ヘルスケア最大手のジョンソンエンドジョンソン(JNJ)に約10万円投資しました。今月の投資は月初に終えていますが、昨日の株価急落を受けて少し買うことにしました。

昨夜(10月21日)JNJは136ドルから127ドルまで6%超急落しました。理由は「ベビーパウダー」の一部を自主回収すると発表したこと。ボトルからアスベストの一種が見つかったとFDAが公表しました。が、あくまで自主回収です。しかも1ロットのみ。

JNJの時価総額は株価下落前で約3,500億ドル。その6%ということは210億ドル、2兆円超です。回収したベビーパウダーは3万3千本に過ぎません。マーケットは過剰反応しているように見えます。

もちろん、表面的な業績インパクトだけでなく、アスベスト問題が長期的な不確実性になるという懸念を反映している面もあるとは思います。決して油断はできませんが、そこそこ買い場かなと思い我慢できずに注文を入れちゃいました。現在のJNJの予想PERは14倍台です。益回り7%。これほどの優良企業がS&P500指数よりも安い値段で売られています。長期投資が前提ならシンプルに「買い」で問題ないと思います。

ま、今回の投資額は10万円です。下落した時価を埋め合わせる程度にしかなりませんね。JNJはすでにポートフォリオの5%に近づいているので、どれだけ欲しくても多額の買い増しはしません。以前は1銘柄ポートフォリオの10%までOKとしていましたが、アルトリアやエクソンモービルで苦しい経験をしてから方針を変えました。分散分散。

業績が堅調な「楽観的銘柄」への投資を増やしたいと最近の記事で書いたばかりですが、いきなり急落銘柄に手を出してしまいました。やはり少しでも割安な銘柄に投資したいという欲は消えません。とは言っても、ジョンソンエンドジョンソンがタバコ会社のような苦境に陥ることは想定していません。Our Credo(我が信条)という素晴らしいコアバリューを掲げる企業理念を信用しています。Long JNJ.