少額商品の買い物はトライアンドエラーで調整していく

お金を払って買ったはいいけど、思ったほど満足度高く使えないこともあります。仕事と同じく消費も失敗は付き物です。

少額な消費財(食品、日用品など)なら、迷う時間がもったいないのでとりあえず買ってみるというのが私のスタンスです。で満足できなかったらもう買わなければいい。千円未満の買い物でいちいちググるのも面倒だし。

先日、カルディで具体的には言いませんが某輸入品の350円くらいのチョコを買ったら、あまりに不味くて大失敗でした。妻も同意見。もったいないけど捨てるしかないと思います。。

あ、カルディは大好きでよく行きます。コーヒーやちょっと高級な調味料を買う時に重宝します。

それにしても、菓子類は下手に海外品に手を出すより、ロッテや明治なんかの安価な商品が結局のところ一番美味しいと感じます。少なくともコスパは良い。

高額商品はトライアンドエラーを回せない。どうすべきか?

小さい買い物はトライ&エラー戦術でよいのですが、金額が二桁万円を超えてくるとそういうわけにもいきません。とりあえず買って嫌だから捨てる、誰かにあげる、というわけにはいきません。サイズが大きい商品も多いので、仮に処分するにしても手続きの時間とお金が必要になって大変です。

具体的には家具、家電、住宅などの耐久財がそれに該当するでしょうか。

これらの高額商品の買い物で失敗する一番の原因は、使用する手間、アフターメンテナンスの時間、費用を十分に検討できていないことだと思います。

マンション好きが講じて、最近は戸建て住宅にも興味が出てきました(買う予定はありませんが)。時間を見つけては色んなYouTubeを観てます。

再生数を稼げるワードに「後悔」があります。自分の実体験、あるいは専門家の客観的な視点から、こんな設備、間取り、仕様は後々後悔するぞ、という内容ですね。

自分が後悔しないための反面教師にしたい、あるいは他人の後悔をおもしろおかしく見てみたいという需要があるのでしょう。

私もこういうタイトルの動画はすぐに回しちゃいます。注文住宅での失敗ポイントはマンションでの失敗ポイントに繋がる所もあるかなと思って。後は単なる娯楽コンテンツとして。

よく見たのを覚えている範囲で取り上げるとこんな感じ。
・洗濯物干しとして2階にベランダを作ったけど、1階の洗濯場から2階へ毎日往復するのが面倒でベランダを使わなくなる。

・外観の美しさのために植栽豊富にしたけど、思った以上に成長が早く剪定が大変。落ち葉の処理が大変。

・解放感を得るために大きな窓を作ったけど断熱性が落ちて夏は暑く夜は寒い。

・便利と思って全館空調にしたけど、思った以上に音が大きくて寝る時に気になる。

・収納と生活動線のバランスが悪かった。

・コンセントを不便な場所に付けてしまった。コンセントの数が足りなかった。

上記は必ずしもデメリットというわけではなく人それぞれ感じ方、状況は異なる、という点は念のため言っておきます。

住宅関係はやり直しに多大な時間とコストがかかるので、失敗したなと思っても簡単には変更できませんね。

家電だとこんな後悔ポイントがあるようです。

・ハイエンドモデルのエアコンを選んだが、構造が複雑で外注クリーニングコストが通常の2倍もかかった。

・便利と思って食器洗い乾燥機を買ったけど思った以上にスペースを取って邪魔。あと音が想像以上にうるさい。

・乾燥機付き洗濯機を買ったけど、少し洗濯量が増えるだけで乾燥が不十分になって、結局干す必要がある。

・ロボット掃除機は起動する前に床にあるものをテーブルに上げるなどの整理整頓が必須だけど、それが面倒で段々と使わなくなっていった。

販売側は商品を使うことで得られるメリットしか言わず、それを快適に利用し続けるために必要な労力、コストについては強くは言及しません。ビジネスだから仕方ありません。

家や家電は人生で何度も買うものではありません。なので、買い手側の経験値がどうしても不足してしまいます。一方で売り手側は百戦錬磨です。情報の非対称性が大きいということですね。

このギャップは埋めようがありません。人生で10回も20回も住宅を買い替えることができるのは、一部の物好きなお金持ちだけです。仮にうなるほどお金があったとしても、普通の人は特別な事情がない限り、家は一度買ったら10年は住み続けるでしょう。

家や家電など耐久財の買い物で失敗しないためには、ネットなどでリサーチして少しでも売り手との情報格差を縮める努力をすると同時に、自分は情報弱者であることをしっかり自覚することが大切かなと思います。

冷静になって購入後の使用イメージを想像することです。住宅など高額の買い物は気持ちが舞い上がってしまいがちですが(実際楽しいので気持ちはわかりますがw)、高額だからこそ金額に見合う価値があるのか落ち着いて見極めたいところです。

あまりに慎重になり過ぎると何も買えなくなるので、どこかで割り切りは必要ですけどね。

まあ、最近はYouTubeなどで役に立つ情報がたくさん出回っているので、これらを事前に見ておくだけでも失敗のリスクはだいぶ抑えられるのではと思います。