カールが売ってた!
あれ、東日本で販売停止じゃなかったっけと思いましたが。
近くの薬局でお一人様2つまで限定で売ってたから、2つ買いました。
カール販売停止は本当に残念です。
個人的に好きなスナック菓子は、
・じゃがりこ
・チップスター
・カール
なのに、カールが販売停止とは。
残念。
予想外にカールが調達できたので、今日はスタバには行かずに、家の近くのTSUTAYAでDVD借りて家で映画観ることにしました。予定変更。
お菓子食べながら映画観るの好きなんです。
で、今日観た映画は投資関連で大変面白くかつ勉強になったので、紹介します。
めっちゃ面白かった!
サブプライムローン問題を題材にした映画です。
痺れる!!
サブプライムローンは必ず破綻するはず、そしてCDS価格は必ず上昇するはず。
それに賭けた男たちの物語。
この映画、ググったら世間的な口コミはあまり評判高くないです。それはなんかわかります。ちょっと内容が金融絡みで難しい面あります。映画内でわかりやすく説明してくれているけど、やはり何の予備知識もない人が見るのは酷かも。
サブプライムローンとは、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)とは、CDO(債務担保証券)とは、といったことは知ってから観た方がいいです。
投資家としてこの映画から学んだこと、2つ。
マーケットの先読みは不可能
ウォール街のヘッジファンドなど投資を専門にしている人たちの、投資への熱意は凄い。当たり前ですが。サブプライムローンが本当に危険か否か、債券価格が暴落してCDS価格が上昇するのか否か、これを判断するために実際に不動産ローン会社にインタビューする。ローンを受けているストリッパーの女性にインタビューする。
そうやってヘッジファンドは一次情報を地道に獲得して投資判断をしている。決して、冷房の効いたオフィスでPC上の数値を分析しているだけではない。市場に織り込まれていない情報を先回りして他のマーケット参加者を出し抜こうとする。
最近、原油価格の動きが激しいです。1バレル50ドル近辺だったのが42ドル台まで落ちました。ヘッジファンドなどによる投機的な売買が相場に大きな影響を与えていると推測しています。
とてもではないですが、個人がWSJ読んだくらいで原油価格の短期的動向を予想できるはずがありません。足で稼いだ一次情報を持っているウォール街に、ネットで公開されている情報しか持っていない個人が太刀打ちできるはずがない。
マーケットの先読みなんて個人ができるはずありません。あらゆる情報は株価に織り込まれています。株価が下がったら、下がったなりの理由があります。決して割安なんて思わないこと。
最近原油安で、一見するとエクソンモービルやシェブロン、シュルンベルジェなどが割安に見えなくもないです。でも、大体は株価に織り込まれています。慌てず、時間分散でコツコツ投資をしていくべきです。大型株で割安に放置されている銘柄なんて基本はない、という姿勢でいた方がいいと思います。
だから、株価が下がっても焦って買わないことです。
お金は紙くず
サブプライムローンショックで、多くの金融機関が公的資金で救済されました。しかもその公的資金で多額のボーナスがバンカーの手に渡った。これはさすがにモラル違反だと私は思いますけど。
映画終盤の主人公の言葉(正確には覚えてないけど)。
「結局、ツケはすべて一般市民が負担することになる」
そう、結局、無理な融資のツケは一般市民の負担になったんです。直接的に増税せずとも一般市民に負担のしわ寄せをすることができます。紙幣を刷ればいいんです。それをできるのが中央銀行です。当時の議長はグリーンスパン氏です。
金融機関を救済するために、公的資金を入れるってことは取りも直さず国民負担ということです。その為に紙幣を刷ればインフレになって物価が上昇して、国民の経済負担になります。
そうやっていとも簡単に紙幣って刷れるんです。お金なんてFRBの指示一つで魔法のように新しく生まれます。紙幣量が増えることで、あなたの預金価値が下落して少しずつお金は腐っていきます。
生活していく上でお金は必要です。ですが、現代のお金の価値なんてとっても曖昧なものです。お金に支配されることほど虚しい人生はないと思います。
始めまして。よく拝見させていただき、参考にしています。
マネー・ショート面白いですよね!!僕も機内の映画でたまたまやっていて何気なしに見て面白く、帰りにもう一度見てしまい、挙句の果てにアマゾンで購入しました!
確かに一般の人には多分退屈で専門的で面白くないかもしれませんが、投資をかじっているとなるほどとかそれは知らなかったということが出てくるのでかじりつくように見てしまいました。解説にきれいなお姉さんが出てくるのも笑えます。
今後もいろいろな話題について教えてください。楽しみにしています。
はじめまして、こんばんは。
コメントありがとうございます!
TSUTAYAでDVD借りる時は、事前に下調べして借りることが多いです。
サスペンスやスパイ映画、戦争映画とかが好きです。
ユージュアルサスペクツ、セブン、ボーンシリーズ、ワルキューレ、ローンサバイバーなどが好きです。
で、今回はカール買って、突然TSUTAYAにふらっと寄りました。
すぐに目に付いたマネー関連の映画だったので借りました。
そしたら、ものすごく面白くてついついブログ記事にしちゃいました。
アマゾンで買ってしまうお気持ち、わかります。
映画内で視聴者に視線を向けて、急に経済解説シーンがスタートするのが特徴的ですよね。
ちょっと難しい内容だから、親切心で挿入しているのだと思います。
ですが、それでも全く前知識なしで見ると理解に苦しむ面があると思います。
モーゲージ債の価格が下がるとなんでCDS価格が上がるのか、とかそういう基本的な仕組みがわかってないと苦しいですね。
リーマンショックの裏側をリアルに感じることができました。
やはりバブルをバブルだと気づいていた人はいたのですね。
低所得のストリッパー女性が5件もの家を無審査ローンで買っているのですから、そりゃバブルです。
で、思ったのは、記事にも書きましたが、それに気づいたのは現地にインタビューに行って足で一次情報を稼いだ人々です。
マーケットに織り込まれていない情報が仮にあるとすれば、そういう一次情報なんだろうなって思いました。
で、当たり前ですが、私たち日本人個人投資家が米国マーケットの一次情報を手にする時間も手段もありません。
マーケットの先読みをすることがどれだけ馬鹿らしいか、改めて思い知らされました。
マーケットを出し抜く短期取引するにしても、主要な米国マーケットは避けるべきだなと思いました。
短期取引するなら、日本の小型株なんかが一番よさそうです。
まだまだ語りたいことあるのですが、長くなるのでこの辺りで失礼しますね(><)。
またいつでも遠慮なく、コメント下さい。
これからも、よろしくお願いします!
お返事ありがとうございます。
言いたいこと、思っていたことなど、全くその通り書いてくださり、もはやいうことありません!!
どうしてこんなにうまくまとめて書けるのかうらやましい限りです。
ストリッパーの人5件も家を買っていたのも確かに驚きました。Hiroさんの言う通り一次情報を確かめにわざわざ行ったのも驚きましたが。
老後を見据えて配当重視で長期的に行くように心がけたいと思います。でも、株価が上がると喜んでしまいますが。
昨年は、日本のあちこちの地方都市を訪れる機会があったのですが、かなり将来を憂慮せざるを得ない気がしました。大津市は県庁所在地にもかかわらず、7時には店がほぼすべてしまってしまい、コンビニだけが頼りでした。鹿児島市や那覇市、長崎市はまだ元気が少しありましたが、那覇は観光の貢献度が高いように見えました。
香港も一時期ほどではありませんが、にぎわっていました。昔はエルメスとシャネルとカルティエの前だけは朝から晩まで中国人が店の外に列を作っていましたが、わいろの摘発強化後はパッタリと見なくなったのですが、この前行ったときにはまた店の外に少し並んでいたので。
香港人のお金持ちはすごかったです。泊っているホテルで結婚式があったのですが、フェラーリやランボルギーニ、ポルシェ、ベントレーが駐車場を埋め尽くしていて、一番安い車がレクサスの高いものでした。目の保養になりました。
そのうちに世界経済の中心地(と思っている)NYも状況を見に行きたいと思う今日この頃です。
私も戦争映画やスパイ映画が好きです。スタートレックなどのSFも。
ちなみに近所で懐かしいカールチーズ味が売っていたので、衝動買い。二度と食べられないかと思うと無性にカレー味も食べたくなり、ついでにアマゾンでカレー味もゲットしてしまい、親があきれていました。
これからもいろいろな話題について書かれることを楽しみに待っています!!!
ご丁寧に返信ありがとうございます。
ひとりで映画観るの好きなんですけど、感想を言い合える人がいないのが寂しいところです(笑)。
まさか、ブログを通じて映画談義でできるとは思ってなかったので、やりとりできて嬉しく思います。
そうそう、低所得のストリッパーの女性が5件も家買っているって完全に異常ですよね。
しかも無審査のローン。
確かにこんな情報を聞き出せれば、ローン破綻も近いと予想できそうですね。
でも、たとえそうだとしても、多額の顧客資産を預かっている受託者責任がある立場で、あれだけCDS上昇に賭けるのは英断だと思います。
住宅ローン破綻のニュースが出ても、最初は債券価格がむしろ上昇してました。
それで、主人公のファンドは大きなマイナスリターン。
顧客からの圧力も掛かる。
ファンドを凍結して、顧客から「訴えてやる!」と批難のメールが届く。
確かに、もし自分が投資しているファンドが凍結したら、同じことを思うと思います。
自分の大切なお金を預けているわけですからね。
そんな圧力にも負けずに、サブプライムローン破たん、CDS価格高騰を信じて待ち続ける精神の強靭さはすごいと思いました。
やはり常人には務まらない職務です。
あれだけ苦労して情報収集して、それらの情報がマーケットに反映されています。
私達、個人投資家が相場の先読みをすることがどれだけ無駄で哀れなことか痛感しました。
謙虚に投資を続けようと思いました。
>昨年は、日本のあちこちの地方都市を訪れる機会があったのですが、
そうですか~、私は最近はあまり出張とかなく訪れる機会少ないですね。
田舎育ちって自己紹介しているのですが、と言っても福岡市内です。
なんだかんだ言って、電車で20分で都会に行ける環境でした。
本当のド田舎の実態を多分私は知らないんだろうなって思います。
この映画を観たからではありませんが、やはり読書だけでなく実際に自分で足を運んで自分の眼で見て経験することって大事だなって思います。
>一番安い車がレクサスの高いものでした。
半端ないですね(笑)。
華僑って奴ですかね。
中国は、テンセント、アリババ、バイドゥと凄い企業がたくさん生まれていますものね。
>私も戦争映画やスパイ映画が好きです。
お、趣味一緒ですね!
マトリックスとか大好きです、私は。
SFは好きですが、世間的に大人気のスターウォーズには熱中できませんでした。。
カール美味いっすよね!!
なんで廃止なんやろ。
まあ油っぽいから女性受けは悪いだろうな。
2つ買った内に、一つを家の電子レンジ上に確保してます。