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【EMR銘柄分析】エマソン・エレクトリックは連続増配60年超の電子機器コングロマリット

      2019/01/11

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はエマソン・エレクトリック(EMR)をご紹介します。

基本情報

会社名 エマソン・エレクトリック
ティッカー EMR
創業 1890年
上場 1944年
決算 9月
本社所在地 ミズーリ州
従業員数 87,500
セクター 資本財
S&P格付 A
監査法人 KPMG

ダウ30 ×
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

地域別売上構成比

セグメント別売上構成比

業績

キャッシュフロー

バランスシート

資産

負債純資産

株主還元

連続増配年数

62年

過去9年の配当成長

年率+4.4%

この9年で配当は1.5倍になりました。

過去の株主リターン(年率、配当込み)

過去10年(2009~2018):+9.7%
過去20年(1999~2018):+7.2%
過去30年(1989~2018):+10.8%

バリュエーション指標(2019/1/9時点)

予想PER:14.8倍 最新情報はこちら

配当利回り:3.2% 最新情報はこちら

コメント

エマソン・エレクトリック(EMR)は、1890年創業の交流モーター製造会社を起源とする電気、電子機器コングロマリット企業です。BtoBの産業向けのみならず、BtoCの一般消費者向けにも電子機器を供給しています。世界150カ国以上でビジネスを展開しており、北米での売上高が約半分、アジアと欧州がそれぞれ2割ほどです。

60以上の独立した事業体を傘下に抱えていますが、事業セグメントとしては大きく以下の3つに分かれています。
・Automation Solution(自動化ソリューション)
・Climate Technology(温度空調コントロール)

・Tools & Home Products(工具及び家庭用品)

自動化ソリューション事業では、計測・分析機器、工業用バルブ、レギュレーター、それらを統合したシステムの提供を行っています。なかなか製品イメージが湧きません。会社ホームページを見ましたが、専門性の高い工業製品ばかりです。

温度空調コントロール事業は、住宅の冷暖房、業務用のエアコン、冷蔵庫などを取り扱っています。食料品店の冷蔵装置の温度コントロールを遠隔監視や、冷蔵輸送サービスの温度監視といったサービスも提供しています。

工具及び家庭用品部門では、配管工事に使用するパイプレンチ、パイプカッター、排水管洗浄装置、家庭及び業務用の扇風機、給湯器、廃棄物処理装置などを取り扱っています。

幅広い工業製品をカバーしているなと思いました。顧客も小売り、外食からエネルギー産業、一般消費者まで幅広そうです。

なお、2016年12月にNetwork Power(ネットワーク電源システム)事業を売却しました。

財務データを見てみましょう。

売上高推移を見るとFY16にガクッと下がっていることがわかります。Network Power部門を売却したためです。それ以降FY17、FY18と成長しています。

FY18(2018年9月期)の売上高は174億ドルで前年比+14%。ただしM&Aによって押し上げられた影響があり、オーガニックな成長は+8%ほど。自動化ソリューション部門が伸びました。利益も安定しています。

営業CFマージンは15%前後あります。設備投資が意外と少なくフリーCFも潤沢です。

バランスシートについて。固定資産が総資産の7割を占めます。FY18に10%ほど固定資産比率が上昇していますが、買収によってのれんと無形資産が増加しているためです。設備産業という印象がありましたが、機械装置等の有形固定資産が総資産に占める割合は17%と低いです。

連続増配62年の配当王。ただしここ10年の増配率は年率4%ほどで緩やかです。自社株買いを含めた総還元性向は毎年ほぼ100%です。

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