全然理解できませんでしたが、(100個の扉の例で説明されても)
そのときに「扉変えなくていいの?お前は100分の1の確率を引き当てた自信あるんだねw」と言われて気づきました
こういうネタ大好きです
確かに自分が1/100の確率を得る引き当てる自信はありませんねw。
そんな運をここで使いたくない!って思いますw。
確率って面白いですね。
こんなことなら、学生時代にもっと勉強しておけばよかったです。
「数学なんて実生活で使わねーだろ」って思ってましたけど、発想が甘かったです。
グレアムもリンチもバフェットも、投資に必要なのは算数の知識で充分だと言ってますし、私も全くその通りだと思います。
世界の富豪ランキングに数学者や経済学者がいない事を見ればわかります。
重要なのは、合理的思考と肝っ玉だと思います。
参考:バリュー投資10年間を振り返って
http://www.zyoutou.com/report/history.htm
肝っ玉、大事ですね。
最近書店で『死ぬこと以外かすり傷』って題名の本を見かけましたが(読んでないですが)、確かにその通りだなって思います。
日本は豊かで飽食で、餓死するようなことはあり得ません。
リスク取って色々チャレンジできる時代ではあります。
が、やっぱ安定も欲します。
科学の基礎研究で大きな成果を出した人は、将来の社会に与える恩恵まで考えれば大富豪でもおかしくないと思います。
でも目前の需要に応える起業家が金持ちになりますね。それは仕方ないことかもしれません。
教育、文化、基礎研究、これらはすごく大事なことだと思います。
ただ50年~100年レベルで変わることなんで、どうしてもインセンティブが薄くなりがちです。
こんばんは。
面白いですね。1/3やろ~と思ってしまいました。
実際のところは、個人的に確率は信用できないなと思っています。
話が飛びますが、カジノでマーチンゲール法という恐ろしい必勝法があります。
ルーレットの黒・赤を当てるように勝率50%のゲームで、
・負けたら倍の金額で賭けていく(x2, x4, x8…)
・勝ったら最初の金額に戻して賭けるという方法です。
例 1,000円賭けたとき、
勝ったら、2000円をもらう(+1000円)。その後1000円を賭ける。連勝すると+1000円ずつ増える。
負けたら、2000円をかける。
⇒勝ったら4000円をもらう(ここまでで-3000円をかけてるため、+1000円)、1000円をベット
⇒負けたら4000円をかける。。。。以下続く
勝った回数だけお金が増えるという方法です。
本当に必勝法に見えるのですが、恐ろしいのは負け続けると金額がえらいことになることです。
10連敗の確率は2の10条のため 1/1,024(=0.1%以下)ですが、
1000円スタートだったとしても11回目の掛け金は102万円になります。
以前、マカオのカジノで自分でやってみたところ、
2万円をたまたま+10万円ぐらいにできましたが、途中で何連敗もありましたし、
隣のテーブルでは18回連続で同じ種類が出ており、頭を抱えている人がいました。
確率で考えるとほぼ無いですね。2の18条で1/262,144(=0.0004%以下)なので。
いい加減話それすぎですが、マーチンゲール法は大マジで止めた方が良いです。
掛け金の最大値が普通は決まってるので、負けてる途中でリミットに引っかかること、
過去の出目を見てるとどのテーブルの履歴でも10連続で同じ種類(1/1024)は出ており、確率が全然当てにならなかったためです。
言いたいことは、
“~かもしれない運転”のように危ないことはできれば避けるか、対策を準備しておくのがいいと思う。
ということでした。
>以前、マカオのカジノで自分でやってみたところ
ここが一番ぶったまげました(笑)。
マカオのカジノに行ったことある方なんてそういないと思います。
+10万円で終われるって凄いですよね。カジノってお金は損するけど楽しむためにやるって印象があります。
上客はカジノ内に特別VIPルームがあるとかないとか聞いたこともあります。
東京にもカジノを作る構想があるみたいですが、日本人にはあまり馴染まない気がします。でも怖いもの見たさで一回だけ行ってみたいです。
>18回連続で同じ種類が出ており
なんか裏がありそうですね。やっぱ怖い・・。
マーチンゲール法をやる勇気はないですね。
上限10万円!って決めて、そこまで負けたら潔く引き下がります。
カジノに行くっていい経験ですよね。
先日友人がラスベガスのカジノを見てきたそうです(カジノはしてないらしい)。
とにかく物価が高いと言ってました。500mlのミネラルウォーター3ドルとか。
>カジノってお金は損するけど楽しむためにやる
そうですね。確率を検証したくて紙に書いてやってましたが、頭がどうかしてましたw
もう怖くてできないです。
ここから先はVIPフロアっていう所はありましたよ。
掛け金の最低金額・最高金額が高いのと、人がいなさすぎてチラ見する勇気が出ませんでした。。
一回の掛け金は大体ですが、マシン相手だと 香港$10~(1,500円)、ディーラーがいるテーブルだと香港$300~(4,500円), VIPだと 香港$2000?~(3万円?~)だったような気がします。
ゲーム1回は2~3分です。速攻で消えますw
カジノでポイントカードが無料で作れるんですが、VIPの人は掛け金ポイントでホテルに泊まれるんじゃないですかね。
物価はやっぱり高いです。
ただ、カジノによってはミネラルウォーターを無料にしてるところもありました。
確率を紙に書いて挑むって冷静ですねw
そこまで冷静になれればちょっとは勝てそうな気もします。
でも、やっぱり競馬と一緒で平均では負けること前提に楽しみを求めてやるのがよさそうです。
掛け金意外と低いなって思いました。
1500円なら経験と思って1回くらいやろうと思えます。もちろん、実際はもっとお金が必要なのでしょうが。
VIPはカジノ運営側に収益をもたらすからVIPなわけであって、負けてナンボなのかもしれません。
いつも楽しく拝見しています。
もう話の盛り上がりの山を越えてしまった感はありますが…。
自分は初見で1/2と判断して、驚いた記憶があります。
条件付き確率で、分子はどちらも1/3、
変更しなければ分母は1のまま、変更すれば、分母は2/3なので、
変更した方が良いぞ!1/2になる!と思いました。
色々漁ってみて、分母が1/2と納得した次第です。
ちなみにこれ、アメリカの数学界で大騒動になった問題なんですよね。
数学の権威の皆様が納得せず、コンピューターに試行させて、
やっと解決の方向へ。。。いや、解決しきっていないような。
「ファスト&スロー」の上級版ですね。
すうてきさん、いつもお世話様です。
>アメリカの数学界で大騒動になった問題なんですよね。
そうなんですね。そりゃ理解が難しいわけですね。
専門家の方でも迷って議論が盛り上がるくらいなら、数学素人の私がわからなくて当然だなと安心します。
コンピューターに試行させて解決したというのは驚きです。
理論的な説明ではみな納得しなかったのですね。
人間の脳には限界がありますね。
わからないことはわからない、って割り切って自分の能力の範囲で謙虚に投資(投資だけじゃなく)を続けようと思いました。
>ファスト&スロー
初めて知りました!
読みたい本リストに加えます。
ありがとうございます。
IQ140しかありませんが、分子/分母は簡単です。
1つのみかんにマグカップを3つかぶせます。
マグカップを変更する行為をするので、
初回に当たりをひかなかれば当たり(3つのうち2つ)
初回に当たりをひくとはずれ(3つのうち1つ)
当たりとはずれが逆転するだけの問題です。
3億円の宝くじを1枚買って当たることはまずないです。
当たり以外のはずれをすべて除去してくれるため、
変えた先が間違いなく3億円の宝くじです。
自分が3億円を当てているはずがありませんから。
司会者のアシストは、はずれ1/3の除去です。
司会者がはずれを知った上で選択肢を除外していく点がミソだと理解しました。
宝くじの例もわかりやすいです。
ありがとうございます。
いつも感心して読んでいます。
この問題について遅ればせながらメールさせていただきます。
長くてすみません。
最近、ベイズ統計学の入門書にこの問題の考え方が載っていたので、単純に扉が多い場合を考えてみました。この問題は、司会者が事前に当たりを知っている点がミソです。
司会者が事前に当たりを知らないでハズレを開いた場合は、残り(のグループ)にその確率が載っていきます。
3枚の扉の場合、回答者の選択以外の1枚ハズレなら残りの1枚が当たりの確率2/3。
4枚の扉の場合、回答者の選択以外の2枚ハズレなら残りの1枚が当たりの確率3/4。
扉の数が増えるほど、回答者は選択を変えた方が当たる確率が高くなります。
ところが、司会者が事前に当たりを知っていると、様相は一変します。
司会者が当たりを知っていてバズレを開いた場合、開いたハズレ扉の確率は消滅し、確率の総和1を維持するため比率の調整が生じます。
3枚の扉の場合、回答者の選択以外の1枚ハズレなら残りの1枚は当たりの確率2/3(たまたま同じ結果)。
4枚の扉の場合、回答者の選択以外、司会者が選んだ2枚がハズレなら残りの1枚が当たりの確率3/5。
扉の枚数が増えるほど、確率は1/2に近づいていきます。
当たり(ハズレ)を知っている司会者の選択によって確率が修正され、回答者の選んだ扉と司会者が最後に残した扉の当たりの確率は同等になっていきます。選択を変えても変えなくてもよくなります。
間違っていなければいいのですが。
>司会者が事前に当たりを知っている点がミソ
ですね、ようやくその点が理解できた気がします。
統計学では入門レベルなんですね。
勉強してみたい気持ちはありますが、難しそうで抵抗あります。
ご教示ありがとうございます。
>当たり(ハズレ)を知っている司会者の選択によって確率が修正され、回答者の選んだ扉と司会者が最後に残した扉の当たりの確率は同等になっていきます。」は、
>司会者が事前に当たりを知らないでハズレを開いた場合」です。
ありがとうございます。
正確に言えば、>司会者が事前に当たりを知っている点がミソ」ではなく、司会者が必ずハズレを開ける点がミソ」です。また、モンティホール問題は、ベイズの定理による主観確率の問題ではなく、客観確率の問題です。
確かに、司会者がハズレを開けないと先に進みませんね。
この記事を書いた時は理解できたつもりですが、まだ時間が経って忘れてきました。。
いつも楽しく読ませていただいております。
Hiroさんが書かれております、
「ハズレの扉を選んでいれば、変更すれば必ず正解。
当たりの扉を選んでいれば、変更すれば必ず不正解。」
って事から、外れ見せてもらった後、変更した場合、当たる確率1/2。
なお、最初に当たりを引く確率は1/3。変更しない場合はこの確率。
よって、1/2と1/3なら1/2のほうが当たりやすい。ということですかね。
いつもありがとうございます。
はい、その理解です。
数字でゆっくり考えると納得できるのですが、直感で考えるといつも違和感があります。
この記事を書いてたくさんコメントを頂いてようやく分かるようになりました。
数年も前の記事にコメントすみません。
気になって私も今少し考えてみました。
これはとりあえず、まず”当てるためにドアを選択する”という最初の前提行為を一旦外しましょう。
代わりに”ただ、ひとつドアを選ぶ”ということにします。
ドアAの奥に景品がある確率は1/3。そして、ドアBの奥に景品がある確率も1/3。同様に、ドアCの奥に商品がある確率も1/3ですよね。
ではドアの奥に景品orヤギを隠したまま、ドアAを使って家Xを建てましょう。
次に、ドアBおよびドアCを使って家Yを建てましょう。
これで家Xから景品が出てくる確率は1/3のままですが、家Yから景品が出てくる確率は2/3になりましたね。
で、司会者はドアCを開けてヤギがいることを見せたとします。
しかし、ドアCが開いたところでドアBもしくはドアCのある家Yのポテンシャル2/3って変わらないと思うんです。ここ、低学歴な私には説明できない直感なのでダメな解釈かもしれませんが。笑
でも変わったとしても2/3より上がりそうな気がしません?笑
ここまでで家X(=ドアA)と家Y(=ドアB)どっち開けたい?って選ばせてくれるなら私は感覚的に家Yを選べると思うのですが、Hiroさんはどうでしょうか?
他の方が言うような、司会者は外れを知っている前提でドアBを外したとかはあまり関係ない気がします。
それに家の考え方なら”BかCで景品が出ればよい”2/3という家Yの確率が発案者の言う2/3と同じで正しいのかなと思いました。
いかがでしょうか?
最初1つを絶対選んで絞り込ませたのに、変えても良いんだろうか?って前提がイジワルな気がします。
フラットに考えたら行けそうです。これが正しいのかはわかりませんが。
昔、こんな記事書きましたねー。
もうすっかり忘れていました(笑
当時の記憶を甦らせると、やはり司会者がハズレを知っていてそれを公開している点が肝かなと思っています。
最初の選択肢では正解の確率は1/3だけど、次の選択肢では確率は1/2になっている。
難しいですよね。
こういうの知ると学生時代にもっと数学の勉強しておけばよかったとよく思います。
追記です。
司会者が外れを知っているか関係ないはさすがに暴論でした。