高校の部活仲間と10年振りに再会した話

ほとんど友達いないのですが、学生時代からの友人で唯一今でも辛うじて関係を維持しているのが高校の部活仲間です。みんな大学ないし就職を機に福岡から上京しています。

ちょうどコロナ問題が騒がれ出した頃、2月くらいだったかな、部活仲間3人と青山で飲みました。うち二人は大学卒業して以来だからかれこれ10年振り。もう一人は1年振りくらい。

体形はちょっとおっさん化していましたが、見た目は昔とほとんど変わってなかったです。「Hiroも全然変わってないな!」と言われてちょっと安心しましたw

自分で言うのもあれなんですけど、高校は超が付くほどの進学校でした。東大、京大、一橋、早稲田、慶応それから地元の九大以外は大学にあらず、九大進学が最低ラインといった雰囲気。

世間知らずだった高校生の頃はそれが当たり前だと思ってましたが、今になって思えばとんでもない偏差値至上主義ですね。将来何がしたいか、どういう人生を送りたいかじっくり考えもせずに、とにかくアッパークラスの大学を目指すべしという感じでした。

いや、自分が何も考えてなかっただけで、周りのみんなはちゃんと将来のことを考えていたのかな。知らんけど。私はホント適当に過ごしていました。大学入って会計士目指したのもこれといった理由はなかったし。給料良いなあくらいです。今も成り行きでふらふら生きてます。そういう性格ですね。

3人とも結婚して子供までいてビックリ。独身は私だけでした。

一流大学を卒業し、総合商社とかいわゆる親が喜ぶ一流企業に就職して高給をもらい、可愛い嫁さんと子どものいる生活。ほんまリア充ですわー。

ただ、意外にみんなお金はないって言うんです。年収4桁稼いでいても、生活費でカツカツだと。

それもそのはずで、平気で6000万円のローン組んで新築マンションとか買ってますから。いくら年収1000万円でも6000万円となればフルローンでしょうか。支払は楽ではないでしょう。ましてや奥さんが専業主婦なら(そこまで聞かなかったけど)。

年収1000万円ってそんなに裕福じゃないです。私は配当、僅かなブログ収入を足してもその大台には届きませんが、何となく想像はできます。年収1000万円ならこれくらいの手取り収入があるなって。

そんな大したことないですよ。都内で贅沢な住環境を求めたら、あっと言う間に金は吹っ飛びます。余裕はない。税金、社会保険高いし。

皮肉ではなく本心で凄いなと思いました。私はいくら収入が1000万円あっても、都内でローン組んでマンションを買う勇気はありません。数千万円の債務を背負うのが単純に怖いなって思っちゃいます。病気で突然職を失うとか、人生色んなリスクがあるわけだから。

みんな楽観的なんですよね。借金とかあっても何とかなるやろーって感じ。「金がなくてしんどいぜー」とは言ってるけど、表情はすごい笑顔。幸せそうに見えました。ホントにしんどかったら自虐的なことは言えませんからね。自虐を言える余裕は幸せの裏返しかな。

私は資本家への道をこれからも歩み続けます

別に生き方に正しいも誤りもありません。自分の好きなように生きるだけ。

株式投資を勉強すると「資本主義で勝つには資本家(株主)になるべし」ということを学ぶわけですが、その道を知らずに淡々と労働者としての道を歩み続けるのも幸せだと思います。

ただ、私はもうその道に戻ることはできません。資本を蓄積して不労収入源を築いて経済的自由を手に入れるという道を知ってしまった以上、労働収入を毎月使い果たして贅沢な生活を送るという「普通」の人生は送れない。気持ち的に無理。

それは逆も言えることです。資本家になる道を選ばずに(知らずに)、労働だけをして当たり前のように結婚しローン組んでマンションまで買ったら、ある時ふと株式投資で蓄財という道を知ったとしても時すでに遅し。そこから貯蓄して株を買って資本を蓄積するのは至難の業です。

繰り返しですがどっちが正しい誤りとかじゃないです。好みの問題。あるいは知っているか知らないかの問題。大事なことは自分で納得して決めること。進む道をリセットすることはできるけど、私みたいに30半ばになるとそう簡単なことじゃありません。

目的地は大阪なのか青森なのか。どちらでも行きたい方に行けばいい。東京駅に行く途中なら、目的地を青森から大阪に変更することも可能です。少しお金はかかるだろうけど。

でも、新幹線に乗って仙台駅に着いた頃に「やっぱ大阪に行く!」と思っても厳しいです。無理じゃないけど難しい。そこまで行っちゃったら、もう諦めてそのまま青森に行った方が賢明かもしれません。戻るのももちろんありだけど。

車か新幹線かそれとも飛行機か。どういう手段で向かうかも大事な意思決定ですが、その前に先ずは目的地をはっきりさせないといけません。自分がどこに向かいたいのか。

コツコツ株なんて買わずに、稼いだ金をガッツリ使って、いや稼いだ以上の金を使ってリッチな生活を送るのも楽しいのかもしれませんね。世間ではむしろそれが普通のことかも。

うちの親もそうでしたよ。リッチとは程遠い低所得家庭でしたけど、金がない割には新築マンションだし、いつも新車だし。それでもカツカツながらなんやかんやで死なずに楽しそうに生きてこれてるんだから、ケチケチ蓄財するよりもよほど幸せかもなって割と本気で思うことがあります。

ただ私はやっぱ無理なんですよね、そういう目一杯の生活。金に余裕がある状態が心地いいです。その心地よさを捨ててまで生活水準を上げようとは思わないです。これからも削るところはしっかり削って株を買っていきたいです。億万長者になりたい。その金で何をするってわけでもないけども。