2016年は近年稀にみる急な株安円高で始まりました。
中国景気懸念や原油安、アメリカ利上げなど様々な要因が語られますが、真実はわかりません。株式市場は複雑系のシステムなので、その動きを合理的に説明することは不可能です。
私の株式時価総額も概算ですが、恐らく150万円〜200万円は毀損していると思います。
市場が動揺しているときは何もしないのが鉄則ではあるが…
この記事 に書いたのですが、市場が暴落しているときは何もせず嵐が過ぎ去るのを静観していることが大切だと思っています。
慌てて投げ売りしてしまうのが最悪の行動です。
なのですが、暴落しているということは少なくとも最近の価格より安い値段で株を買えるということで、買うチャンスとも言えますね。
暴落しているからといって、その価格が理論価値より安いか高いかは厳密にはわかりませんが。
私はこの暴落している2016年初めの1か月半で、約300万円相当の虎の子の預金を株式に投入しました。
ここまで一括で投資したのは初めて投資をしたとき以来です。
無リスク資産が溜まりすぎていた
これは私の2015年末のバランスシートです。(単位:円)
資産の部 | 負債・純資産の部 | ||
---|---|---|---|
現預金等 | 4,002,358 | カード債務 | 170,802 |
株式等 | 11,362,546 | 奨学金債務 | 1,121,025 |
退職給付 | 700,000 | 繰延税金負債 | 395,300 |
仮受交通費 | 33,000 | ||
負債合計 | 1,720,127 | ||
評価差額金 | 1,637,342 | ||
自己資本 | 12,707,435 | ||
純資産 | 14,344,777 | ||
資産合計 | 16,064,904 | 負債純資産合計 | 16,064,904 |
現預金が400万円強もありました。
無リスクの安全資産をどれほど確保して投資を行うかは、人それぞれ考えが違います。
私の生活防衛資金に関する考えはこちらをご覧ください。
私は独身で養う家族がいないという背景もありますが、生活防衛資金は最低限でいいと思っています。具体的には生活費の3か月分ほどで金額でいうと50万円くらいでしょうか。
目指すべき無リスク資産の額は50万円ほどなのに、昨年末時点では400万円無リスク資産が溜まっていました。
預金が多いことは確かに安心ですが、その分機会費用が掛かっているということです。
株価調整はリスク資産移行へのチャンス
いつが底値かなんてわかりません。
今株価は暴落中ですが、NYダウの予想PERは14倍ほどであり適正水準にも見えます。暴落することで株価が正常値に戻ったと考えれば、今は必ずしも割安ではないかもしれません。
でも、割高でもないと思います。
うーん、つまりわからないです(笑)。
ただ、せっかく円高株安が進行しているのだから、溜まっていた400万円の預金を株式に振り向けるいい機会と捉えました。
ということで、年初の1月から現在(2月初旬)にかけて何度かにわけて、300万円近くのETF・インデックスファンドを購入しました。
主にアメリカやその他先進国の株式が対象です。
短期的にはもっと値下がるリスクは当然覚悟しています。
しかし、一度購入したら基本は売却せずに30年超ホールドする方針なので、気にしません。
買うときは慎重かつ大胆にいきますが、買ったら忘れるのが一番です。
無リスク資産は適正値へ
おかげで、年末に400万円あった普通預金残高は現在は100万円を少し切るところまで減少しました。
自分が理想としている生活防衛資金水準にかなり近づいてきています。
この位の水準を維持しつつ、あとは毎月コツコツ投資を続けていきたいと思います。