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「信用創造」という特権的仕組みを理解して銀行株投資への自信を深めよう!

      2017/09/26

銀行は信用創造の働きによって資本を拡大させることができます。あなたも「信用創造」という言葉自体は聞いたことがあると思います。

信用創造がどういう意味なのか、腑に落ちて理解していますでしょうか?

何となく「銀行が貸出をするとマネーの量が増えていくんだろう」程度に思っているかもしれません。「ああ、中学生の頃社会の授業で習ったな~」くらいかもしれません。

銀行の信用創造とは本当に魔法というか、銀行が国家から付与された特権だと思います。こんな特権企業の株を買えば絶対儲かるだろうと思う時さえあります。

信用創造とは何か説明してみようと思います。信用創造がどれだけ凄いことか感じ取って欲しいです。私は金融セクターに投資するなら、ゴールドマンやモルスタのような投資銀行よりもウェルズファーゴのような商業銀行がいいと思っています。それは商業銀行は信用創造という魔法を使えるからです。

 

 

突然ですが、あなたが同僚から「10万円貸してくれ!」ってお願いされたらどうしますか?

株式投資に興味があるあなたですから、10万円くらいなら簡単に用意できるかもしれません。10万円貸すには当たり前ですが、あなたが10万円持っている必要があります。財布に1万円札が10枚以上入っているか、もしくは口座残高が100,000円以上ある必要があります。

ない袖は振れない、という言葉がありますがまさにその通りです。10万円を同僚に貸すためには10万円を持っている必要があります。

あなたが10万円を貸すことを仕訳で表現すればこうなります。

現金(もしくは預金)という資産が10万円減少して、貸出債権という資産が10万円増えます。10万円貸すにはあなたが10万円の現預金を持ってなきゃだめです。

なぜ、10万円貸すために10万円の現預金を持っている必要があるのでしょうか?

は、そんなの当たり前だろ!?

って思うかもしれません。
まあ当たり前ですよね、貯金5万円しかないのに10万円貸すのはそりゃ不可能です。

 

でもそれができてしまうのが銀行です。

この例で言えば、銀行は貯金が5万円しかなくても10万円の貸出を行うことができます。なぜなら、銀行は信用創造を行う権利(特権)が認められているからです。

銀行は無から資金を創り出すことができます。

紙幣を刷れるのは日銀やFRBのような中央銀行だけだと思っていませんか?

そんなことはありませんよ。民間銀行も紙幣を刷ることができます。無からぼわ~んと資金を創り出すことができます。ただし制限があります。預金準備率という制限があります。マネーを余りに創出し過ぎて、資金需要に応えられなくなると困るので一定の制限はあります。ですが、民間銀行もFRBと同じくマネーを創出できます。

現代のマネーとは信用です。ロバート・キヨサキは「マネーとは情報である」と喝破しました。なるほど、わかりやすい説明だと思いました。マネーは情報であり信用です。銀行が「こいつは信用できる」と判断すればマネーは生まれるのです。

世の中に信用できる誠実な人が増えれば増えるほど、マネーの量(信用の量)は増えるとも言えるでしょうか。銀行がお金を貸すことを与信と言います。「信頼を与える」ということです。

さて、銀行が10万円の与信を行うとき現実世界で何が起きるでしょうか?

あなたが同僚に10万円貸すときは、手渡しで紙幣を渡すか送金する必要があります。

銀行が10万円の貸出しを行う時は、具体的に何をする必要があるでしょうか?

答えは、、何もする必要はありません。

何もする必要はないとはやや言い過ぎですが、銀行がデータ上でぼわ~んと新たなお金を創出(信用創造)するだけです。イメージ的にはポチッとボタン押すだけな感じです。そうすることで、銀行は自行のバランスシート上に貸出金という資産と、預金という負債を生み出します。これらはどちらもデータ上の話に過ぎません。

銀行は自前で持っている紙幣を送金するわけではありません。銀行は資金を創出するのです。つまり信用を創造するのです。

仕訳としてはこうなります。

貸出債権という資産が10万円増えて、預金という負債が10万円増えます。注意して欲しいのは、ここの貸方(右側)の預金は「資産の減少」ではなく、「負債の増加」だということです。

個人がお金を貸すときも同じ仕訳ですが、あれは自分の預金が減ったという資産の減少です。自分の預金残高を取り崩してお金を貸すのが個人です。個人は信用創造ができないので、自分の信用を取り崩すしかないです。

銀行は違いますよ。銀行の預金という負債の増加、これこそが新たに生み出された信用を意味しています。銀行のバランスシートは新たに生み出した信用(負債)の分拡大します。つまり世の中に出回る資金量(クレジット量)が増大します。

個人は信用を取り崩すことでしか貸出しできませんが、銀行は信用を創出することで貸出しすることが可能です。これが銀行の恐るべき特権です。

何度も言ってすみませんが、銀行は自分が持っている現金を貸し出しているわけじゃありません。新たにマネーを創っているのです。実際に刷っているのではなくデータ上の話です。銀行はマネーという信用を創造しています。

貸出金は銀行の与信管理システムに新たに与信履歴登録されるだけです。見合いの預金は口座データ上の数字が増えているだけです。もちろん、貸し出しを受けた人が実際にATMからお金を引き出すときには、銀行は現金を渡す義務があります。その資産を担保する必要はあります。だからこそ、無制限に信用創造することはできません。

 

 

このように銀行が無から有を生み出すことが許されているのは、政府からの許可を得ているからです。

銀行は民間企業ですが公的な側面が強いです。リーマンショックの時に多額の公的資金が銀行に注入されたのも、銀行ビジネスに公的役割が大きく、仮に破綻させると実態経済への影響があまりに大きいからです。

銀行ビジネスとは特権階級だけが行える優遇ビジネスです。

一般企業が資金を調達するには大変な苦労が必要です。多額の手数料を投資銀行に支払って、社債を発行したり新株を発行したりする必要があります。資本を調達するのは大変なことです。大企業が低利で社債を発行して簡単に資金を集めているように見えるかもしれませんが、その裏には膨大な法的書類事務作業があります。

今流行りのビットコインでは、資本を調達するためには高性能のマシンを使ってマイニングする必要があります。

銀行はその資本をぼわ~んと簡単に創出することができるのです。
それが信用創造です。

銀行株に投資するということは、自分がその特権階級企業の所有者になるということです。金融セクターへの投資判断は難しいなといつも思うのですが、特に商業銀行への長期投資は検討に値すると思っています。

なんかいつも思うんですけど、米国優良株への投資ってめちゃくちゃ凄いことですよね。私たちはネット証券から気軽に投資をしているわけですが、それは凄いことだと思います。ネット上の操作をするだけで、庶民が世界経済を牛耳っている帝国企業の所有者になれるのですから。

銀行だけじゃなく、グローバル大企業なんてどこも特権階級的なビジネスをしていると思います。コカ・コーラ、ペプシコ、マクドナルド、グーグル、マイクロソフト、、。

米国株投資をやらない理由が全く見当たりません。なんかさ、株式投資は長期でも儲からない時があると言われることがありますが、コツコツ優良米国株を買っている限りにおいてそんな心配は無用だと思いますよ。勝手なことは申し上げられないですが、世界中で稼ぎまくってそれをきちんと株主に還元してくれる米国企業の株を長期でホールドして損するなんてことはほぼないと思います。S&P500ETFは最強の投資ツールだと今でも思っています。

あ、ちょっと話が逸れました、ごめんなさい。
銀行ビジネスの凄さの話でした。

銀行の信用創造とは無から資金を創り出すことです。

子どもの頃、「ああ、自分でお金を作れたらいいのにな~」と思ったことはありませんか?
私はありますよ笑。

通貨偽造はダメです。犯罪です。通貨偽造罪は無期または3年以上の懲役となります。フランス絶対王政時代に金本位制が維持できなくなり貨幣制度に移行した時は、通貨偽造は死罪でした。それもかなり残忍な方法での処刑でした。

通貨偽造は犯罪ですが、合法的にお金を創る方法があります。

それは、ウェルズファーゴなどの商業銀行株に投資することです。

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