今週水曜の日経新聞にジョンソン&ジョンソンの大きな特集記事があったのご覧になりましたか?

これは新聞記事の抜粋です。

(2018年7月11日 日本経済新聞より)

米国企業の配当推移が日経に載るなんて珍しいですね。改めて見るとホントに美しい右肩上がりの配当です。上のグラフを見ると1980年のDPS(一株当たり配当)は0.1ドルもないくらいでしょうか。。それが2018年現在のDPSは3.6ドルにもなっています。この38年間で30倍以上に増えた計算です。日経のグラフは1980年からですが、ジョンソン&ジョンソンは1963年からこれまで増配を続けてきました。連続増配年数は55年。

1980年当時1ドル未満だった株価は今や130ドル弱もあります。1980年から38年間ジョンソン&ジョンソン株を持ち続けていた投資家は、今は巨額の富をGetして悠悠自適気ままな生活を満喫していることでしょうね。羨ましいな。僕も長期投資でガッチリ儲けてやりたいです。

長期投資で儲ける方法はシンプルです。とにかく優良企業の株のみをコツコツシコシコ買い続けることです。明らかに割高になるタイミングが極まれにあるので、そこさえ気を付けて後は淡々と買っていくのみです。配当を再投資できればなお良し。

単純なようで忍耐強さが必要な難しい投資法です。時間を犠牲にしてまでお金持ちになりたいかどうかは、個人の価値観に依るところもありますし。「宵越しの金は持たね~」的な人生だって決して悪いもんじゃないと思います(それで社会に迷惑を掛けるのはダメだと思うけど)。一度の人生どう楽しく生きるか、選択は人それぞれです。

時間を掛けてでも長期的にゆっくりお金持ちになりたければ、ジョンソン&ジョンソン(JNJ)のような超優良銘柄を保有しておくだけでその願いはきっと叶うと思います。JNJいいですよね。個別銘柄で欲しいな~と思いつつ、結局まだ1株も買ってません。HDVを通じて少しだけ保有してますが。

 

ところで、日経の記事の中にこんな一節がありました。

J&Jはウイリアム・ウェルドン氏、アレックス・ゴースキー氏がここ2代のトップだが、米国以外ではほとんど知られていない。だが、「それでいい」と松本氏(元カルビーCEO)は見る。カリスマ経営者の経営手法は本人のみによって可能となり、企業としては不連続な経営に陥りがちだ。カリスマへの過度な依存は本来、永続性のある経営モデルではなかった可能性がある。

2018年7月11日 日本経済新聞より

ヘルスケア業界は高度な経営判断が求められる業界に思いがちですが、ジョンソン&ジョンソンはそうでもないのかもしれません。昔から売り続けている定番商品をたくさん持ってますよね。ベビーローションとか。

日経の記事を読みながら、このバフェットの言葉が思い出されました↓。

愚か者でも経営できるビジネスに投資しなさい。なぜなら、どのビジネスにもいつか必ず愚かな経営者が現れるからだ。

ウォーレン・バフェット

“Our Credo”(我が信条)の思想に則って、世界の患者さんを助けるために誠実にビジネスを続けてきたからこそ今のJ&Jがあるのだと思います。社会に貢献し続ける素晴らしい企業です。

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