21年新卒の22歳の女性が同じチームにいます。最近の若い世代と同じく、とても真面目で仕事熱心な方です。
その人、なんともうiDeCoで積立投資を始めているそうです。同僚の男の子から勧められて始めたと。YouTubeや書籍で勉強して、よくわからないけど評判がいいS&P500を買っているそうです。投資のことはよくわからないけど、とりあえず将来のためにやっていると。
いや~すごい、22歳からS&P500をコツコツ買っていたらお金には困らないでしょう。YouTubeで勉強したというのも現代っ子って感じですね。私はマネー系の動画はほとんど観ませんが、色んなチャンネルがあるのは知ってます。
「1年目の給料で毎月3万円近くも投資するのしんどくない?」って聞いたら「実家暮らしだから余裕です!w」って言ってました。
賢い。都内は家賃が高いですし、通える範囲に自宅があるなら、いきなり一人暮らしする合理性は薄いですね。しかもうちはまだリモートワーク中心だし。家賃がないなら投資に回す金は捻出できますな。あと、そもそも給料もらっても大きな買い物とかしないそうです。
ほんっと堅実やわ。周りの同僚も同じような金銭感覚みたいです。日本は今のアメリカみたいな高インフレ経済はしばらく訪れないだろうなあと改めて思いました。
あとあと、なんとうちの奥さんもiDeCoに興味があると最近言ってきて驚きました。新しい職場の先輩に勧められたみたいで。
付き合ってた頃はクレジットカードすら使っておらず、怖いからとじゃらんじゃらん現金を持ち歩いてた人です。株=ギャンブルと思っていて、私の米国株投資を理解してもらうのもかなり時間がかかりました。あと、内容を理解していない高額な保険にも入っていたし(解約させた)。
そんな彼女からiDeCoなんて言葉が出てくるとは。
日本人は投資嫌いと言われ続けてきましたが、明らかに世の中が変わってきてるなと感じます。わかりやすく投資を解説しているユーチューバーやブロガーの影響も大きいでしょう。私は何ら貢献できてませんが。
18歳以下に10万円相当の給付金が出るみたいですね。うちは支給対象外ですが、こういう政策が普通に出てくることには投資家として関心があります。
きちんと対象を見極められるのかという課題はあるものの、生活が苦しい世帯にお金を配るというのは今後当たり前の政策になるかもしれません。
お金の価値がドンドン薄まっています。だからお金をばら撒くことができます。お金の価値が高い、つまり金利が高いとこんな政策安易に実行できません。
お金を払うとは他人の労働力を買うということ。お金の価値が薄まるとは、つまるところ人の労働の価値が薄まるという意味だと私は解釈しています。
労働よりも資本が生み出す富の方が遥かに多くなっています。そして、その流れは不可逆でむしろますます資本の重要性は増すばかりです。
仕事は定時で上がって私生活を充実させつつ、実家でしっかり貯金してS&P500を毎月コツコツ買う。なんて合理的な選択でしょうか。豊かな未来が待っているでしょうね。
>仕事は定時で上がって私生活を充実させつつ、実家でしっかり貯金してS&P500を毎月コツコツ買う。なんて合理的な選択でしょうか。豊かな未来が待っているでしょうね。
ある程度リテラシーのあるZ世代が多かれ少なかれこんな感じだとしたら、めちゃめちゃ隔世の感がありますね。
「株はギャンブルだから危ない」「定期預金が一番」「でも宝くじは買え」「社会人になったら自分で家賃払って一人暮らしが当たり前」「残業時間が長ければ長いほどエラい」といった高齢者世代の感覚は、もはやZ世代においては浸透しておらず根絶やしになったのかもしれませんね。素敵な世の中になりましたね。
組織にしがみつくなくても少なくとも飢餓に陥るようなことはなくなりました。
労働力は不足気味ですし、会社に忠誠を誓う必要なんてないですね。
考え方は様々ではありますが、私も今の方がよい世の中だと思います。
今の若い人は金融リテラシーが高いと感じます。
ネットリテラシーが高いので、結果として金融も正しい知識を身に着けている印象ですね。