玉ねぎの値上がり、マンションの値上がり

悲報です。行きつけのスーパーで玉ねぎが値上げされていました。これまで一玉50円だったのが70円に。なんと1.4倍もの値上げ。インフレの波が徐々に日常生活に忍び寄ってきています。

でも買いますよ。玉ねぎ必要ですもの。作り置きのために鶏手羽の煮込みを圧力鍋でよく作るのですが、そこに玉ねぎ一つ入れるだけで野菜も摂れて助かるんですよね。玉ねぎって美味しいですよね。子どもの頃はあまり好きではなかったですが、今は好きな野菜No1かも。

投資をやっていると何でも率で考えがちです。というか、率で見ないといけません、普通は。

投資で1千万円儲かった!と言っても、元本が10億円なら利回り1%なわけで自慢できる成果ではありません。元本1億円なら10%だからまあまあ。元本1千万円ならダブルバガーですげえってなります。

ですが、日常生活では率よりもグロス金額、総額を見て判断することが多いです。玉ねぎ1.4倍の値上げって聞くとしんどいですが、金額で言えば20円なわけで別に無視できるレベルです。

マンションなんて10%値上がりするだけで「おえっ!」ってなりますからね。6千万円のマンションが10%値上がったら+600万円です。普通に1年分の収入が吹っ飛ぶわけです。たまったもんじゃないです。

坪単価300万円と350万円。その差は17%。率で言えばまあそれほどでもないかもしれません。

しかし、同じ広さ70㎡の価格は前者が6350万円、後者が7410万円です。1000万円以上も差があります。とても誤差と呼べるものではありません。

不動産って坪単価で比較されることがよくあるんですが、購入検討者としてはどうしても単価より総額に目が行ってしまいます。これだけ高額ですから、そうなるのも仕方ないことです。

生活必需品セクターは目立たない存在だが安心感がある

ちょっと株式投資の話に変わります。

これから特にアメリカで高インフレ環境が持続する可能性があります。その物価上昇を販売価格に転嫁できる強い企業を選別する必要性が今まで以上に増します。

個人的にはテクノロジーと生活必需品の2セクターがインフレに強いのではと感じます。

GAFAなどのテック系は単価自体は高いプロダクトもそれなりにあるけど(iPhoneは10万円以上)、あまりに便利で手放せないので値上げされても買い続ける法人、個人が多いでしょう。

食料、飲料、日用品などの生活必需品は生きていく上で欠かせないものなので、多少値上げされても需要は落ちづらい上に、元の単価が低いので値上げ率ほどは消費者に逃げられない面があると思います。

生活必需品セクターは成長率が緩慢なので、なかなかポートフォリオのメインには据えづらいところもありますが、リスクを抑えてそこそこのリターンを安全に取りに行く上では有能です。金利が上がってもテック銘柄よりは株価は落ちないと思います。

ETFではXLPなどがあります。XLPの上位銘柄はプロクター&ギャンブル、ペプシコ、コカ・コーラ、ウォルマート、コストコ、モンデリーズ、フィリップモリス、コルゲートなどです。

華やかさはないですが堅実です。こういう銘柄も悪くないです。