バフェットってコーラが大好きです。噂によると1日で5本も飲んでいるとか。ちなみにバフェットが好きなのはチェリー・コークです。以前、読者さんに教えて頂いて新宿駅でチェリー・コーク買って飲んでみたことあります。チェリーは嫌いなのですが、バフェット気分を味わってみようかと思いまして・・。
コーラなど炭酸飲料は健康によろしくないということで批判されることも多いです。砂糖税を導入している国もあるくらいです。イギリスでは導入が確実です。実は欧州よりアジアの方が砂糖税に積極的です。タイとフィリピンは砂糖税導入済みですし、インドネシアやベトナムの政府も検討しているところです。経済が段々と豊かになり、飽食の時代になると肥満が社会問題になるからでしょうか。
500mlのコーラ1本に含まれる砂糖の量は約40gで角砂糖約16個分です。確かに砂糖多い・・。糖分の取り過ぎは肥満や糖尿病の原因になりますから、各国政府が規制したくなるのもわかります。国民の命を守りたいのもあるし、医療費を抑制したいというのもあるでしょう。
そんな世間の流れを尻目にバフェットは、株主総会ではコーラ飲みながら株主の質問に答え、時にアイスキャンディーまでなめています。バフェットはこんなことまで言ってます。
コカ・コーラを飲んだ後の幸福感は、健康上の利益に勝る
ウォーレン・バフェット
コーラが健康に悪いという認識はやはりバフェットもお持ちのようです。ですが、たとえ健康に悪くても、コーラを飲むことで得られる満足感の方が大きいと。ま、世間の人がタバコを吸うのと同じ感覚ですかね。
ただ、バフェットは今も元気でエネルギッシュです。1930年生まれでもうすぐ御年88歳ですが。
バフェットがコーラ飲みまくってマック食べまくってもこんなに元気でいられるのは、人生を楽しんでいるからなのかな~と思うことがあります。毎日企業のアニュアルレポートや財務報告書を読み耽っているそうです。それが楽しいそうです。
私は経理部勤務で決算書に抵抗はありませんが、さすがに毎日財務レポートを読みたい!という気持ちにはなりません。バフェットは財務諸表から企業の未来を想像して、投資プランを練るのが好きなのかもしましれません。
そうやって自分の好きなことを職業にできて、それで莫大なお金を稼いでストレスなく生活できる人は病気になりにくく、元気に長生きできるのかもしれません。「人生が楽しい」と感じている人は死亡率が下がるという英国の研究結果もあるみたいです。
子どもの頃、母親が毎週観ているドラマがありました。「渡る世間は鬼ばかり」です。えなり君も出演しているやつです。僕はこんなただの日常生活を描いたドラマの何が面白いのか全く理解不能だったのですが、うちの母親はこの「渡鬼」が大好きでした。
「渡鬼」の脚本家である橋田壽賀子さんが、こんなこと言ってます。
自分の死について考え始めたのは、88歳ぐらいからです。それまでは、自分が死ぬなんて思わないで、一生懸命仕事をしていました。
橋田壽賀子
88歳になって初めて自分の死を意識するなんておせーよって正直思いましたw。
批判じゃないです、羨ましいなあと思うんです。「一生懸命仕事をしていました。」とおっしゃっていますが、仕事が大好きで、仕事に打ち込んでいるうちに気が付きたら90歳手前になっていた感じなのかもしれません。まさに人生”あっ”と言う間です。
僕は小学生低学年の頃に「死んだらどうなるのかな」、「今ある意識はいつか永遠に消えるのかな」とか考えて不安過ぎて泣いてしまったことがありました。
自分なりの死生観を持つことって大切だと思っているのですが、本当の理想は橋田壽賀子さんみたいに死生観なんて考える暇もないくらい、他にやることがいっぱいある人生なのかもしれません。
活き活きと明るく前向きに人生を楽しんでいる人はやっぱり長生きするってことかな。人生楽しんだもん勝ちだと思います。