経済が豊かになって物質的に満ち足りるようになり、人はモノではなく体験を買うようになった。なんてよく言われますよね。

ただ個人的には、それは昔からだと思います。物そのものではなく体験や感情を求めてお金を使うのは今も昔も変わらないと思います。

現代はデジタル化されたサービスが増えたから、そう感じるだけでしょう。

何を買うにしても結局は体験を買っているわけです。正の感情になれる体験、あるいは負の感情を抑えることができる体験。

どうせ体験という無形の価値を買うのであれば、それを直接買いたいです。物理的なモノを介してではなく。

目に見える物は資産として残るから良いと言われることもありますが、私はその発想がないです。むしろ、資産として残ることでその維持管理コストがかかるから嫌だと感じてしまいます。

節約してコツコツ投資を続ける私たち投資家にとって、海外旅行を趣味としている人は少ないでしょうか。どうでしょうか。

男は海外旅行好きな女性と結婚すると金が残らないよ、なんてよく聞きますね。冗談か本気かわからないけど。いや、本気か(笑)。

確かに海外旅行に二人で行けば平気で50万円は吹っ飛びますね。

私は海外旅行あまり興味ないのですが、それでもパートナーが行きたいと言えば連れていくかな。行ったら行ったで楽しいわけだし。別に旅行が嫌いなわけじゃないし。

旅行って典型的な体験を直接買うタイプの消費です。家に帰ってきて残るのは思い出とお土産くらい。

そういう物が残らないタイプの消費の方が後腐れがなくて好きです。

中古の軽自動車を50万円で買うくらいなら、海外旅行に50万円使いたいタイプですね。比べるもんでもないですが。