ブルームバーグによると、バークシャーの上場株ポートフォリオのうち45%以上がハイテク株になっているとのこと。

ハイテク株と言わずにはっきりアップル(AAPL)と言えばいいのにって思いました。アップルだけで全体の45%弱はありますかね。それは言い過ぎかな。40%以上はあったはず。

それとバンクオブアメリカ(BAC)を足すと、2銘柄だけで55%以上を占めます。すごい集中投資ですよね。

この集中投資は真似できないけど、ハイテク株を中心にポートフォリオを組む姿勢は私も真似しようと思っています。

2016年に米国株を始めたときは、バリュエーションこそが重要だと思っていました。成長の罠にはまらない、地道に配当再投資がキーワード。つまりはバリュー株重視ということ。

それが間違いだと気づくのに3年くらいはかかりました。

今はバリュエーションよりも決算(業績)、将来の成長見通しこそが重要だと思っています。どちらかと言うとグロース株志向です。

パウエルFRB議長はインフレは一時的と相変わらず主張を変えていません。一方で、有名なポートフォリオマネージャーや元財務長官などはインフレは持続的と主張します。

パウエル氏とガンドラック氏のマクロ経済見込みが食い違うなら、信じるべきは実際にマーケットで戦ってきたガンドラック氏なのかもしれません。

しかし、より信用すべきは「大衆」ではないでしょうか。一般人の意見でもそれが無数に集まると正確な予想になると言われます。それがマーケットの力ですね。

現在の米国債マーケットを見る限り、止められないほどのインフレは起きそうにないという見方にならざるを得ません。

現在の低金利を経済成長が弱いとネガティブに捉えるべきか、インフレは一時的とポジティブに捉えるべきか、どっちが正しいのか私にはわかりませんが、いずれのシナリオでもハイテク株には追い風です。

リターンを狙ってハイテク株というより、安全に運用するためにハイテク株を選ぶべきという印象を持ってます。ハイテクセクターがいいというより、セクターにかかわらずグロース株の方が良いかなと。

それと、個人的な話ですが、もしかしたら近いうちに、マンションという名の巨額の「高配当株」を買うかもしれないので、それを考えると株式ポートフォリオは余計にグロース寄りにしておいた方がバランスが取れるかなという思いもあります。

GAFAMはどれもいいと思うけど、今アップルとマイクロソフトをそれなりに保有しているので、GAFAMを買うことはないかな。

他に気になっている個別銘柄はマスターカード(MA)とS&Pグローバル(SPGI)です。どちらも甲乙つけがたいです。ズーム(ZM)とかは興味ないです。安牌な大型株が好みなので。

テクノロジー系は優良株が多すぎて選べないのでETFも良い選択肢です。

ちょっと気が早いですが、2022年のNISAはVYMを混ぜつつQQQを中心に買うつもりです。ちなみに2021年のNISAもQQQとVYMでした。QQQちょい多めで。

投資を初めて約10年、米国株を初めて約6年。少ない経験ですが、学んだことは、質の高い優良な投資対象を適正価格で買うのがもっともリスク・リターンのバランスが良いということです。

株も不動産もどちらも同じ視点で見ています。下手に高利回り(=低PER)を狙わない。バリュエーションを意識しつつ、低利回り(高PER)でも一部の優良案件のみをコツコツ買っていく。不動産も低利回りの物件の方がむしろ値上がりすることが多い傾向にあります。

ましてや今は低金利ですから。バフェット先生の投資方針を真似して大外れはしないと思います。