今年の5月は忙しいー

3月決算企業の経理部が一番忙しいのはいつかわかりますか?

そう4月です。

年度末決算の締めがある4月はめちゃ忙しいです。全社リモートワークになる中、一部社員は出勤して何とか乗り切り無事決算を発表することができました。ちなみに、決算説明会もリモートでした。

5月も地味に忙しい月なんです。中旬から有価証券報告書の提出に向けて準備を始めます。さらにしんどいのが新年度4月の月次決算です。うちの会社は毎月連結PL(セグメント別)を作成してマネジメントに報告しています。決算期ほど厳密な会計処理はしませんが、とは言え基本は同じプロセスを経て連結PLを作るので結構な労力です。

新年度最初の月次決算というのは何かと大変でして。システム設定の変更が必要だったり、あとちょっと会計専門的に話になっちゃいますが、棚卸資産の内部利益控除の影響が相対的に大きく出るのでPLに異常値が出やすかったりと。あと最悪なのが報告セグメントを変更する時ですね。過年度遡及も含めて実務の準備作業量は膨大です。

もう5月が終わろうとしていますが、今年の5月はなんかやけに忙しい。リモートワークだから作業が非効率になっているのかも。いや、それだけじゃない。コロナです。多くの他社と同様で弊社も2021年度の業績見通しは開示しませんでしたが、内部では議論は続いています。Q1ないしQ2ではコロナ影響を見積もって投資家に業績見通しを出すというのが今の経営陣の方針です。

それに伴って、色々と分析や資料作成などイレギュラーなタスクが舞い込んできます。なんかさ、私だけかもしれませんが、リモートになってから仕事を自分で抱えがちです。チームメンバーにスカイプ通話で説明して仕事を任せるくらいなら、もう自分でやっちゃおうってなりがちです、私。

2021年度の業績見通しの議論が続くせいで、例年なら閑散期の6月まで多忙になりそうで戦々恐々としています。6月は毎年休みを取って旅行に行ったりしているのにさ。

株式投資のありがたみ、偉大さを感じる

あかん、前置きが長い。愚痴でした。本題。忙しいと株式投資のありがたみをいつも以上に感じるなあ、という内容の記事を書こうと思ったんです。夜中にPCに向かいながらそんなこと考えてたので。

時間は1日24時間という有限リソースです。残業したらその分自分の時間がなくなります。当たり前ですが。

帰宅して22時を過ぎていたら、体力、頭を使うことはほとんどできなくなります。昔はできましたが、なんか最近はダメですね。年でしょうか。読書すらできないです。軽く夕飯食べて、ボーっとYouTubeやテレビ見たりゲームしたりして寝るのみ。

そんな状態だと副業もできません。残業が副業みたいになっちゃいます。アルバイトをする体力は残ってないし(する気もないけど)、ブログを書く元気も出ません。ブログはあまり副業って感じではやってないですが、まあ記事を書かないといくらかは広告収入減りますよね、普通は。

てか、そう言えば、先日4月のアドセンス収入が振り込まれたのですが、あまりに酷すぎて萎えましたね・・。1PV当たりの収益という点では過去最悪だったと思います。今月はちょっとは持ち直してくれるといいなあ。

余談でした。

そんな疲弊して仕事以外何もやる気が起きない中でも、株式は変わらず稼働し続けています。365日24時間常に働いてくれます。私のポートフォリオは1日あたり約5千円稼いでくれます。それだけの配当があるという意味ではなく(理論)利益という意味です。保有株数×EPS、ないし保有株式時価×益回りの金額です。

たまに思うんです、「ああ今日もどこかでコーラが売れ、フリトレーのスナック菓子が売れ、マックのハンバーガーが売れ、iPhoneが売れ、、その収益が今日も5千円あるのかー。株式投資ってマジすげえわー、サイコー!」って。

株式投資って凄いと思いませんか。フリーランチだと思う時さえあります。ジェレミー・シーゲル氏によれば米株の過去200年の実質リターンは6.8%だそうです。名目リターンはこれにインフレ率がオンされますから、保有株の時価は10年で2倍以上に増えることになります。

S&P500指数のPERが20倍を超えると割高と言われますが、株式のこの圧倒的不労度の高さを考えたらPER20倍(益回り5%)でも安く感じます。マイクロソフトのPER30倍なんて全然余裕ですよ。S&P500指数のPERが30倍くらいあっても文句言えないくらいです。

株式投資ってホントただ持っているだけでよくって、何も管理しなくていいじゃないですか。ETFなら決算チェックすらしなくても大して問題なしです。そんな楽しておいて実質利回り7%は貰いすぎだと思います。大企業の窓際族で年収1500万円もらってるオッサンみたいです。

今回のコロナショックのように途中大きな株価変動の荒波、ストレスに耐える必要はありますが、大きなお金を稼げるわけだからそれくらいは我慢できます。仕事の特に人間関係のストレスに比べたら甘いもんです。

優良株は長期的に見れば大抵割安です。S&P500指数もそうです。捧げる労力に対して期待リターンは魅力的だと思います。

なぜそんなことが起こるのか?
マネーと情報が瞬く間に拡散する現代社会に、なぜそんな美味しい話があるのか?

世の中、簡単に儲けられることはないはず!と疑う姿勢は大切だと思います。

しかし、株式投資が「楽して儲けられる」のは虚構ではありません。歴史が示しています。

株式投資が「楽して儲けられる」のは株を長期で持つ人がほとんどいないからです。他人のお金を預かっている機関投資家は短中期での成果も求められます。30年先を見据えて運用できるのは個人ですが、目先の消費を抑えて株を仕込む人なんて稀です。株はギャンブルだから止めなさいと親に言われることはあっても、大人になったらコツコツ株を積み立てなさいと親に言われることはありません。

株式市場には日々莫大な資金が出入りしています。日本株だと1日で3兆円くらいの取引高があります。株を買おうとする人は大勢います。しかし、今後30年持ち続けようという意志を持って株を買っている人は全体の1%もいないでしょう。大半は短期的な売買目的です。システムによる自動売買も多いですし。

株式は永続的に機能する不労収入源としてとても優秀なのに、その価値を理解して資本を投じる人は少ない。だから、長期でのリスク・リワードが良い意味で壊れている。そう感じます。

私はこんな投資ブログを書いているくらいの株好きなので、バイアスがかかったポジショントーク的な面があるかもしれません。が、たまに冷静に客観的に他の投資対象と比較してみるのですが、やはり米株より効率的に稼げる投資対象は他にないと思います。

不動産は株より儲かるという意見もありますが、それはうまく自分の労働力を投入した場合だけだと思います。単にマーケットから購入して保有するだけなら、やっぱ株式その中でも米株が最強だと思いますね。