過去最大級に忙しい

最近、あまりに忙しくて意識が朦朧とする時があります。

2009年に社会人になって13年目ですが、これまででもっとも多忙な気がします。監査法人時代に自分の担当クライアントを対象に金融庁検査が入った時以来です、毎日日付を超えるまで働いているのは。

1年前から会計システムのリプレイスを進めていたのですが、今月より何とかGo Live。しかし、諸々の課題をUATフェーズで解消できてないこともあり、もうトラブルの連発でして。まあ自業自得だとは思ってますよ。

コロナ禍になってITコンサルさんもリモートワークなので、都度都度メールで問い合わせる必要があって、それがまた面倒です。昔は社内常駐のコンサルタントの方に「ちょっと今いいですか?」とサクッと質問できました。

連結会計システムに本社、子会社の財務諸表を投入して連結処理ボタンをポチっと押すのですが、出来上がりが色々と想定と違いまして。冷凍ご飯をチンしたのに、全然解凍されてないような感じです。まだカッチカチ。

こんなんじゃとても経営に11月度の業績を報告できないということで、てんやわんやしておりました。今週も大変そうです。

儲けの効率と面白さは逆相関

株式をコツコツ買って資本家になる道を一歩一歩進んできたわけですが、だからって労働から逃れられているわけではありません。むしろ、業務量は年々増えています。給料も20代の頃よりはもらっているので、たくさん働かされて当然と言えば当然なのですが、正直しんどい辞めたいって思うこともあります。

ただ今の職場をサヨナラすることはあれど、仕事自体を辞める気は今のところはないです。所謂FIRE願望はないです。将来価値観が変わる可能性はありますが、現時点としては。

最近、マンションを買ったのですが、不動産投資(自宅購入)の勉強は株式投資のそれよりも面白かったです。かなりのめり込みました。

それは、不動産は目に見えて物理的に存在するものだし、何より自分の生活に影響を与えるものだからです。資産性、投資価値を重視しつつ、立地や設備仕様に満足できる物件を選別する作業は、株の銘柄選択の比ではないくらい楽しかったです。

また、不動産の期待収益は株式よりもコントロールしやすい点も勉強、リサーチのやる気が湧く点です。

株式は根源的には実物資産ではありますが、感覚としてはやはりペーパーアセットです。経営はすべてCEOにお任せだし、株価がどう動くかは少なくとも短期的にはミスターマーケットのご機嫌次第です。

それに対して、不動産(自宅)は完全なリアルアセットです。売却価格が維持される立地、価格の見極めはひとえにに自分のリサーチ力次第です。マンション価格は株みたいに日々変動しているわけでもありません。

株はしっかり調べて買っても株価が暴落して損失を被ることがありますが、マンションは下調べを徹底的にやれば手堅く収益を得られる印象です。もちろん、マンションマーケット全体のマクロの動きは株と一緒で予見できないですけど、そもそも自宅投資はキャピタルではなく帰属家賃の累積(≒売却価格と残債との差額)を狙うもんです。

ただし、都心のマンションの利回りは4%を切っているものもあり、低金利であることを考えてもお世辞にも儲けの効率が良いとは言えません。レバレッジで無理やり収益効率を引き上げているだけです。

投資の収益性という観点では、株式>>不動産(自宅)だと思います。でも面白さで言えば不動産(自宅)>>株式です(個人の感想です)。

株式は持ち続けても特に面白いことはなく、の割に株価は激しく上下して心労が絶えないです。でも、だからこそ、長期的に株を持ち続ければ儲かります。インデックスを買っておくだけで、名目で年率二桁の利回りだって夢じゃありません。

不動産よりもさらに儲けの効率が悪いのが労働です。月50時間、年600時間残業しても、残業代は200万円にも及びません。単価によりますけど。

利回り4%で6千万円の自宅マンションを買えば年間収益は240万円です。しかもこれは税引後。利回り7%想定で米株3千万円を運用できれば、年間想定収益は210万円です。

投資はどうしてもボリュームが重要になってきますが、運用額が数千万円規模になってくると、馬車馬のように働いて残業で稼ぐなんてアホらしく思えてきます。

ただ、経理財務の仕事はこれまた不動産投資に負けないくらい面白いところがあるので、これも止められないです。別にやりがいどうこう言う気はないのですが、これと言って趣味のない私にとって仕事も人生の暇つぶしの一つですかね。

自分が楽しいと思えるものほど儲けの効率は低い傾向にあります。

資本主義ゲーム攻略の効率性で言えば、株式投資>不動産投資(自宅投資)>労働だと感じますが、人生の暇つぶしのネタとしての価値という点では労働>不動産投資>株式投資、ですかね~。