経理なのであらゆる投資支出の決裁を見ているのですが、最近米国IT企業のサービスを使うことが以前よりも増えたなと感じます。それもサブスク契約なので、今後10年20年と上納し続ける可能性が高いです。

マイクロソフトのMicrosoft365(旧Office365)は言うに及ばず。アドビとも契約してます。オフィスソフトは恐らく全部門が使っています。アドビは製品デザインを企画するチームが使ってるみたいです。

営業にはアップルのiPhone、iPadが支給されています。今年からCRM最大手のセールスフォースと契約するんですよ。めちゃ高いですけど、それだけの価値があるという経営判断なんでしょう。

あと、電子署名サービスのドキュサインとも契約します。日本の弁護士ドットコムが運営するクラウドサインではなく、米国のドキュサインが選ばれたようです。

基幹システムは米系ではないけどSAPを使ってます。日本本社だけでなくグローバルで使ってます。

連結会計システムは長年お世話になったオラクルから別システムに変わるのですが、それはアマゾンのAWS上で稼働します。

ちなみに、うちのIT担当役員がセキュリティを考えればAWSよりAzureが良いと言ってて、「Azureへのサーバー移動は将来あるのか。もしある場合、そのコストはあんたらが持ってね」という内容を先方から一筆もらってました。へ~っと思いました。

ざっと思い付くだけでもこれだけあります。稼いだ営業キャッシュがどんどんアメリカに流出してるなあと感じています。まあ、民間企業としては内資か外資かなんて関係なく、より高品質なプロダクト、サービスを買うのは当然なので仕方ないことですが。

プライベートに目をやると、自宅での生活にもっとも浸食しているのはやはりiPhoneですね。最近、お風呂にiPhoneを持ち込むことが常態化してしまい、しずかちゃんばりに毎日長風呂しちゃってます。お湯に浸かりながらアニメ1話分くらいは平気で観てますね。あとはニュース読んだりとか。

最近、『スマホ脳』という新書が売れてるみたいです。読んでないですが、スマホの使い過ぎは脳に悪いから気を付けなさいという内容みたいです。

そうだとしても、私はiPhoneを手放すことはもうできないです。暇さえあればいじってます。結構依存度高めだと自覚しています。私も相当なお金を米国に流してるはずです。

米国のIT企業に流出した資金を回収する術があります。上記のDXプラットフォーマー達の株を買うことです。S&P500指数を買っておけば、アップルやマイクロソフト、アドビ、セールスフォースに丸っと投資できます。

コロナ禍をきっかけにDX経済への移行レースの口火が切られたわけですが、勝ち組の大半はNY市場から生まれることはほぼほぼ確定だと思います。

なぜ日本は勝てないのか?と考えることも必要かもしれませんが、先ずは自分の生活防衛のためにも米国市場に参加しておいた方が賢明だと思います。