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【NFLX銘柄分析】ネットフリックスは動画ストリーミングサービス世界トップ企業

   

※2018年12月期決算データ反映、コメント刷新(2019/5/13)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はネットフリックス(NFLX)をご紹介します。

基本情報

会社名ネットフリックス
ティッカーNFLX
創業1997年
上場2002年
決算12月
本社所在地カリフォルニア州
従業員数7,100
セクター一般消費財
S&P格付B+
監査法人EY
ダウ30×
S&P100×
S&P500
ナスダック100
ラッセル1000

地域別売上構成比

セグメント別売上構成比

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

なし

連続増配年数

なし

過去10年の配当成長

なし

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2009~2018):+51.3%
上場以来(2003~2018):+44.0%

バリュエーション指標(2019/5/13時点)

予想PER:58.9倍 最新情報はこちら

配当利回り:0% 最新情報はこちら

コメント

ネットフリックスは動画配信サービス世界大手です。元々はDVDレンタル事業からスタートした同社ですが、今や知らない人はいない世界トップの動画配信サービス企業に成長しました。

日本を含むグローバルでビジネスを展開しており、米国外売上比率は49%です。

2018年12月末時点の契約者数は約1.4億人で前年同期から26%増加しました。全会員のうち4割強が米国内、6割弱が米国外です。会員数の伸びを牽引しているのは主に米国外です。モルガンスタンレーのアナリストは、2028年には契約者数が2億3400万人に達するだろうと言っています。会員一人当たりの平均収入は月10.3ドルでした。

契約者の伸びと歩調を合わせるように株価もグングン伸びており、今やウォルトディズニーを抜いてメディア業界で時価総額トップとなりました。1997年に創業して僅か20年で1億人以上の契約者を獲得するまでに成長し、1923年創業のディズニーを追い抜いてしまいました。恐るべし米国資本主義・・。

そんな破竹の勢いを見せるネットフリックスを、大手メディア企業が黙って傍観するわけがはありません。ウォルト・ディズニーはネットフリックスへのコンテンツ提供を止めて、自社で動画配信サービスを運営する方針です。月額6.99ドルとネットフリックスの半分という激安価格で勝負に挑みます。

果たしてネットフリックスは、豊富な資金力を背景に質の高いオリジナルコンテンツを制作し続けて、今後も契約者数を伸ばし続けることができるのでしょうか。ちなみに、私はネットフリックスは契約していません。

財務データを見てみましょう。

売上高はこの10年で約10倍になりました。FY18の売上高は158億ドルで前年比+35%。米国外の契約者数が40%増加し、さらに平均単価も上がったことが主に貢献しました。また、米国内は契約者の伸び率こそ11%と鈍いものの、値上げにより平均単価が上昇しました。

FY18の純利益は12億ドルで前年比+116%。投資をガンガン続けている成長企業ですが利益は黒字を確保しています。コンテンツ資産への投資を資産化することで、利益はプラスになっています。後述しますが、営業CFはマイナスになっています。

キャッシュフロー計算書を見ると、ここ数年は営業CFが大きなマイナスになっていることが分かります。オリジナルコンテンツの制作に莫大な資金を投じているためです。キャッシュフロー計算書を見ると、FY18に「ストリーミングコンテンツへの投資」に130億ドルを費やしていることがわかりました。売上高に匹敵する額です。そりゃ、営業CFはマイナスになるわな。

バランスシートを見てみましょう。流動資産、固定資産ともに主な構成要素はコンテンツ資産です。総資産260億ドルのうち、200億ドルがコンテンツ資産です。4年以内で償却しています。比較的早期に費用化しており、ここは安心感を持てます。この2兆円以上の目に見えないコンテンツ資産に本当に「資産価値」があるのかどうか、投資家は見極める必要があります。自己資本比率は20%ほど。ここ数年で有利子負債が大きく増加しており、財務は安全とは言い難いです。

株主還元はありません。まだ無配ステージ。有配になるのはまだまだ先でしょう。

 - 米国株銘柄分析