私はシーゲル流の配当再投資戦略を実践しています。この投資法が長期投資としては最も有効だと信じています。
でも、それと引き換えに投資本読んだり、ETFの中身を調べたりするためにかなりの時間を割いています。このブログを書いている時間まで考えたら、途方もない時間になります。
でも私はそれでいいんです、私にとって株式投資とは一種の趣味だからです。
登山が趣味の人は山に登って降りるという行為は意義ある素敵な行動でしょう。でも登山が趣味でもない私にとって、単に山道を登って降りるという行為の楽しさはあまり理解できません。
同じく多くの人にとって私のように企業分析したり株式投資の本読んだりすることの何が楽しいのか理解できないでしょ?
そりゃそうだと思います。私は結構規模の大きい上場企業の経理部に勤務していますが、その経理部内でさえ共感されないくらいですから。
好きな趣味や価値観なんて人それぞれですから、何が正しいとか全くないわけです。
投資が趣味ではない、でも将来の為に投資で資産運用したいと思っている人は多くいると思います。
そういう普通のサラリーマン投資家には、インデックス投資がお勧めです。
特に米国大企業に幅広く投資できるS&P500ETFへの長期投資を強くお勧めします。
S&P500ETFと言っても具体的にどれを買うのがいいの?、どこのネット証券で買うのが一番いいの?っていう実務的な疑問がありますよね。
それにお答えします。
最強のS&P500投資法
結論から書きます。
私が思う万人が使える最強の投資法はズバリ、、
カブドットコム証券のフリーETFで”1557″を買い続けることです。
“1557”はSPDR S&P500ETFという名称の商品で、米国S&P500指数に連動する国内ETFです。
信託報酬は0.0945%。
長期投資では手数料をなるべく抑えることが大切です。特に永続して発生する信託報酬には注意すべきです。
信託報酬が最も安いS&P500ETFはブラックロックのIVVで0.04%です(2016年11月現在)。
ただ、このIVVは米国ETFなので安くはない買付手数料が発生します。私が利用している楽天証券では取引毎に25ドルも掛かります。他のネット証券ではもう少し安いですが、それでも毎月コツコツ買うには無視できない買付手数料が発生することになります。
サラリーマン投資家の多くは毎月のお給料を頑張って貯蓄して投資資金を確保しているはずです。1回の投資金額は数万円~10万円ではないでしょうか?ボーナスが入れば50万円くらいを投資できるかもしれませんが。
多くのサラリーマン投資家は今手元に1000万円あってそれをドカッと投資するのではなく、毎月のお給料からコツコツ投資することを考えているはずです。
で、あれば買付手数料もなるべく安く抑えるようにすべきです。
インデックスファンド(投資信託)であれば最近は買付手数料無料(ノーロード)が主流ですが、ETFは買付手数料が発生するのが普通です。S&P500ETFだって例外ではありません。
でも、唯一ETFの買付手数料を無料にできる方法があります。
それが、カブドットコム証券のフリーETF。
フリーETFについては以前記事で紹介したのでこちらをご参照ください。
フリーETFで手数料無料になるETFは限られていますが、その中にS&P500連動のETFが一つだけあります。
それが”1557″です。カブドットコムのフリーETFを使えば、”1557″に買付手数料無料で投資することができます。
これは非常に便利だと思います。私も以前はよくお世話になっていました。よくお昼休みにぽちっと10万円くらい”1557″を買っていました。今でも”1557″を100万円ほど保有しています。
私は楽天証券ユーザーですが、このフリーETFの魅力に負けてカブドットコム証券でも口座開設したのです。本当は資産管理をシンプルにするため証券口座は一つにしたかったんですけどね。
”1557”の信託報酬は年率約0.09%と、米国ETFのIVV(0.04%)やVOO(0.05%)と比べると割高ですが毎月の購入手数料が無料という点を加味すれば、毎月コツコツ投資する人にとっては”1557″の方が有利だと思います。
“1557”は国内ETFなので円貨で取引が完了する点も日本人フレンドリーです(為替リスクはあります)。
私は今でこそ米国ETFに何のハードルも感じませんし、「米国ETFもネット証券から手軽に買えるよ!」って他人にお勧めできます。でも投資を始めたばかりの頃は、海外ETFと聞いただけで抵抗感がありました。
海外ETFと聞いて、ちょっと難しいそうだな、ハードル高いそうだなって思う人いると思います。
であれば、単純に国内ETFを買えばいいんです。同じS&P500連動である以上、期待リターンも負っている為替リスクもすべて有名米国ETFと全く同じです。
“1557”の唯一の懸念は流動性の低さで、1日の当たりの取引高は2千万円程度しかありません。ですが、1回当たりの購入金額が~20万円程度あれば特に問題にはなりません。
長期でS&P500平均を超える投資法はあると思いますよ。
でも、それを目指しますか?
投資法や銘柄研究とかに時間を取られますよ?
PER、PBR、DPS、配当利回り、WACC、自社株買い、現在価値とかの用語を知っていますか?
最低限の会計知識はありますか?
このくらいの基本概念や知識がないと、市場平均を超えるパフォーマンスは無理だと思いますよ。
え、知らない!?
大丈夫、そんな用語知らなくても長期投資ではお金持ちになれます。リスクをとる覚悟と最低限の金融リテラシーさえあれば、お金持ちになれることが長期投資の大きなメリットです。
最も手軽にお金持ちになれる方法がインデックス投資です、S&P500ETFへの長期投資です。
カブドットコム証券のフリーETFで”1557″を買って放置しておけば(出来れば分配金は再投資しましょう)、あなたも気づけばお金持ちになっていることでしょう。
お金持ちになりたいなら
これを単純な投資法だと馬鹿にしてはいけません。
はっきり言いますが、世の中の95%の人は株式投資はギャンブルだと、株式投資は汚いもの、額に汗して地道に労働することが正義なんだと思い込んでいます。
株式投資は意義あることなんだ、株式投資をすれば”正当な対価”として長期的に大きなお金を稼ぐことができるんだ、と気づいているあなたは(このブログのこの記事にたどり着いてるあなたは気付いているはず)、すでに世間大衆から脱却できている上位5%なのです。
世の中の95%の人はS&P500ETFという選択肢にすら辿り着くことができません。
日本の小型株で火傷を負って、FXで多額の含み損を抱えて、そうして「もう投資なんてやらない!!」となる人が圧倒的に多いわけです(それは投資ではなく投機なんですけどね、それにすら気づかない)。現に私の周りでもFXでやられて投資嫌いになっている人がいます。
S&P500ETFという答えに辿り着いているあなたは、すでに長期株式投資の勝ち組です。
本屋さんに行けば「1年間で100万円を1億円にした!」的な本もたくさん置いてあります。確かにそういう”幸運”な人もいるでしょう。
でも騙されていはいけません、世の中そんなに甘くはありません。魑魅魍魎の投資の世界で自分だけ簡単に一億円稼げるなんて、そんな甘い幻想は忘れましょう。
投資で変に特殊解を求める必要はないんです。シンプルイズベストです。時間をかけてゆっくりお金持ちを目指すのが株式投資の王道です。
若いうちにミリオネアになりたいなら株式投資で過剰なリスクをとるのではなく、投資以外のビジネスでリスクを取ったほうがいいです。起業するとか、投資銀行で10年間死ぬ気で働くとか。
老後でお金に苦労なんてしたくない、世間一般よりはお金持ちになりたい、1億円くらいの資産は欲しい、普段日常生活を送るうえでお金の心配はしたくない、という程度の願望であれば毎月コツコツフリーETFで”1557″を買い続ければいんです。
この方法で長期株式投資を続けて30年~50年後、金銭的に成功していなかったら私を訴えて下さい(笑)。
社会保険料とか税金とかバカ高いですよね。毎月頑張って残業しても国に3割くらい取られてアホみたいに思えますよね。でも、これは仕方ない。個人が国家の徴税権に文句言っても無駄です。無駄なことに労力を割くのは人生の浪費です。
だから、毎月コツコツ10万円を”1557″に投資するってとても難しいことです。
毎月10万円貯金するだけでも難しいのに、投資に回す余剰資金を毎月10万円前後用意するのは一部の高給取りを除いては、一定の努力が絶対に必要だと思います。
そこを頑張るかか頑張らないかはあなた次第です。
今の快楽的消費をとるか、将来の金銭的成功をとるかはあなたの価値観次第です。どちらが正解とかないと思います。一度の人生をどう生きるかあなたの選択です。
後者の将来の金銭的成功を選択するなら、やるべきことは先に述べたとおりです。
仕事を頑張って毎月投資資金を捻出して毎月コツコツ、フリーETFで”1557″を積み立てればいいんです。
S&P500ETFにたどり着ける人は全成人の5%くらいだとして、実際に20年間以上これを積立続けることができる人はその中の10%くらいではないでしょうか。感覚ですが。もっと少ないかな?
5% × 10% = 0.5%
0.5%、1,000人に5人くらいかな、S&P500を積み立て続けることができる人は。
何が言いたいかというと、フリーETFで”1557″を積み立てるという投資戦略はとっても単純なのですが、これを継続できる人なんてほとんどいないということです。
その選ばれし5人になれるかどうかは、あなたの努力次第です。
庶民がミリオネアになる”方法”は簡単ですが、”実行”するのは難し。
自分の証券口座に100,000,000円と表示されている事態を想像できますか?イメージから入る戦略も有用かもしれませんね。思考は現実化するって言うじゃないですか。
30年後、あなたの証券口座に1億円、いや2億円3億円あることを願っています!
お邪魔します。長文失礼します。
私はマネックス証券なのですが、マネックスNISA口座なら米国株の買付手数料は恒久的にゼロ円ですね。(正確には全額キャッシュバック)
なので、米国株に抵抗が無く、手数料がネックの方はマネックスのNISA口座でIVVもよいかもしれませんね。他の証券会社は知りませんが。。。
私はこの全額キャッシュバックを活用して、来年からはNISA口座では自分が決めている米国株銘柄群全て(HDV,VDC,PM,PG,CVX等)を毎月機械的に少しずつ買いましていこうと思ってます。(時にはリバランスして)
今まではこの方法をとると購入数に対しての手数料がバカにならなかったですからね。嬉しい限りです。
この方法に対して、何かご意見・コメント頂けたら幸いです。批判意見だと尚嬉しいです。
こんばんは。
仰る通りNISA口座を使えば大体のネット証券は米国ETFも米国株も実質手数料ゼロですね。
個人的な経験に基づく感想ですが、NISAでは手数料無料ではなく手数料キャッシュバックなのであまりに少額単位で米国株投資を
するとNISA口座内の損益が一見するとかなりマイナスに見えて損益管理しにくくなる点が気懸かりです。単なる無料ならいいんですけどね。
なので、私はNISAであっても3,000ドル単位くらいで投資したいないと思っている次第です。
さて、ご質問の件は全くおっしゃる通りだと思います。
記事の内容と矛盾するように聞こえるかもしれませんが、私は特定口座であっても30年レベルの投資期間であれば”1557″よりもIVVの方がパフォーマンスは
上回るだろうなと実は思っています。信託報酬は僅か0.05%の差ですが30年もあればじわじわ効いてきます。
なので、海外ETFに慣れている人は特定口座であってもIVVやVOOで良いと思います。
ただ、私はそれでもインデックス投資でほどほど(と言っても長期で高パフォーマンス)のリターンを求める普通のサラリーマン投資家に”1557″を推奨します。
手数料とかドル転とか一切考えずに、お昼休みにスマホでポチっと数万円単位から購入できる手軽さはサラリーマン投資家にピッタリだと考えています。
なので”最強の投資法”というタイトルは盛り過ぎだったかもしれませんが、総合的に見て”1557″は使いやすく便利だと思います。
同僚に投資の相談をされたらいつも”1557″ないしニッセイ外国株式インデックスファンドを勧めています。
HDV,VDC,PM,PG,CVX等ですか、いいですね!
私の投資銘柄と同じ感じですね。
コメントありがとうございました。
返信ありがとうございます。
損益管理は確かに分かりにくくなりますね。悩ましい。感情排除するよい方法だと思ったんですが少し考えてみます。ありがとうございます!!
1557はジュニアNISAでの購入銘柄を考えるキッカケになりました。参考に、自分なりにマネックス証券日本口座ベストを模索してみます。(ジュニアNISAも早く外国株が対象になればよいのですが。。。)
税金はどう考えるべきでしょうか?
インデックスファンドでは税金を繰り延べることができるものがおおいですが1557だと年2%程度の配当があると思います。例えば1000万の2%=20万、税金20%とすると4万です。
この税金を払っても1557に投資する価値はあるでしょか?
はい、おっしゃる通りインデックスファンドの税金繰延効果は非常に大きいと思います。
私もかつては税金繰延効果のためにMSCIコクサイ連動ETFでなくMSCIコクサイ連動インデックスファンドを買っていました。
S&P500連動のインデックスファンド(非上場)は存在しなかった気がしております。
私の勘違いでしたら申し訳ございません。
ただ、仮に手数料0.2%くらいでS&P500連動インデックスファンドがあればそちらのほうが確かに合理的だと思います。
“最強の投資法”という大げさなタイトルが独り歩きしていたらすみません。
“1557”よりも合理的な投資法はあるかもしれません。
ただ私の経験上、低コストで手軽にS&P500を購入できる”1557″は大変便利で気に入っており、多くの人に心からお勧めだと思っていたので記事にしました。
コメントありがとうございます。
「1557」を取り上げて頂き、ありがとうございます。
私もこのフリーETFをコツコツと積み立てていこうと思っておりますが、継続するのは確かに難しそうですね。
でも、こちらのブログを読み続けていけば、自然と「1557」の積み立てを継続していこうという気持ちを持ち続けることができると思います。
そういうわけで、これからもブログの「継続」をよろしくお願い致します。
そうですね、何事も継続するのは難しいですよね。
「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」
この言葉好きです。
S&P500積立、単純ですが継続は難しいと思います。特に人生の様々なイベントの時には。
是非継続頑張って下さい、応援しています。
私もブログ継続できるよう努力します。
シーゲル先生の本にあるS&Pコア10種を毎年1回入れ替える方法は
どうですか?年率確か15%以上ありましたけど。
ほとんど勉強のじかんもとられずに市場平均をアウトパフォームできそうじゃないですか?
仰る通り、『株式投資の未来』によれば、S&P100の企業から配当利回りが高い上位10企業を選択すれば高いパフォーマンスが期待できますね。
なぜか私はこの投資法を実践しようと思ったことはありませんが、検討する価値のある投資法だと思います。
確かに特段の勉強も不要ですものね。
後は邪念を排して、本当に淡々と機械的にこの投資法を継続できる信念があるかどうかですかね。
年に1回とはいえすべての銘柄を売却して買い直すのは意外に面倒ですし、「本当にこの銘柄でいいのかな!?」っていう感情も入りそうかなって思います。
こういう投資法こそ、最近話題のAI投資が活躍するところなのかもしれませんね。
AIのいいところは銘柄選別能力ではなく、感情を排除できる点だと私は思っていますので。
それでも今のところは、投資継続の容易さ、余計な時間を取られない、などの面を考えれば普通のサラリーマン投資家にはS&P500ETFが最良かなというのが私の考えです。
あくまでも私の考えです。
ご提言どうもありがとうございます。
色々考えるきっかけになって楽しいです!
一応、i-mizuhoからS&P500指数の投資信託はあるみたいですよ(^^)
信託報酬0.57%なので再投資の手間や誘惑を考えると実は悪くないのかも(´・ω・`)
http://noload.558110.info/i-mizuhoAmericaKabushikiIndex.html
S&P500の投資信託あるんですね!
知りませんでした。
情報どうもありがとうございます。
そうですね、再投資考えると割高な信託報酬もペイできる可能性ありますね。
これも合理的な投資法ですね。
記事の本質ではないのですが・・・。(記事には賛同です)
楽天証券の手数料について「他の証券会社ではもう少し安い」は流石に語弊がある気がします。
$1,100前後の投資だと$20の差が出ますからね。1/5で済みます。
まぁ、SBIがマネックスに追従したのも最近の話ですし、楽天もそのうち安くなるとは思いますが。
海外株式手数料については、数年前に引き下げたマネックスを褒めるしかないですね。
確かにおっしゃる通り、「もう少し」という表現は不適切でしたね。
米国株の手数料はかなり違いますよね。
ミスリードな記事を書くつもりはありませんでしたが、今後はもう少し表現気を付けるようにします。
記事内容や表現方法でのご批判は大歓迎ですので、今後も何かお気付きのことあれば遠慮なくご連絡ください!
私はこれ以上証券口座を増やしたくないのと、銀行やクレジットカードも楽天カードなので、今の楽天証券を使い続けたいところです。
早く楽天証券も追随して値下げして欲しいと期待しています。
こんばんは。いつも楽しく拝見させていただいています。
1557もニッセイ外国株式インデックスファンドも長期にお手軽に続けるのにとてもいいですよね。
私はSBI証券で『iFree 『NYダウインデックスファンド』を確定拠出年金で(もちろん特定口座での扱いもあるのですが)毎月6万8千円積み立てていくことにしています。信託報酬は0.225%でニッセイ外国株式とほぼ同じです。税金や再投資の手間等も考慮すると(60歳までひたすら続けることを前提として)投資信託でこのようなファンドやニッセイ外国株式に投資というのもよいかなと思っています。あくまで投資に時間をかけたくない私のようなものにとってですが。
こんばんは、いつもご覧いただきありがとうございます。
NYダウインデックスももちろんいい選択肢ですよね!
信託報酬0.225%とはすごく安いですね(確定拠出専用ですか?)。
毎月6万8千円を確定拠出に充当できるということは、自営業の方でしょうか。
自営業の方で満額確定拠出を利用されている方は珍しいように思います。
年間80万円も所得控除できるなんて羨ましい限りです。
積立継続がんばって下さい!
今後ともよろしくお願いいたします。
はじめまして!
税金に対する質問がありましたが、外国に上場しているETFは、日本以外に海外の税金もとらているばすだっかと思いますが、1557はどうなのでしょうか?iシェアーズの債権ETFはアイルランド籍なので海外の税金はかからないですが、1557は、取られいたような気がしますが?
はじめまして、こんばんは。
そうですね、1557は国内に上場していますが米国籍のETFなので米国で10%源泉徴収されます。
もちろん、日本の税率20.315%も掛かります。
これを取り戻すためには確定申告で外国税額控除が必要です。
確かにこの件は、記事に一言入れるべきでしたかね。
ご指摘ありがとうございます。
突然の質問失礼致します。
積み立てNISAで楽天VTIを購入する予定ですが、積み立て金額が少ないので1557か iFree S&P500インデックスを追加購入しようと検討しております。
hiro様に教えていただきたいのですが
・1557は信託報酬は安いが日本と米国の2重課税がある
・iFree S&P500インデックスは課税は日本のみだが1557より信託報酬が高くファンドオブ ファンズの為トータルコストも高くなる可能性がある。
売却は考慮せず、20年以上積み立て投資をする場合どちらがコストを抑えて投資できるでしょうか。
こんばんは。
ご質問ありがとうございます。
1557もiFreeもどちらも素晴らしい商品ですね。
厳密に経済計算を行っておりませんが、恐らくiFreeの方がトータルリターンは高くなると思います。
信託報酬は1557が0.1%、iFreeが0.23%で1557が0.1%ほど低いです。
買付手数料はどちらも無料です。
(1557はカブドットコムのフリーETFを利用する前提です。)
手数料で言えば、やはりETFである1557が優位です。
しかし、投資信託であるiFreeには分配金が国内非課税で再投資されるという大きなメリットがあります。
この非課税メリットは、恐らくですが手数料率0.1%の差を覆す威力があると思います。
なので、トータルリターンはiFreeの方が若干有利ではないかと考えております。
>ファンドオブファンズの為トータルコストも高くなる可能性がある。
iFreeがファミリーファンド方式なのを仰っているかと存じます。
一般的なファンドオブファンズとは違いますので、ご安心下さい。
ファミリーファンド方式を取っているからこそ、iFreeはここまで低コストになっていると思われます。
iFree S&P500は素直に良い商品だと思います。
ところで、こちらのご質問を受けて、また他の読者さんからも投資信託の問い合わせを多く受けていることもあって、本日投資信託関連の記事をアップしました。
もしよければ、合わせてご覧ください。
よろしくお願いします。
丁寧な回答ありがとうございます。
iFreeはファミリーファンド方式だったのですね。
某サイトでiFreeはファンドオブファンズだからコストが高くなるという記述があったので不安になりhiro様に質問させていただきました。
1557は有名ブロガー推奨銘柄なので1557を購入した方が良いのでは?と考えていましたが、hiro様の分かりやすい回答で考えを改めました。iFreeを小額から購入していきます。
はい、iFreeの積立は非常にお勧めです。
ファンド・オブ・ファンズ自体は信託報酬が2重で発生するのでオススメできませんが、ファミリーファンド方式は問題ありません。
つみたてNISAを使うのもありですね。
1557も非常に良い商品です。
選択肢がたくさんあると迷いますね。
いつも成程と感心するばかりの記事お疲れ様です。
さて、2018/07/03よりeMAXIS Slim米国株式(S&P500)が信託報酬0.16%(税別)で発売されて私も早速積立を始めました。
DCと積立NISAも満額行っており(DCは酷いラインナップなんですが…)、特定口座で楽天・全米を積み立ててます。VOOもわずかではありますが持っています。
そこで質問なんですが、今後積立はそのまま放置でVOOを余力のある時に買い付けていこうかと思っていますが、あまりにも同じようなインデックスでいいのだろうかと若干不安になっています。このような場合、VOOの買い付けは行わず別のインデックスを購入した方がよいのでしょうか?
それともeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の積立額を増やした方がいいのでしょうか?(現金で1,000万ほどと毎年120万ほどを投資に回す予定です。)
ブログ更新楽しみにしております。
こんばんは。いつもありがとうございます。
eMAXIS Slimのコストは本当に激安ですよね。もうETFと大差ありません。
>VOOの買い付けは行わず別のインデックスを購入した方がよいのでしょうか?
S&P500の中の別の商品に分散すべきかという意味ではなく、S&P500以外のインデックス(NYダウや他スマートベータ指数)に投資すべきかというご質問だと解釈しました。
その前提でお答えします。
結論を先に言えば、S&P500(VOO)だけで何ら問題ないと思います。
もっとも安心して長期保有できるインデックスがS&P500です。過去のリターンの実績もありますし、何よりきちんと利益を出している主要米国企業で構成されているため、長期で保有して損する方が難しいくらいのインデックスです。
配当に着目したスマートベータ指数連動のインデックス商品(VYMや私が持っているHDVなど)もありますが、無理に投資する必要はないと思います。
これらがS&P500を超える保証はありませんから、より低コストで堅実なリターンが期待できるS&P500一択で何ら問題ないです。
以下、参考になりそうな過去記事を貼りますね。
https://growrichslowly.net/high-dividend-etf-really-outperform/
NYダウも優良指数ですが、ボーイングやゴールドマンサックスなど一部銘柄の組入比率が高いのが特徴です。
より安心して長期分散投資できるのはS&P500です。
というわけで、特段こだわりがなければVOO一択でよろしいかと存じます。
コメントありがとうございます。
これからも積立(楽天全米&eMAXISS&P)はそのままでVOOを追加で買い続けていくことにします!
私はHiroさんみたいに自分で銘柄を選別する力もなく(リーマンショックで痛い目にあったのは嫁にも内緒です(苦笑)アベノミクスで幾分救われました)、もはやインデックス投資しかないと思っていた時にこのブログと出会い(出会う前にWealthNaviに一瞬投資しましたw速攻+で全額出金出来たのは奇跡でした(汗))
いつも納得することが多くてそれ以来記事を拝見させていただいているアラフォーです。
やはり私とは頭の出来が違うなと感心しきりですが、これからも良質の記事をお願いします!
ご返信ありがとうございます。
いえいえ、私は銘柄を吟味しているというシンプルに優良企業に投資しているだけですので。
本当に財務分析力が試されるシメモク投資的なことも日本株でチャレンジしたいな~と思いつつ、忙しさを言い訳に何もしていないところです。
ウェルスナビは価値あるサービスを提供していますが、自分でETFにアクセスできるくらい投資リテラシーのある人にとっては不要だと思います。
1%の運用手数料は長期で見ればじわじわと資産を蝕みます。
インデックス投資で検索された私のブログが引っかかるのはちょっと意外でした。
自分がインデックスに投資しなくなり、専ら記事の話題は個別株関連が多くなっていましたので。
読んで頂けて嬉しく思います!
これからもよろしくお願いします。
はじめまして
こんばんは
毎日楽しく拝見させて頂いております
大袈裟な表現ではなく、正直なところ貴ブログに巡り会えて人生が変わったと感じています
デイトレに疲弊し、自分の相場観のなさを痛感していた中、長期投資の正解の一つかもしれない、「米国株式投資」という気づきを与えて頂けたことに感謝しております
まだお金持ちには程遠いですが、細く長く投資を続けていけたらと思っています
はじめまして、おはようございます。
ありがとうございます!
そう言って頂けて本当に嬉しいです。ブロガー冥利に尽きます。
ファイナンスが好きで、PERがどうこう配当利回りがどうこう株式益回りがどうこう債券がどうこうと色々記事を書いています。好きだから書いています。
ただ自分が一番やりたいことは、米国株投資、長期株式投資の魅力、株式投資の本質的な意味を世の中に伝えることかもなって思う時があります。
これから色んな手段で情報発信続けていけたらいいな~と思ってます。
色々とビジネスのお話を頂くのですが、本業が忙しくなかなか時間を取れていないのが現在の状況です。
本気でやりたいならサラリーマン辞める覚悟もいるなあと最近思います。そこまでリスクを取る勇気はなく・・。経理の仕事も好きですし。
これからもブログ続けていくつもりなので、是非一緒に米国株投資続けていければと思います。
細く長く・・これ大切ですよね。
ただマーケットに居続けるだけでお金持ちになれるのが米国株マーケットの魅力です。
本日、地元の税務署に外国税額控除での還付金の手続きをしてきました。
去年まで特定口座のみでの1557の外国税額控除の還付金の手続きをしておりましたが、NISA口座開設してからは初めてです。
今回は特定口座での購入分とNISA口座での購入分の両方の外国税額控除の還付金の手続きをしようとしたのですが、特定口座での購入分のみ還付金を受けれて、NISA口座での購入分からは還付金を受けれないということを恥ずかしながら初めて知りました。
特定口座の分は去年いったん全て利益確定して、1557はNISA口座でのみの保有となるので来年からは外国税額控除の手続きは不要ということになりますが、この解釈で合ってますでしょうか?
HiroさんはNISAでの購入分は外国税額控除での還付金は受けれないことはご存知でしたか?
チェルシーさん、お久しぶりですね。
はい、NISA口座では外国税額控除は不可能です。
日本で非課税ということは日米二重課税ではない、なので米国の税金は還付しない。というロジックだったはずです。
あとNISA口座で生じた売却損は他の所得と通算できないのもデメリットです。
私はNISAで買ったAT&Tを含み損で売却し、悔しい思いをしました。
その反省もあって今年はすべてETFでNISAを埋めました。
NISAの非課税は嬉しいですけど、実は税務面でマイナス要素もあります。
使い方が難しいですよね。なんか中途半端な制度です。
回答ありがとうございます。
「NISA口座では外国税額控除は不可能」なのですね。
恥ずかしながら今回初めて知りました。
シンプルにするために1557はNISA口座だけで保有としているので、来年からは外国税額控除の手続きはできないということになりますね。
これからもコツコツと買い増ししていきたいと思います。
いえいえ、とんでもないです。
控除なしは嫌ですけど、手続きなしにシンプルに投資を続ければいいという点で分かりやすくもありますね。
日本の税金が非課税になるだけでも効果は大きいです。
「NISAでインデックス」これが最強の投資法ですね。