表面的な実績EPSをもとに算出したPERを見ると、時に判断を誤る可能性があります。税制改正に伴う費用など臨時多額の費用(ないし収益)が含まれることがあるからです。

たとえば、以下はYahoo Financeでジョンソン&ジョンソンを検索した画面ですが、PERが200倍を超えており明らかな異常値です。こんなPERは投資判断の役に立ちません。

 

Yahoo FinanceのPERは使いもんにならないことが多々あるにもかかわらず、幣ブログの「米国株銘柄分析」ではこのYahoo FinanceのPERを掲載し、かつリンクまで貼っていました。んで、PERに異常値がある場合は記事の中で説明するように心掛けていました。

が、やっぱり異常値のあるPERを掲載するのは読み手フレンドリーじゃないって以前から思ってまして、予想PERを表示しているサイトを探してきました。

ありました!!

Nasdaqというサイトです。以前読者さんに教えて頂いた海外のサイトです。このサイトに”Forward P/E(1y)”という項目があり、これが予想PERです。

たとえば、ジョンソン&ジョンソン(JNJ)で検索するとこんな感じです。

黄色でマーカーしたところが予想PERです。うんうん、今のJNJの予想PERは15倍ちょいという認識なので数字は正しいと思います。

このデータを使います。

今日以降、米国株銘柄分析記事を作成・更新する時はNasdaqの予想PERを掲載するようにします。その方が、きっと投資判断の役に立つはずです。今後ともよろしくお願いします!