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【MCD銘柄分析】米マクドナルドは世界最大の外食チェーンでFCロイヤリティ収入で稼ぎまくる

   

※2016年度データ更新済み
※記事更新(2017/11/27)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はマクドナルド(MCD)をご紹介します。


    マクドナルド財務情報

基本情報

会社名 マクドナルド
ティッカー MCD
創業 1940年
上場 1966年
決算 12月
本社所在地 イリノイ州
従業員数 375,000
セクター 一般消費財・サービス
S&P格付 BBB+
監査法人 EY
ダウ30
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

地域別売上高

MCD地域別売上高

 

事業構成

ハンバーガーチェーンの直営店運営及びフランチャイズ。
(フランチャイズが8割以上)

 

業績

 

キャッシュフロー

 

株主還元

この記事を読むともっとこのグラフを理解できます!

※単位は「百万ドル」ではなく「ドル」の誤りでした。

 

連続増配年数

40年

 

バリュエーション指標等(2017/11/27時点)

PER:27.8倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.4% 最新情報はこちら

配当性向:62% 最新情報はこちら

 

感想

マクドナルドは誰もが知る世界トップのハンバーガーチェーンで、全世界に3万7千店舗もあります。もっとも多いのは米国で1万店舗以上あります。次に多いのが日本で約3千店舗です。

米マクドナルドが世界各国の販売店舗を直接運営しているケースは稀で、大半の店舗はフランチャイズ(FC)です。FC店舗の売上高の数%及び不動産賃借料相当をロイヤリティとして徴収しています。FC化とはつまり、アセットライト(資産の軽量化)するということでバランスシートを軽くすることを意味します。外食産業ではこのFC化が主流で、むしろマクドナルドのFC化は遅いくらいです。

マクドナルドのFC比率は現在80%強ですが、今後95%まで引き上げる方針です。2017年には中国と香港の事業(約2600店舗)を同国企業に売却することで合意しました。中国のマクドナルド店舗から20年間に渡ってロイヤリティ収入が得られる見込みです。

(マクドナルドの儲けの秘密についてはこちらの記事も合わせてご参照下さい。)

米マクドナルドの過去10年の財務データを確認しました。

売上高はFY13の281億ドルをピークに減収が続ていますが、これはFC化を進めているのに加えてFY15以降はドル高が悪影響を与えています。米国外売上比率が7割弱あるので、ドル高にはネガティブです。FY17以降も引き続き減収予想ですが、利益は上向く見込みです。

グロスマージンは改善しており、FC化で利益率が向上していることが伺えます。

ROEがFY16に200%近くまで跳ね上がっていますが、これは直近の純資産がマイナスとなっているためです。つまり、米マクドナルドは債務超過ということです。しかし、これは今まで積極的な株主還元で純資産を吐き出してきたため生じた資本不足です。特に財務的な懸念はありません。2017年業績は好調で株価は大きく伸びています。

キャッシュフローは非常に美しいです。2014年~2015年辺りだったでしょうか、日米ともに業績が落ち込んだ時期もありましたが、キャッシュは安定してガッチリ稼いでいたことが一目瞭然です。最近、営業CFが鈍化しているにもかかわらずフリーCFが伸びていますが、FC化を進めて店舗への投資支出が減っている証です。

連続増配40年で株主還元は立派です。特に目を引くのは自社株買いの規模です。FY16の配当総額は30億ドルでしたが、自社株買いは112億ドルも実施しています。配当の3倍以上もの自社株を買い戻しています。FY15の総還元性向は200%超、FY16のそれは300%超です。尋常ではない規模の株主還元です。こういう株主還元に積極的な企業は長期投資に向いていると思います。

 

2017年マクドナルドの株価は急伸しました。株価は年初120ドルほどだったのに、現在(11月後半)は170ドルに届く勢いです。40%以上も株価は上昇しました。ここまで上がると割高感を感じるかもしれませんが、配当利回りはまだ2.4%あります。今後もロイヤリティ収入をたんまり稼いで、それを粛々と株主に還元してくれるはずです。長期投資前提なら、今の株価で投資しても全く問題ないと考えます。

 - 米国株銘柄分析