年末に実家に帰った時、ふと母親の本棚が目に入ったのですが、そこに並ぶ本のタイトルにちょっと笑ってしまいました。と同時に、少しもの悲しさを感じました。

私が4歳の時に父親がリストラされて、それ以来母親はパートなどで働き続けています(今もお局経理事務として在籍中)。家事や育児はほとんど母がやっていたので、さぞかし大変だったことかと思います。
高校までは学費は親に負担してもらってましたが、大学は奨学金をもらって自費で通っていました。会計士予備校の費用はバイトで捻出。
しかし、4年後期の学費の支払時に40万円ほどお金が足りなくて万事休す。会計士試験関連の費用が嵩んだこともあり。
まずは父親に相談しましたが「んな金あるわけねーだろ!ボケがー!!自分でなんとかしろ!!!」とぶちぎれ。「まじでこんな親になりたくないわ」って心底思ったのを覚えています。
その後、仕方なく母親に相談。この時初めて母が自分の通帳を見せてくれたのですが、その時の残高が約47万円でした。食費などを工面しながら頑張ってパートで貯めたお金だったんだと思います。
申し訳なかったですが、母の貯金の大半を借りて学費を支払い、なんとか大学を卒業することができました。
在学中に会計士試験にも合格でき、卒業まで監査法人でバイトさせてもらえました。そん時の時給が約3500円と当時の自分からしたら凄まじく高給で興奮しました。
監査のバイト代のおかげで大学を卒業する前には母からの借金は全額返済し、追加でいくらかお小遣いも渡しました。社会人0年目の最低限の親孝行として。
私は東京、妹は埼玉にいます。両親は福岡で二人暮らし。表面的にはそこそこ仲良くやっているようには見えますが、母が親父のことを本音でどう思っているかはよくわからないです。「まさか自分がこんな苦労することになるとは結婚当時は思ってもみなかった」とは数年前に言ってました。
子供の国立大学の学費すらろくに払えない父親なんてダサいなって思いますね、ぶっちゃけ。経済力のない子どもの自分は何も言えませんでしたが。
稼げない男はダサい、いい年してお金を持ってない男はダサい。そういう価値観を私は持ってますが、たぶん子ども時代の経験が影響していると思います。
あ、で例の本のタイトルの件なんですが、まあこれは「老後の資金がありません」にはまって、垣谷さんの書籍を買い集めただけかもしれません。
でも、何だか母の心の声が聞こえてくるようでちょっと悲しくなりました。「夫の墓には入りません」って、まあそうなんだろうなとか、、
「うちの子が結婚しないので」は私のせいでしょうかw。妹は早くに結婚したので。
非常に面白い記事でした。大学の学費自己負担とは大変でしたね。
Hiroさんの頃は在学中に合格すれば四大のどれかには新卒で入れた時代でしょうか。
親族や知人友人にリテラシーがない人がいると、自分はリテラシーのある人間になろう(ひいては経済的に余裕のある人間になろう)という気持ちになりますね。
今の60代より上の世代の親は『どれだけ知人友人に恵まれて経済的に豊かになろうとも、結婚して孫の顔を見せない限りは親不孝者』という価値観なのかなーと感じますね。
そうですね、BIG4どこでも選びたい放題でしたね。
当時はギリギリリーマンショックによる景気悪化前だったので。
ただ入社後すぐに景気悪化で残業代は抑制され、羽振りは悪くなりました。
親が貧乏→子どもが金持ちになろうと努力
親が金持ち→子どもは散財
の傾向があるとすると、資産が代々引き継がれている家庭は凄いなあと思います。
不動産などで固定化しているからですかね。相続税のことなどよく知りませんが。
お母様の苦労の証の貯金がhiroさんの現在の一助(もっとか…)になっているのですね。
やっぱりお金は大事。。。
学生のうちに利子をつけて返したhiroさんを頼もしく思われた事でしょう。
『老後の資金がありません』見ました!
自分事の気持ちになって、天海祐希さん頑張れ!とw(主役ね)。
エンディングは小説とは違うのですね。内容は知らないのですが。
他の小説も世知辛さみたいもの?を感じて、作家さんに興味が湧きました。
hiroさんが家族仲良く、健康でいる事がご両親には一番嬉しい事だと思うので、無理しすぎないでお過ごし下さい。
我が家に貯金は数十万円しかないのかあ、と子どもながら心配になりました。
そのお金を自分の学費に使っておきながら言うのは何ですが。
今は子どもが二人とも出ていき、ある程度は家計に余裕が出てきているようで少し安心はしています。
『老後の資金がありません』面白いみたいですね。
私は見てないですが、母の小説を借りて今度読もうかなと思っています!