米ヤフーファイナンスでインサイダー(CEOなど会社役員)の自社株売買状況を確認できることを知りました。これは、非常に興味深い情報です。会社の内情に精通している役員が自社株に強気なのか弱気なのか、投資家として気になるところです。

そこで、主要企業の過去6か月間のインサイダー取引状況をチェックしてみました(2019年5月14日時点)。インサイダーが買い越しなら「買い」、売り越しなら「売り」とします。

ティッカー 名称 インサイダー取引状況
MSFT マイクロソフト 買い
AMZN アマゾンドットコム 買い
AAPL アップル 買い
FB フェイスブック 買い
GOOGL アルファベット 買い
JNJ ジョンソンエンドジョンソン 買い
JPM JPモルガン・チェース 買い
XOM エクソンモービル 買い
WMT ウォルマート 売り
V ビザ 買い
PG プロクター&ギャンブル 売り
MA マスターカード 買い
DIS ウォルトディズニー 買い
VZ ベライゾンコミュニケーションズ 買い
CVX シェブロン 買い
UNH ユナイテッドヘルス 買い
CSCO シスコシステムズ 売り
PFE ファイザー 買い
T AT&T 買い
HD ホームデポ 買い
WFC ウェルズファーゴ 買い
KO コカ・コーラ 買い
INTC インテル 買い
MRK メルク 買い
BA ボーイング 買い
CMCSA コムキャスト 買い
ORCL オラクル 買い
PEP ペプシコ 買い
MCD マクドナルド 買い
NFLX ネットフリックス 買い
MDT メドトロニック 買い
GIS ゼネラルミルズ 買い
IBM IBM 買い
ABBV アッヴィ 買い
CL コルゲートパルモリーブ 売り
PM フィリップモリス 買い
MO アルトリアグループ 買い
BLK ブラックロック 買い
ABT アボットラボラトリーズ 買い
AVGO ブロードコム 買い
COST コストコホールセール 売り
QCOM クアルコム 買い
MMM スリーエム 買い
SBUX スターバックス 買い

なかなか面白い結果となりました。米国株のバリュエーションは高いと言われることが多いですが、ほとんどの企業でインサイダーは積極的に自社株を買っていることがわかりました。まあ、自分が経営している会社の株なんだから、売る人より買う人が多いのは自然なことかもしれませんが。

44銘柄をチェックしましたが、インサイダー売り越しの企業はウォルマート(WMT)、プロクター&ギャンブル(PG)、シスコシステムズ(CSCO)、コルゲート・パルモリーブ(CL)、コストコホールセール(COST)の5つ。

なぜだろうか。さすがに売買の背景まではわかりません。まあ、偶然大量の売り注文があっただけの可能性もあるし、別にこれらの銘柄を悲観する必要はないと思います。あくまで参考情報です。

ちなみに、買い越し額がかなり大きかったのがAT&T(T)です。予想PER8倍でかなり売り込まれている感がありますからね~、経営陣は自社の未来を信じて積極的に株を買っているのかもしれません。

あと、ユナイテッドヘルス(UNH)も買い越しが多かったです。やはり、医療保険株は売られ過ぎなのだろうか。わからんけど・・。

(役員などインサイダーの自社株売買状況を確認する方法はこちら)
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