カメは「別にキャピタルゲインは取れなくてもいいから、せめて配当だけは確実にもらっておこう」という発想で投資を進めます。
『Market Hack流 米国株投資の技法』より抜粋
カメ=長期投資家
長期投資では、配当だけ貰えれば十分という謙虚な姿勢を持ちつつも、虎視眈々と上昇相場のキャピタルゲインを狙っていくのがいいのでしょう。
ところで、イソップ童話の「ウサギとカメ」って知ってます?
結構有名な話ですよね。
ウサギとかけっこで勝負したカメ。
当然走るスピードではボロ負けのカメ。
でも途中でウサギが昼寝してしまって、カメはウサギを追い越して1位フィニッシュ。
実は、この話には続きがあるそうです。
ウサギに勝って調子に乗って自分の能力を過信したカメは、ワシに空高く連れて行ってくれとお願いしました。
ワシに空高く連れて行ってもらったカメは、「もう離して大丈夫、ここから落として」とワシに言います。
なぜかって、カメは自分が空を飛べると信じているから。
ワシは言われた通り、カメを落としました。
カメは空を飛べるはずもなく、そのまま地面に激突して死んでしまいましたとさ。
おしまい。
なんて残酷なww。
配当再投資戦略を続けていれば、いつか巷の短期投資家たちのパフォーマンスを圧倒する時がくると思います。そこで自分に投資の能力があるんだって過信して、せっかく築いた財産をトレードで失わないようにしたいところです。
(別にトレードをすべきではないという意味ではありません。)
100にゼロを掛けても1億にゼロを掛けても、同じゼロです。
配当再投資は長期的に財産を築く方法ですから、最後の最後にすべて失なってしまったら、その精神的ショックは計り知れません。
自分自身を客観的に視るって大切なことだと思っています。
所詮カメはカメだと、客観的に自覚しないと。
個人的に、過去の仕事・恋愛の失敗は、自分のことを客観的に見れていなかったことが主な原因だと分析してます。
自分は凡人に過ぎない、大した能力なんてない、大きな社会の中でほんの極小粒でしかない。
未来ある若い学生が自殺するなんていう悲しいニュースを最近頻繁に見る気がします。
クリックするけど、途中で読むのを止めてしまうほど心が痛む。
交通事故のニュースも毎日のようにヤフーニュースに載っています。
こういうニュースってすごく悲しいですよね。
ですけど。。
悲しいですけど、あなたはそのニュースのことを翌日も覚えていますか?
寝て起きたらもう忘れてることの方が多いのでは。
よほど社会的に大きく取り上げられる事件でなかったら、あっという間に脳ミソからその記憶は消え去るはずです。
「ああ、なんかこんな事件・事故あったっけー」くらいでしょう。
生死に関わる事件・事故って、当事者やその家族にとっては一生心に傷が残ることになるけど、外部の第3者からしたら日々のたくさんの情報ノイズの一つでしかないという面は否めません。
そう、それが普通なんです。
それは不謹慎でも何でもなく、それが正常な反応だと思います。
だって、みんな自分と家族が日々生きるので精一杯だから。
みんな自分の事で頭一杯です。
カメさんだって、途中で寝ているウサギさんを起こしてあげる余裕なんてなかったわけです。
自分の事で必死だから。
1人称の死は自覚できないとして、真剣に思い悩むのは2人称の死だけでしょう。
3人称の死にはどうしても関心を向けれないというのが現実ではないでしょうか。
関心を向ける余裕がないという言う方が正確かな。
世の中の人みんな毎日忙しく働きながら自分と家族を食わせていくので精一杯ですから。
たとえ今日僕が死んでも社会は全く困らない。
死に方によってはちょっとヤフーニュースに載って後は適当に世間から忘れ去られるだけ。
小学校の屋上の25メートルのプールにスポイトで水を一滴垂らしても、その水が落ちた周辺がザワザワ~ってなるだけで、プール全体にはなんの波紋も起きない。
誰も気づかない。
誰も気づかない内に、その水滴が起こした波紋は勝手に消えていく。
そして、そんな1滴の水滴が落ちたことはまるでなかったことかのように、いつものようにプールはそこに存在し続ける。
社会は想像以上にあなたに無関心だと思います。
でもやっぱり人間って、自分は特別だと思いたいものなかもしれません。
本能的にそういう機能が備わっているのかも。
自己有能感に浸って、自己を主張することが生存するために有利だとDNAに刻まれているのかもしれません。
でもはっきり言って余計なプライドとか見栄って人生を幸福から遠ざけるものでしかないと思っています。
特に有名大学を卒業している高学歴の人とか、弁護士・会計士みたいな難関資格を持っている人は、そういうプライドが高い傾向にある気がします。
人の能力なんてそう変わらないと思います。
まあ百歩譲って頭の良さに差があるとしても、お勉強ができてたくさん本読んできたことと、社会に価値貢献できることは全く別問題だと思います。
全くってことはないでしょうけど、あまり関係ないかな。
自己否定ってあまり感心されないことみたいですけど、結構大事だと思います自己否定って。
自分はクズでクソでダメ人間だ!って
別にネガティブ感情を抱くべきって意味ではないです。
ただ、謙虚さと客観視力が大事だと思うだけです。
僕は30歳で米国株を始めて3ヶ月くらいです。
高卒で年収は300万にも満たない負け組ですね!w
自分とは真逆ですけど、米国株投資家は同じです。
僕もシーゲル流配当再投資を実践しています。
いつもブログを楽しみに読ませてもらってます!
これからも記事の投稿宜しくお願いします!
コメントありがとうございます。
負け組とかそんなこと全く思わないですが、学歴や会社とかで一定の給与格差があるのが現実ではありますよね。
ただ、米国株投資にはそんな数千万円程度の生涯収入格差を余裕で挽回できる力があります!
地道に米国株投資を続ければ、誰でも金銭的には余裕のある状態にまで行き着けると思います。
(本人の生活スタイルにも依りますけど。)
他人と比較しても意味はないと思います。
自分の価値観、人生観が大事だから。
と、たまに私はブログ内でも言っております。
ですが、敢えて他人と比較するのもありだと思うんですね。
声に出してまで言う必要は全くないのですが、心の中で「あいつより絶対に金持ちになってやる!」とか全然ありだと思います。
モチベーションの出し方って人それぞれですよね。
同い年ですね!
米国株投資で同世代の人らより金持ちになれるよう(そしてそのお金で充実した人生を送れるように)、お互い頑張っていきましょう!
これからもよろしくお願いします!
私も過去のいろんな失敗は自分のことを客観的に見れてなかったことにあると思っております。 無駄なプライドや見栄も持っておりました。
謙虚さと自分のことを客観的に見ることの大切さ、まさに実感しております。
最近ネット上では赤の他人のインスタグラムなどを見かけることが多くなってきたと思います。 例えば大学生なのに社会人でも入るのに躊躇するような値段の高いお店での食事の写真や友人がとても多くて夢に向かって頑張っている充実した生活の様子などを見かける度に、自分の学生時代と比較して、努力をしてこなかったことを後悔したり、むなしくなることがあります。 情けないことですが・・・
もちろん後悔しても仕方がないことなので無理矢理でも気持ちを前向きにするようにはしております。
昨日は冗談で「賢者は歴史から学ぶ」と述べましたが(笑)、まさに経験しないとわからない愚者ですね。
ここら辺のことも株式投資で仮に富を増やせたら、仮に増やせなかったとしても現金を自分の生活以外でどのように使おうかを考えるきっかけにもなっております。
長文で暗い話で失礼しました。
若い時ほど、プライドとか見栄とかってあるものですよね。
私は今ちょうど30歳で世間的にはまだ若造と思われそうですが、20代の時と比べるとだいぶ社会を見れるようになったと思います。
社会の中の自分という視点が大切かなと思います。
社会を生きるって、どこでもいいから何か社会に貢献できる自分なりの居場所を見つけて働いて生きていくことなんだって思います。
大事なことは社会へのアプローチであって、学歴とか資格とか能力とかって関係ないですね。
仕事って意味ではどれだけ社会に価値貢献できるかがすべてだと思います。
あとは、社会への価値貢献(仕事)と自分の人生を楽しむことのバランスなのかな。
その辺は人それぞれですね。
私は自分の人生観がまだ今いち考えきれてないなと思っています。
私も過去の自分の時間の使い方で後悔することあります。
全く後悔のない人生なんて無理だと思いますよ。
人生全体でもPDCA回していくしかないですね。
時間が経過するのは辛くもあり、でもありがたいことでもあります。
よくスタバで大学生が真剣に勉強している姿を見ます。
がんばれ~!って勝手に思っています。