ウォールストリートジャーナルに「何もしない時間を見つけよう」という内容の記事がありました。

・ゆっくりシャワーを浴びる
・得点など報酬のないゲームをする
・ひとりで散歩する
・料理をする
・昼寝する
というのが具体的に挙がっていました。

最近私も同じこと考えるんです。何もしない時間を作った方がいいなって。

スマホのおかげなのか、せいなのか隙間時間がドンドン埋まっていきます。電車移動、公園でちょっと休憩、散歩、寝る前のベッドでゴロゴロなど、かつてなら何もせずぼーっとしていた時間でも、今ならスマホさえあればゲームでも勉強でも動画視聴でも何でもできます。

昨年、引っ越してからというもの、お風呂にまでスマホを持ち込んでいる始末で、完全にスマホ中毒になってます。

何かしてないと落ち着かない。何もせずぼーっとしていると貴重な人生の時間を浪費しているように感じることがあります。

そういう発想あんま良くないかなあ、と思っているところに件の記事を読みました。

何もしない時間を意識的に作るようにしてます。

相変わらずお風呂にスマホ持って行ってしまうのだけど、入浴時間の半分くらいは何もせずにゆっくりお湯に浸かる。帰りの電車の中で、今まではゲーム動画を1つ視聴するのが日課でしが、ここ2日ほどはぼーっと外を眺めてました。電車に乗っている時間は7分くらいですが。

ウォールストリートジャーナルの記事のタイトルは「なぜ何もしないことが生産性向上につながるのか」でした。

この考え方にはちょっと危険な臭いがします。何もしないことが生産性の向上の手段になっているからです。結局、生産性向上が目的になってます。なんか落ち着かない感じがする。

企業ならわかりますけどね。従業員に昼寝を認める。なぜなら、そうすることで仕事の生産性が上がって引いては会社の利益に繋がるから。これは理解できます。会社は利益を追求する場ですから。生産性向上が目的になるのはやむなし。

でも、個人のプライベートの目的が生産性向上ってのはちょっとせわしないですね。そもそも、個人にとっての生産性とは何を意味するかよくわかりませんし。

どうあがいたって嫌でも時間は過ぎていきます。ジタバタしてもなるようにしかならないことの方が多いと思います、世の中。

あれもやりたいこれもやりたいと思えることは幸せなことですが、何もしない時間もあった方がいいなって思います。

何もしないというか、効率重視の発想を止めることが肝かな。料理にしても、お総菜より安くできてコスパが良いからじゃなくって、純粋に料理のプロセスを楽しむとか。最近ちょくちょく料理してます。先日、八宝菜と筑前煮を作ってみました。まだ全然初心者レベルですが。

あと、睡眠はちゃんと取った方がいい。一人暮らしの頃は深夜1時~2時に寝て7時半に起きるがデフォルトでしたが、引っ越してからは12時には寝てます。1時間長く寝るだけで、日中の体力が全然違いますね。