以前こんな記事を書きました。

【Hiroの実体験より】マーケットが判断を誤る時もある。だから買い値の見極めは慎重に慎重に。

この中で私はこう言いました。

うちの会社は予想PERが30倍台前半ですが、これはちと高過ぎです。益回りで3%ちょいしかありません。

(中略)

5月に2018年度決算を開示するわけですが、その際に翌年度の業績見通しも公表します。マーケットは期待外れの売上成長、EPS成長に失望するはず。そして、株は売られるでしょう。せめてPER25倍前後(それでも高いと感じるが)まで調整が入る必要があるだろうと感じています。

Hiro

その5月の決算発表は終わりました。

答え合わせです。
うちの会社の株価はどうなったのか?

はい、案の定、株価急落しましたよ。決算発表後12%ほど急落しました。

予想通りです。こうなることはわかっていました。なぜなら、本社経理の私はインサイダーだからです。決算見通しも2019年度のガイダンス情報も知ってましたから。来期のEPS予想の低さを考えたら、決算前の30倍以上のPERは高過ぎだと感じていました。マーケットの期待値は高過ぎました。

役員は平社員の私よりも遥かに多くの重要情報を持っています。役員などのインサイダーはある程度、自社の株価の見通しを予想できるはずです。米ヤフーファイナンスでインサイダー取引状況を確認することができますが、これは一見の価値のある情報だと思います。

それにしても、マーケットは何を考えているのか、よくわからんな~と思います。うちの会社、今の株価でもまだかなり高いと思うんですよね。米国銘柄はだいたい納得感あります。「ああこの銘柄なら、これくらいのPERが妥当だろうな~」と思える時が多いです。ちょっと疑問に思う時もありますけど。

やっぱ、外から見るのと内から見るのとでは、見える景色はかなり違うんだろうな。