たまにコメント欄やメールで「Hiroさんのファンです!」と言って頂けることがあります。ファンという言葉は芸能人やプロスポーツ選手に向けられるものであって、ただの一般人の僕には似つかわしない言葉。もったいない言葉。でも、そう言って頂けるのは素直に嬉しいです。ホントありがとうって思います。

ただやっぱ「ファンです」という言葉を頂くのは恐れ多いというか、なんか違和感があります。

ファンという言葉を聞いてもしっくりこないのは、僕自身が人生で誰かのファンになった経験がないからかもなって思います。好きな芸能人やアーティストは色々いたけど、ファンと言えるほどではなかった気がします。

昔から好きなアーティストはミスターチルドレン、スピッツ、ラルクアンシエルです。特にミスチルが好き。「口笛」とか「NOT FOUND」とか、学生時代よく聴いてましたね。スピッツだと「楓」が好き。声と雰囲気がいい。

ホントに好きなんですが、ファンクラブに入ったことはないしライブにも行ったこともありません。「桜井さん大好きー!!」ってなるほど熱狂的なファンではないです。よく電車で聴いてたな~というくらい。

「好き」と「ファン」の境界線は曖昧で、人によって定義は違うかもしれません。ちょっと好きっていう程度で「ファンになった」と言ってる人もいるかもしれません。

誰かのファンになるって人生に彩りを与えてくれると思うんですよ。周りを見ててそう思います。会社に乃木坂46が大好きな同僚(ちなみに女性)がいます。ライブとか展示会があると、ワクワク楽しそうにしてます。目が輝いている。

あと、何だっけ、、、3代目Jソウル・ブラザーズだっけ。あのエグザイルっぽい感じの(こんな言い方すると、ファンの方に怒られそうだけど)。3代目Jソウル・ブラザーズの大ファンの同僚もいます。デスクの周りにイケメンたちの写真がたくさん貼ってあります。誰が誰だか全然わかりませんけど・・。

アイドルやアーティストの熱狂的ファンになってる人って、なんか明るい性格の人が多い気がします。人生を楽しんでるオーラを放っているというか。一緒にいると元気をもらえる。あと、旅行好きな人が多いかな。

戦争がないこんな平和な時代に、日本という豊かな国で生まれると、人生って壮大な暇つぶしになる面があります。自分が食うためだけなら、四六時中がむしゃらに働く必要もないし。

人生は楽しく生きたもん勝ちかなって思います。どう楽しむかは人それぞれですが、大きく2つに分かれる気がします。消費者として人生を楽しむ道、生産者として人生を楽しむ道の2つ。

消費者として楽しむ道では、とにかく余暇をいかに楽しく過ごすかが大事。平日の仕事はまあそつなくこなしてきちんとお給料をもらって、そのお金で余暇に自分の好きなことをやる。乃木坂のライブ行ったり、ケーキバイキング行ったり、映画観たり、海外旅行したりして休日を謳歌する。

生産者として人生を楽しむ道というのは、仕事を道楽にして、社会に影響を及ぼすことに生きがい、楽しさを感じること。勝手なイメージですが、秋元康さんとかイーロン・マスク氏とかはこっちのタイプなんだろうなって思います。

生産者として人生を楽しめる人は稀だと思います。仕事を道楽になんて簡単に言うけど、現実問題として難しい。仕事はお金を稼ぐ手段って割り切っても全然問題ないし、むしろそれが普通だと思います。動物は生きるために狩りをします。

世の中の99%の人は、消費者として人生を楽しむ道を選んでいると思います。生産者として人生を楽しむってよほど才能がないと難しい気がします。まあ、完全に2つに区別できるわけでもないですけどね。仕事も少しは楽しさややりがいがないと、さすがに続けられないし。

僕はどうなのかと言えば、消費者として人生を楽しみたい方かな。経理の仕事は嫌いじゃないけど、道楽と思えるほどではありません。決算は憂鬱でしんどいし、細かい数字が多くて目がチカチカする時あるし。株式投資も楽しいけど、まあバイ&ホールドの長期投資でそんなにやる事は多くないです。

ただ僕は、消費者として人生を楽しむのが得意じゃないなってよく思います。遊ぶのが苦手というか。かと言って、生産者として人生を楽しめるほど才能もやる気もない。

消費者として人生を楽しむには、消費のためのお金が必要。確かにそうなんですが、お金だけじゃない。お金よりももっと大切な要素があります。なんだろうか、あまり深いこと考えないというか、素直になるというか、斜に構えないというか、そんな感じです。うまく言葉にできないんだけど、楽しく遊ぶのも、仕事で成功するのと同じくらい才能がいるなって思うんです。

お金がないから遊べないんじゃなくて遊ぼうとしないから遊べないんだ 。

僕は毎日、今を楽しくしたいから、無理やり何かイベントしてますよ。

所ジョージ

ホント才能だと思う。毎週末、楽しいこと好きなことで予定を一杯に埋めれるのって一つの才能だなって思います。羨ましい。