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「投資なんか、おやめなさい」もポジショントーク

      2019/07/17

荻原博子氏の『投資なんか、おやめなさい』という書籍が2年くらい前に書店に並んでいた記憶があります。なかなかキャッチーで上手いタイトル付けです。ついつい手に取っちゃいました。立ち読みですが。

パラパラ目次を見た程度で中身を詳細には知りませんが、平たく言うと、世の中には損する危険な金融商品が山ほどあるからそんなのには近づかずに、預金と年金で十分ということでしょうか。アマゾンの商品説明にはこうあります。

銀行も、生命保険会社も証券会社も、いま生き残りを賭けて私たちのお金を狙っている。
個人年金、純金積み立て、マンション投資、分配型投資信託……
あらゆる投資商品でカモの争奪戦を繰り広げているのだ。

経費率0.03%のS&P500ETFを知っている私たちからしたら、「は、何言ってるの? きちんと勉強すれば株式投資は危険じゃないぞ!」って思います。でも、それは私たちが一定の金融知識をすでに持っているからです。バンガードのVOO、VTI、ブラックロックのIVVなどの超が付く優良商品にアクセスできる人は限られます。そういう商品はプロモーションも控え目ですから。

下手に証券会社の投資相談窓口に行って、訳のわからん高コストファンドを掴まされるくらいなら、一切投資をせずに預金だけで十分というメッセージは親切だと思います。

世の中には色んな人がいます。日本だけで1億人以上いるわけですから。年齢、趣味嗜好、知識、ネットリテラシー、価値観、家族環境など千差万別。すべての人に突き刺さるメッセージなんて無理です。仮にあるとしたらそれは抽象的でフワッとし過ぎて、誰の心にも響かないでしょう。所詮すべてポジショントークです。悪い意味ではなく。絶対に正しい意見なんて存在しないんだからそれで当然。「投資なんか、おやめなさい」もポジショントークです。

誰に向けてのどんなメッセージなのか。一度決めたらその軸はブレない方がいいです。書籍やブログ、YouTubeなどのコンテンツで成功する人は大抵同じことを何度も言っています。視点や言い方をあの手この手で変えているけど、根っこの本質は共通していることがよくあります。

ブレない軸はファンとアンチを生み出します。メッセージに共感してくれる人はファンになり、反発する人はアンチになる。アンチが多い人(ファンも多い)はある程度戦略的にコンテンツを作っています。発信方法も上手だなと思います。

荻原博子さんの戦略は適格だなあと思います。投資は不要、真面目に働いて節約して貯金するだけで十分安心、老後は貯金と年金で暮らせるというメッセージを一貫して発信し続けています。他の書籍のタイトルを見るても、
・投資バカ~50を過ぎたら取ってはいけないお金のリスク
・ハッピー老後 貯金ゼロでも大丈夫!
・払ってはいけない 資産を減らす50の悪習慣
・「現ナマ主義」 不況に打ち勝つ最強のルール
と一貫性が見られます。

いずれも庶民派です。これは投資が怖くてやれていない層に刺さります。投資をやってない自分の行動を正当化してくれていると、親しみを感じる人も多そうです。元手3万円が1億円に!なんていう株の本よりよほど現実的ですしね。

僕は荻原さんの主張には反対、つまりアンチ側です。真っ当な長期株式投資がもたらすリターンはサラリーマンの生涯収入を超える可能性すらあります。年齢は関係ない。少額でもいいから少しずつ株式投資を始めた方がいいという考えを持っています。もちろん、これもポジショントークだと自覚しています。

ところで、ブロガーとしての悩みがありました。それは長くブログを運営していると、自分の投資観や人生観に変化が出てくることです。さっき言いましたが、コンテンツ戦略的にはメッセージは一貫してた方がいいんです。その方がファン読者をたくさん作れるから(アンチも増えるが)。

でも、自分の考えが変わったのに、変わってないふりを演じて昔からの主張を続けるのはどうなんだろうか。それって健全か。そんなんで楽しく記事を書けるだろうか。

う~ん、無理だ。。僕はこのブログで飯を食ってるわけじゃありません。広告収入、アフィリエイト収入はあるけど、あくまで趣味の延長。だからメッセージの一貫性は捨てました。と言っても、少なくとも投資観はそれほど大きくは変わってませんけどね。まあ、高配当株に対するこだわりは以前ほどは強くなくなりました。ブログを始めたばかりの2016年頃は高配当株以外あり得ない!くらいの書きっぷりだったと思います・・。

投資以外の雑談記事も結構ありますけど、ここはあまり一貫性はないかも。たとえば仕事観。仕事に対する熱量が時期によってかなり差があって、熱している時はちょっと意識高い系の記事が多く、冷めている時は所詮サラリーマンなんか搾取対象で資本家が富を持っていくんだよ的な記事が多い気がします。まあ、その時感じてること思っていることをありのままに書いています。

ブロガーとしてそんなんでいいのかって思うこともありますが、この自然体のスタイルじゃないと続かないです。もともと飽き性なので。3年半もブログが続いてるのはもはや奇跡です。いつも読んでくれる方がいるからです。本当にありがとうございます。

投資スタイルはどうだろうかなあ。高配当熱はやや冷めたとは言え、今も配当好きは健在です。無配株への投資なんてあり得ないです。低配当株も嫌。そんな僕がアマゾン(AMZN)やビザ(V)に投資する日が来るかも。そしたら、「お前今までブログで言ってきたこと何なんやー!」って思われるだろうなw。まあ、それでもいいや。長年投資を続けていると考えが変わる方がむしろ自然でしょ。自然体で行きます。嘘は書かない。変にカッコつけない。ありのまま本音を書く。一貫性という戦略は捨てます。

まあでも、今のところは”比較的”高配当な優良米国株に投資するというスタイルが変わる予定はありません。やっぱいいよ配当は。今年はすでに45万円くらいゲットしたかな。不労収入最高。

 - 雑談