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【RDS.B銘柄分析】ロイヤル・ダッチ・シェルは欧州最大の石油メジャー。高配当です。

      2019/04/06

※2018年12月期決算データ反映、コメント刷新(2019/4/5)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はロイヤル・ダッチ・シェル(RDS.B)をご紹介します。

基本情報

会社名ロイヤル・ダッチ・シェル
ティッカーRDS.B
創業1907年
上場2005年
決算12月
本社所在地オランダ ハーグ
従業員数86,000
セクターエネルギー
S&P格付A
監査法人EY
ダウ30×
S&P100×
S&P500×
ナスダック100×
ラッセル1000×

地域別売上構成比

セグメント別事業利益構成比

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

不明

過去10年の配当成長

年率+1.9%

この10年で配当は1.2倍になりました。

※USDベース

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2009~2018):+7.5%
過去20年(1999~2018):+6.6%
過去30年(1989~2018):+10.1%

バリュエーション指標(2019/4/5時点)

予想PER:9.9倍 最新情報はこちら

配当利回り:5.8% 最新情報はこちら

コメント

ロイヤル・ダッチ・シェル(RDSB)は旧セブン・シスターズの一つで、欧州最大の石油メジャーです。2005年にロイヤル・ダッチとシェルが合併し発足した企業です。イギリスとオランダに本社があります。 ホタテの貝殻のロゴマークはガソリンスタンドの看板で見たことありますよね。

環境規制の強まりを早くから警戒し行動しており、天然ガス部門の売上割合は年々上昇しています。2015年には英国のBGグループを500億ドル超で買収し世界最大のLNG会社となりました。FY18にはガス部門の事業利益が全社利益の半分近くを占めるまでになっています。

再生可能エネルギーにも力を入れています。例えば、オランダで洋上風力発電事業を手掛けています。洋上風力発電量は2021年までに現在の約3倍に拡大すると言われています。また、電気自動車の充電サービス会社を買収して未来のEV社会に備えて着々と投資を進めています。太陽光発電事業にも投資しています。

このように、シェルは新エネルギー・再生可能エネルギーに積極的に投資している石油メジャーです。

財務データを確認してみましょう。

2015年からの原油価格下落の影響が業績にはっきりと表れていますね。FY14→FY15にかけて売上高は急減。FY16に底を打っています。エクソンやシェブロンと同じようなPLです。

FY18の売上高は3,884億ドルで前年比+27%。市況改善による影響です。WTI原油価格はFY17が平均54ドルだったのに対してFY18は平均71ドルでした。天然ガスの価格も同じくらい上昇しました。

FY18の純利益は234億ドルで前年比+80%。市況の影響を受けやすいガス部門と原油上流部門(アップストリーム)の利益が大幅に改善しました。ガス部門の事業利益は前年比2倍に、原油上流部門の事業利益は前年比4倍になりました。FY15は赤字寸前まで業績が悪化しましたが、現在はかなり収益性が改善していることが見て取れました。ROEは12%。

キャッシュフローも改善してきていますね。FY17、FY18は営業CFだけでなくフリーCFもプラスでした。FY18の営業CFマージンは14%で過去10年で最高を記録。

バランスシートを見てみましょう。総資産の半分以上が設備等の有形固定資産です。自己資本比率は50%。業績悪化による資金不足を補てんするため有利子負債が増えていましたが、この2年で20%ほど減りました。少しずつ財務は改善しています。

原油安にもかかわらず、減配することなく配当を払い続けています。増配率は低めですが、配当利回りは6%近くもあります。高配当な上に英国株なので現地源泉税がありません。NISAと相性の良い銘柄ですね。

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