※FY21(2022年1月期)決算データ反映

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はエヌビディア(NVDA)をご紹介します。

基本情報

会社名エヌビディア
ティッカーNVDA
創業1993年
上場1999年
決算1月
本社所在地カリフォルニア州
従業員数22,473
セクター半導体
S&P格付A-
監査法人KPMG
ダウ30×
S&P100
S&P500
ナスダック100
ラッセル1000

地域別情報

地域別売上構成比

地域別売上高推移

セグメント情報

セグメント別売上構成比

セグメント別売上高推移

セグメント利益推移

開示なし

セグメント利益率推移

開示なし

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

0年

過去9年の配当成長

年率+26.0%

この9年で配当は8.0倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2012~2021):+57.2%
過去20年(2002~2021):+22.5%

バリュエーション指標(2022/3/21時点)

予想PER:39.7倍 最新情報はこちら

配当利回り:0.1% 最新情報はこちら

コメント

エヌビディアは高性能ゲームなどに使用されるGPU(グラフィック・プロセッシング・ユニット)メーカーです。あの任天堂もエヌビディアからGPUを調達しています。

時価総額は6,600億ドル(3月21日時点)でTSMC、インテルを差し置いて半導体業界トップに立っています。

GPUはビデオゲームやコンピューターグラフィックだけでなく、人工知能(AI)でも重要な役割を果たします。マーケットは今後も拡大が期待できそうです。

ソフトバンクグループからアームを買収すると発表しましたが、独禁法の関係で破談になりました。

FY21(2022年1月期)の売上高は269億ドルで前年比+61%。ゲーム部門+61%、データセンター部門+58%。ゲームだけでなく暗号通貨マイニング需要も業績の追い風になりました。

つい5年前の売上高はまだ70億ドルほどでした。凄まじい成長です。

粗利率は年々向上しており、FY21のそれは64.9%。営業利益率は37%。いずれも過去最高。

総資産が増加しています。利益潤沢な割に株主還元が少なめで、かつ設備投資もさほど多くないため、内部留保が積み上がっています。

配当利回り0.1%未満でこの3年は自社株買いもありません。アーム買収も消えましたし、これから現金を吐き出していくのでしょうか。