仕事は楽しくやろう、って言われることはよくありますけど現実はそうはいかないことが多いです。僕は会計やファイナンスは好きですけど、期限に迫られた決算期間中はとてもじゃないですけど「楽しい!」なんて思う余裕はないです。PCで長時間細かい数字ばかり見て目が疲れるし、さっさ仕事終わらせて帰って寝たいのが本音。

楽しく働けるに越したことはないけど、現実問題としてお金を稼ぐのはそんなに甘いもんじゃないです。社会人になってもう10年くらい経ちますし、さすがにそれくらいはわかっています。

ただ、楽しくやらないと仕事にならない職種もあると思っていて、それがコンテンツ・クリエイターです。動画や文章といったコンテンツを作るのは楽しくやらないとダメですね。ブロガーとして文字コンテンツを3年半作り続け、かつ日々YouTubeなどでコンテンツを消費している者として、強くそう思います。

コンテンツ作りに楽しさやワクワク感がないと、それは視聴者や読者に伝わります。あまり楽しんでいないゲームを無理矢理楽しそうに演じて実況しているなあと、YouTubeを観ていて何となくわかる時があります。雰囲気で伝わります。興味ないけど、有名ゲームソフトでマーケットが大きいから配信してんのかな~って勘繰っちゃいます。まあ、そんなの配信者の自由なわけですが、僕はそういう動画を観たいとは思いません。

心から楽しそうに配信している様子を見ると、観ているこちらも楽しくなります。元気をもらえるというか。

文章も同じですね。毎日更新するというルールを守るために嫌々記事をアップしていると、それは何となくフワッと読み手に伝わることがあります。心がないというか、人間味がないというか。

コンテンツビジネスって作品とお客さんが直接的に結びついているから、クリエーターの感情がそのままお客さんに転移するような気がします。サラリーマン社会ではそういうことはあまりありません。疲れるけど仕事だから嫌でもやるかあと重い腰を上げて決算書を作っているのが世の経理マンの大半とは思いますが、その負の感情は財務諸表の読み手(投資家やアナリスト)には伝わりません。無機質な数字の羅列とお堅い文章が載っているものですし。

楽しくコンテンツを作ることは自分のためでもあるけど、何よりコンテンツを見に来てくれる人のためです。

僕はこのブログを仕事と思って気張ってやってるわけじゃないけど、毎日見に来て下さる方もいるし、読んでよかったと思ってもらえる文章を書きたいとは常に思っています。幸い、今のところは楽しくやれています。それが伝わっているかはわかりませんが、投資のこと会計のこと他何でも思い付いたことを好き放題書いて楽しく運営させてもらっています。

記事を書くことが楽しいと思えなくなったらブログは辞めます。そんな精神状態で書いた文章を投稿しても、読者さんはきっとつまらんと思うだろうし。別にブログで飯食ってるわけでもないし。広告収入というインセンティブは確かにありますが、ぶっちゃけそんなに儲かるもんじゃないです。まあ、それはマネタイズの仕組み構築をサボっている自分の怠慢の結果ではありますが。

ブログをやる目的は人それぞれですが、私は訪問してくれた方に楽しく読んでもらうのが一番の目的です。その目的が達成できなくなった時、つまり私自身が楽しくブログ運営をできなくなった時がブロガー引退のタイミングかな。まだまだ大丈夫そうです!