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無利息の奨学金を一括返済するなんて愚行

   

直近9月末の私のバランスシートです。

右上に奨学金債務が867,912円あります。

大学生の時に借りた第一種奨学金で利息はゼロです。これがなかったら私の大学生活は破綻していました。月4万5千円の奨学金+バイト代。これで大学の学費、会計士予備校の学費、日々の生活費を捻出していました。

いつもギリギリの資金繰りでしたが、4年生の時についに家計破綻して母親に数十万円借りました。大学の最後の学費振込を目前にして、預金残高10万円もなく万事休すでした。経営破たんした子会社が親会社に資金援助してもらうようなもんですかね。

早く社会人になって金稼ぎてーー!!

ああ、金欲しいーー!!!

ってずっと思っていました。これが僕の会計士受験の最大かつ唯一のモチベーションでした。

幸い監査法人に就職できてお給料を頂ける立場になりました。

社会人になってから奨学金の返済が始まりました。毎月1万2千円ずつ返済しています。返済が終わる頃には中年のおっさんやな。あ、もう30やからすでにおっさんかな。

 

奨学金は一括返済することも可能です。でもそんなこと絶対にしません。

借金は危険だからなるべく早く返したいという気持ちはわかります。借金を背負ってるという状態から解放されたい気持ちはわかります。でも、低利な借金はなるべく返さない方が得です。なぜなら、借金は勝手に減価していくからです。

ここでいう借金の減価とは、名目返済額は変わらないけどインフレによって実質的な返済負担が減るという意味です。日本はこれだけ金融緩和しているんですから、将来的にインフレ経済になっていく可能性が高いです。今も徐々にインフレは進んでいますね。最近近所のクリーニング店が値上げしました。

日本政府はマイルドなインフレで政府債務を圧縮したいと考えています。にっちもさっちもいかなくなったら、ハイパーインフレ起こして総チャラにするかもしれませんが可能性は低いでしょう。今住宅ローンなどの低利な借金を持っている人は、日本政府に便乗した方が得です。将来減価するであろう借金を無理に繰り上げ返済する意義は薄いと思います。

借金は怖いものというアレルギー反応を乗り越えて、その経済的本質を理解しましょう。借金とは信用と引き換えに現金を借りることです。

現代の現金、紙幣とは何でしょうか?

金と交換できるわけでもない、石油と交換できるわけでもない。現代のお金は何の資産とも交換できない、人々の信用のみによって成り立っています。そんなフワッとした価値の基盤が曖昧なものだから、中央銀行は景気支援という名目で簡単にお金を刷ることができます。金融機能の崩壊を防ぐという名目でも簡単にお金を刷ることができます。

そうしてお金は勝手に減価していきます。
借金も勝手に減価していきます。

奨学金や住宅ローンなど低利な借金は契約で決められた最低限の返済だけ行って、無理に繰り上げ返済はしないことをお勧めします。

経済的な計算ばかりしてがめつい??

そうは思いません。
社会のルールをきちんと理解して有利な立場にいようとしているだけです。

金持ちが必ずしも頭がいいとは限らないが、彼らは無知でいることを拒んでいる。

ロバート・キヨサキ

がむしゃらに仕事頑張ることも大切かもしれませんが、その前に経済の掟(ルール)を理解することが大切だと思います。バットを勢いよく振り回す前に、先ずは野球のルールを理解しないと。

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